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2022年08月02日

裏S区6


そこで俺も、恐いと思ったことを2つ聞いた。
1つ目は、Bさんに殴られる前に見た『顔』。
2つ目は、飛び降りしたはずの人間が階段に居て、下の遺体のもとに駆け寄ろうとしていたが、アレは何だったのか。

そうするとBさんは、2つ目については

「死んだ人間は、死んだことを分からない事が多い。だから、下に自分が居たので、取りに行こうとしたんじゃないかな」との事。
ただ、そこで邪魔をされると、呪いをかけようとするとの事。
ここで俺は、「邪魔をしていない」とくちをはさんだところ、

「お前、エレベータ―を読んだだろ?『ピン』って音が邪魔なんだよ」

って、Bさんの口調がかなり強い言い方に変わった。
本当に飛び跳ねそうになった。俺の両親もかなりびびってきてた。
Bさんはそのままの口調でいった。

「お前なぁ、見ちゃだめだろ?俺はいいがお前はだめだろ?見んなよ。俺をみんなよ。なぁ?おい。聞いてるか?おい?」

って感じで。

さすがに親父が怒って、「何言ってんだ?怖がらせてどうする!」というと、Bさんがビクンってなって、

「あ、ごめんなさい。申し訳ない。ちょっと来てたので、聞いて見ようと思ったんです。申し訳ない」

って言い出して、口調を戻した。

「見てはダメだったと言っても、見たくて見たんじゃないから、もういいだろ?な」

と自問自答を繰り返し、その後俺に向かって、

「もう、絶対に大丈夫。本当に申し訳なかった。この亡くなった奴も××××に追いかけられてて、〇君にのりうつってたあいつに怒ってしまって、〇君のとこに来たみたい」

との事。

1つ目の質問については、「それが××××」との事。
(この名前はもしかしたら、日本語とかでは無いが、もしくは方言なのかなぁとこのときに思った)

そして、Aのおばあさんが××××になってしまった。
でもAの親父が、自分の母を消すのは心許せないとの事で、御払いを避けてたとの事。
ただしAが亡くなってしまったため、流石にもう腹を決めたらしく、御払いを昨日済ませたとの事等を聞いた。


そして、Bさんが帰るとの事だったので玄関で見送りした。
Bさんが玄関を出た直後に、いきなりBさんの笑い声が聞こえた。

「あははははは。はははは」って。

俺はびくっ!ってなり、膝から崩れた。
親父は「やっぱりあそこの連中はおかしいわ」と、恐さからか、それとも本当に怒ってるのか、怒鳴る感じでそういってた。
母は「もう、あの人らに関わるのはやめようね」と言い出して、涙目になってた。
あんな話をしてて、笑いながら御祓いをすると聞いても、家を出た瞬間にあんな笑い声を張り上げている奴を、流石に同じ人種とは思えない。

「あはははははは」と笑ってて、その声が聞こえなくなって、初めて三人とも動けるようになり、リビングに戻った。
俺が「あいつらはおかしいよ。絶対異常やって。っていうか、あいつエレベータ―で帰ったんやろうか」と言ったらら、親父が「あいつとか言うな。一応年上だろうが。はぁ…もう、関わらんようにしとけ」と言って、鍵を閉めに行った。
その直後に、「はやくかえれ!!」っていう怒鳴り声が聞こえて、心臓が止まりかけた。
母親も「ひぃ」ってなってた。
親父が鍵を閉める前に、夕刊が郵便受けに入っており、それを中から取ろうとしたら、上の部分に引っ掛かってしまい、外から取ろうとしたらしい。
そうしたら、Bさんがまだエレベーターホールでニヤニヤしていたらしい。
親父はぶち切れてて、「警察呼ぶぞ!」とか言い出しており、(怖かったんだと思う)横の家の人とかも出てきて、Bさんは「え、い、いや、今帰ろうとしたとこです。Aえ?なんですか?」とか言ってたらしい。
言った瞬間に又ケタケタと笑い始めて、エレベータ―に乗って帰ったらしい。
(親父が「塩まけ。塩!」と言い出し、狂ったように塩をまいていたので、隣人からしたら親父も異常に見えたかも)


その後、両親と一緒に有名な神社に行って御祓いを受けて、家を引っ越した。
S区からは移動していないため、同じ学校の地域だったが、俺は他の地区の学校に転入をしてもらい、それ以降は一切裏S区に近づいてはいない。
今は新S区と名前を変えてるが、地域自体は変わっていないようであり、従兄弟の通うS区の学校では、未だに同和教育があり、地域とは言わないものの、差別的な事が現実にあると教えてるとの事。

しかし、アクマで部落、集落への差別としか言わず、裏S区の事情、情報は皆無で、裏S区と呼ぶと教師が過敏に反応し、「新S区だ」と言い直したりとかもするそうである。
(これは九州特有の人権主義、日教組等によるものだと思うけど)
Bさんに関しては一切関わりを絶っているため、今はどうなってるかは不明。
うちの両親はこの事件までは、裏S区に関しての差別意識は皆無だったが、これ以降はかなり毛嫌いしており、その地域の人達の姦計をかなり制限している。

俺はそれ以降霊的な出来事は皆無だけど、エレベータ―だけは一人で乗れず、はずかしながら一人で寝ることも出来ないので、妻にすごく馬鹿にされている状態。
終った直後の頃は、トイレに行くときも親を起こして、(高校生なのに…)一々行ってた位に、心身が恐怖で埋まってた。

俺に関しては、裏S区の出身を聞くと、差別というよりも恐怖だけが全身を駆け巡り、話も出来なくなる。
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