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タグ / 処刑台の記憶

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処刑台の記憶 [2015/05/06 00:00]
“斧”は考えていた……。「私は…幾人の首を刎ねただろう」悪人、反逆者、革命家、政治家……中には全く罪のない人間もいた…。もう何も覚えていない。ただ一人、あの男……いや、男というには早い、あの少年を除いて…。 その少年は、断頭台に頭を置いても全く動じる気配がなかった。どんな屈強な男でも卑劣な悪人でも死を目前にすると、わずかな希望や行き場のない絶望が精神を支配する。それは刎ねる瞬間、わが刀身から直接伝わってくるのだ。 しかし!彼は他の誰とも違った!彼の精神はただ希望が溢れてい..
処刑台の記憶 [2014/03/06 00:00]
帝国軍の牢獄にある処刑台で使われていた斧。この斧で幾千もの首がはねられた。初めは処刑に使われていた、ただの疎むべき存在であった。 製作者自らがこの斧に倒れたことをきっかけに、斧がただの斧でなくなった。斧は何かを求めるように、小枝を落とすように次々と首を狩っていく。 民からの人望も厚い王国の将軍も断頭台に頭を乗せられ、民衆が見つめる中、その血を流していく。処刑者に善悪はなく、あるのは首の無い骸だけ。 幾百年の時を経て、斧はさまざまな首を狩り続ける。幾十の王国の処刑を執行し..
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