2012年06月20日
ギリシャ問題
たまには経済的な話題でも。
ギリシャの緊縮財政派が選挙で勝ち、EU離脱は避けられたみたいですね。
ギリシャの人にしてみれば
緊縮財政をとれば失業者が増え、仕事も減り生活は苦しくなり、
EU抜けても信用が無く自国通貨大暴落で輸入出来ず物不足で大混乱、
国全体の混乱よりは生活苦を取る苦渋の選択でしょうね。
ただ圧勝という訳ではない事からEUの他の国を当てにしている様な節が見える様な・・・
(緊縮の内容の緩和を求めたりね)
ニュースでギリシャ人の一人が
ギリシャ人はEUの中で2%しか居ないから
今回の混乱はギリシャのせいでは無く他の大国のせいである、
と話していました。
全員では無いまでもギリシャ人の認識とはそんな所なんですかね。
だいたい今のお金というのは信用で成り立っている物です。
その為、今回の様なEUの中でも小国の破綻であっても
ユーロという通貨の信用が落ちて同じ通貨のEU加盟国全体が混乱に陥ります。
正直以前の通貨のドラクマでギリシャが破綻しても大した混乱は起きないですが
世界で2番目に使われている通貨のユーロだと影響が凄まじく大きいです。
要はもうちっと責任感じろ、ギリシャ人!て感じです。
しかし昔は純金と交換出来る引換券として出来たお金が
独立して価値が出るというのは面白いですね。
純金の裏づけも無く紙幣その物は紙というほとんど無価値な物です。
それを皆が価値のある物と信じる事で世界経済が成り立っているという
何とも壮大でロマンチックなお話ですよね。