2020年04月27日
マダオの観察日記
マダオの観察日記とは、
銀魂は
でも漫画の方でも終わる終わる詐欺をやったし、実写映画化したが小栗旬と思しき人物が柳生九兵衛の誕生日パーティに登場していたりと、原作も原作である。
【内容】
明日から夏休みだからと思いワクワクして眠れなかった大五郎が、朝のラジオ体操に遅れながらも、公園に行くとそこには酒を渇望するマダオ(長谷川泰三)がいた。
7月21日、『公園の主でゴロゴロして何もせず、酒を持ってきたら喋るようになった。
マダオはいつになったら、咲くのだろう』
マダオはいつになったら、咲くのだろう』
7月22日、『酒をやっているのにまだ咲かない。動きも働きもしないのを聞くと、
「一度枯れた花は二度咲かねーんだよ」と悲しそうな目で答えられた』
「一度枯れた花は二度咲かねーんだよ」と悲しそうな目で答えられた』
7月23日、『マダオはまだ芽が咲かない。お酒をあげても全部、目から流してしまう。
せっかくあげたのにどうして流すのと尋ねると、
「ごめんね。もう流さないから。もう泣かないからごめんね」
と謝罪。日が暮れるまで酒を飲んでいた』
せっかくあげたのにどうして流すのと尋ねると、
「ごめんね。もう流さないから。もう泣かないからごめんね」
と謝罪。日が暮れるまで酒を飲んでいた』
7月24日、『マダオはまだ芽が咲かない。ケガをしているようなので様子を聞くと、首吊り用のブランコを作ろうとしていたらしく、失敗してケガをしてしまったらしい。
どうして、公園にブランコがあるのに作ろうとしたんだろう』
どうして、公園にブランコがあるのに作ろうとしたんだろう』
7月25日、『マダオはまだ芽が出ない。
ラジオ体操に行く途中、線路で寝ているマダオを目撃した。
線路上で寝ているのかと尋ねると、寝苦しくなってここまで転がってきたと答えている』
ラジオ体操に行く途中、線路で寝ているマダオを目撃した。
線路上で寝ているのかと尋ねると、寝苦しくなってここまで転がってきたと答えている』
この時点で、職を失いホームレスと化したおっさんが二度も自殺未遂を起こしていることを察した先生が、大五郎の観察日記の内容を発表中止させるのだが、寺小屋の子供たちから「もっとマダオの話を聞きたい」とマダオコール。先生はマダオがどうして子供達の心を掴んだのか疑問に思いながらも、大五郎に要点だけ掻い摘んで観察日記の内容を発表するように指示する。
8月1日、『家族(マダオ)が増えました』
先生から「掻い摘み過ぎだろおおお!」などと大声でツッコミを入れられている。
『寝床は用意してやったが、相も変わらずマダオは芽が出なかった。
じっと虚空を見つめるだけのその乾いた双眸からは何も窺い知ることはできない。
地に墜ちた堕天使ルシファーの意を神が介することが出来なかったように。
一体何が不満だと言うのだ……。
そんな問いにマダオは答えることもなく苦い顔でウィスキーをなめるばかりだった』
じっと虚空を見つめるだけのその乾いた双眸からは何も窺い知ることはできない。
地に墜ちた堕天使ルシファーの意を神が介することが出来なかったように。
一体何が不満だと言うのだ……。
そんな問いにマダオは答えることもなく苦い顔でウィスキーをなめるばかりだった』
そして寝床と記載されているが、用意されたモノは犬小屋であり、「何が不満なのか一目瞭然だよね!家族が増えたってそういう意味で!?いきなり文章が達筆になってるし、お前の成長が見たかったわ!大人の階段じゃなくエスカレータ!」と、先生。
しかも、日記内容には舞台が江戸なのにコンドルが上空を舞っていた。
それから10日ほどしてもマダオの芽が咲くことはなく、頑なに無造作にウィスキーの瓶を投げつける日々が続く。母親の方も犬ではなくマダオを飼っていることに勘付き始めていた。大五郎の母親は、女手一つで育ててくれており、母親がいつの頃からか男を信用しなくなったと家庭内の事情がつらつらと書かれているが、先生から「母のことはもう良いから締めて」と言われるも、まさかまさかの観察日記で過去編に突入する。
『3年前の8月10日、あの日もうだるように暑い日だったのを覚えている。
お袋の旦那、つまり俺の父親もマダオだった』
お袋の旦那、つまり俺の父親もマダオだった』
内容を要約すると、腕の良い大工であったが事故で腕が使えなくなり、家族に暴力を振るい酒浸りの日々であった。母親を馬車馬の如く夜遅くまで働かせながらも、優しかった父親のことを知っている大五郎親子は、父親が元に戻ってくれると、まだ救いはあると信じていた。しかしある日、大五郎は母親と一緒に帰宅し、そこで目撃したのは父親の浮気現場であり、希望は粉々に打ち砕かれることになる。
大五郎は柄にもなくマダオ(長谷川)に話すも、マダオからは「俺を見せるなんて、かーちゃん苦しめるだけなんじゃないのか」と犬小屋の中から指摘されている。大五郎は後悔の念を覚え、いつしかマダオと父親を重ねてみていたのかもしれないと、心中で独白している。
母親を苦しめてまで何がしたかったのか、あの時の忘れ物を今さらになって取り戻すことが出来るのかと思う中、その日マダオはバーボンに口を付けることはなかった。
8月11日、江戸に台風が直撃する。犬小屋に住むマダオを家に避難させるために外に出る大五郎であったが、小屋の中にはマダオの姿はなく、酒浸りで弱り切った彼を救うために大嵐の中、外に出ようとした。当然のことながら母親から止められるも、どういった経緯で友情が芽生えたのか不明だが、マダオと言いかけた大五郎に母親は「やっぱりあれはマダオだったんだね」と言われるも、啖呵を切って友達だと断言する。
翌日、大五郎はマダオを見つけることが出来ず、風邪の所為か文章が巧く書けなくなっていた。そんな大五郎の元へ、マスクを付けた母親が現れ「マダオを飼うなら恥ずかしいから、家にしなさい」と言われる。
マダオは泣きながら大五郎の涙をハンカチでふき取るも、彼も同じように泣いていた。「酒を飲んだの?」と尋ねるが、
「いや……もう酒は飲まねーさ」
と答え、それからマダオの自堕落的であった生活は一変することになる。母親が仕事にいっている間、掃除・洗濯などの仕事を率先してやるだけではなく、買い物の帰りの途中で再就職先を探すために求人書を読み漁るなどの積極的な姿を見せた。
いつしか母親の方はマダオではなく長谷川さんと呼ぶようになり、彼はマダオではなくなった。その内、母親の方から「お父さん欲しくない?」と恥ずかしそうに尋ねられ、よく意味の分からなかった大五郎はマダオに尋ねるも「知らねーよ」とそっけない態度を取られる。
8月26日、いよいよマダオの芽が出る日が来ることになる。
マダオは大五郎の母にどん底からここまで這い上がることが出来たと述べ、面接のためにスーツを着用したマトモな姿であった。
面接のため会社にいくマダオであるが、そこでは「真人間になった」長谷川と同じマダオがそこにいた。第二の元マダオは「何度も寄りを戻そうと妻と連絡を取っていたが考え直してくれと言われていた。散々迷惑かけていたし」と言っている。長谷川は気になって、第二の元マダオに息子を聞いたところ……。
一方、長谷川は大五郎の家に帰ることはなく、行方不明となっていた。マダオを心配する母親に「就職に落ちて合わせる顔がないだけ」と語るうちに、実親からの復縁の話が持ちかかり、元夫と出会った母親は嬉しそうな様子で接していた。
復縁相談の食事の帰りに、元の自堕落的な状態となったマダオに再開する大五郎であるが、母親からは「もうあの人に関わるのはやめなさい!」と言われている。しかし大五郎はマダオのことを「立派な侍」と述べたところで、二人は別れることになる。
公園のベンチでワンカップ片手に酔漢の様子を見せていたマダオであるが、カップの中身はただの水であり、実はマダオは酔ってなどいなかったのである。
日記はここで終わり先生含めて子供達が涙する中、観察日記ではなく小説と称される中、映画の如くエンドロールが流れる。
「いや素晴らしかった、みんな、大五郎くんに拍手!」
と先生が絶賛する中、エンドロールの最後に出てきたのは、
監督・脚本:お母さん
という衝撃的なオチが待っていた。
実はこれ、途中で文章が下手になったのは母が台風の中、マダオを探して風邪を引いただけである上に、「お父さん欲しくない?」はマダオ(長谷川)ではなく元夫との再婚を意味していたものだと思われる。
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