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2019年03月02日
黒の書
2019年03月01日
白の書
2019年02月11日
7号の杖
美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい
美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい
美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい
美味しい美味しい美味しい美味しい美味しい不味いよ美味しい
美しい美しい美しい美しい美しい美しい美しい美しい美しい美
しい美しい美しい美しい美しい美しい美しい美しい美しい美し
い美しい美しい美しい美しい美しい美しい美しい美しい美しい
美しい苦しい美しい美しい美しい美しい美しい美しい美しい美
しい美しい美しい美しい美しい美しい美しい美しい美しい美し
大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大
好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好
き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き
大好き大好き大好き大好き大好き抱きたい大好き大好き大好き
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ワイコワイコワイコワイコワイコワイコワイコワタスケテイコ
2019年02月10日
百獣の剣王
【0806-0002】
報告:巨大工場の地下深くに新たに旧世界の生産施設の稼働が確認された。機械生命体の反応は確認されていない。
推測:自動化された人類遺跡が現在まで活動を継続していた。
推奨:司令部への報告と、さらなる調査。
【0806-0006】
報告:巨大工場の地下深くに存在する制御システムは、旧世界の人類が作り出した物である事が判明した。
推奨:調査の継続と、各種システムのデータバックアップ及び解析。
【0806-0018】
報告:調査対象である工場制御システムの調査が完了。内部のデータから人類情報が検出され、人類の人格データを利用した物である事が判明した。本件については慎重に調査を進める事に決定された。以上。
【0806-0021】
報告:調査対象である工場は旧世界の人類が作り出した兵器工場と判明。工場制御には当時の国家元首と国民の人格データが生きながらにしてシステムに組み込まれた事も確認されている。
疑問:人類の戦争に対する非合理的な生産活動。
2019年02月09日
エミールヘッド
2019年02月08日
鉄パイプ
2019年02月07日
三式戦術槍
どこか遠い国からやってきたと言われるその武器の最初の印象は「無骨」という一言だった。錆びた柄、意味不明の機械、こぼれた刃……槍と言われて売られていたが、その用途には重すぎるように見える。仕入れたは良いものの、こんなモノが売れるんだろうか……?
ウチの王様には困ったもんだ。「3日以内に一番重い武器を持ってきた者に褒美を与える」なんて急に言い出すんだから。なんでも勇者を選抜するのに使うらしいが、言われたこっちはたまったもんじゃない。だから、ガラクタ屋でこのクソ重い槍を見つけた時は、自分に女神さまが付いてるかと思ったね。
相手の国を滅ぼした時に武器を奪い、それを誇るのは武勇の証だ。ただ、奴らの国から奪ったこの武器はどうも使い勝手が悪い。小便を垂れ流しながら命乞いをしていた王が大事にしていたから、さぞや価値のあるものだと思ったんだが、鑑定士によると単なるガラクタらしい。ガッカリにも程がある。
機械生命体との戦いで発見されたその武器は、おそろしく経年劣化していたが、研究部によって未発見の回路が発見された事で一躍話題の武器となった。旧世界にそのようなテクノロジーがある事は考えづらい事から、研究者の間では偽装を疑う声も上がっているが、今後の戦闘に役立つ事は間違いないだろう。
2019年02月06日
四◯式斬機刀
2019年02月05日
黒の倨傲
その槍を持って一度舞えば、100人を魅了し、1年の寿命を奪われる。そんな呪われた噂が立ったのは、舞踏家一門の頭領が若くして死んだ時だった。彼は普段から好んで、薄気味悪い槍を使って舞っていたのだ。
頭領の死後、彼が好んで使った槍は使用する事を禁じられ、蔵の奥へとしまわれた。もともとあの槍は南蛮から来た赤い目の商人が売っていた物だったが、頭領が値切りに値切って信じられない程の安値で手に入れた物だった。
南蛮から来た武器の割に、不思議と日本の文化を感じさせる顔の装飾が槍には施されていた。顔にはどこか血を拭ったような汚れがついており、掃除を任せられている小間使いも恐ろしがって近寄らなくなってしまう。
薄気味悪くて、捨てるにも捨てられず困っていたその時、あの南蛮の商人がフラリとやってきて引き取ると申し出たのだ。彼は売った値段と同じ小銭で槍を引き取ると、薄い笑みを浮かべ、妙な音でこう言った。「ごチソうさまでシタ」
2019年02月04日
白の約定
2019年02月03日
白の契約
戦闘中に不具合。プロセスを強制終了し、戦闘継続。
飛び散る血・血・血・油。
巨大な廃工場の内部で、機械生命体の叫びと絶叫が木霊する。
あれは敵だ。だから倒さなくてはならない。
機械達の中には親子のような姿をした者がいた。
彼等は泣き叫びながら、私に命乞いをする。
そんな敵を何十匹、何百匹と倒してゆく。
自分の心が凍っていくのを感じる。
機械達が踊るように周りを取り囲む。
許さない、許さない、許さない。彼等は口々にそう叫んでいる。
私は剣を抜き、戦いを挑む。
夢はいつもそこで覚めるのだ。
目が覚めると、虫の声が鳴っている。
最近、休眠時間が伸びている。不具合だろうか。
長い夢を見ていたような気がする。
彼の寝顔を見ながら、私は、唇を強く噛み締めた。
2019年02月02日
ポッド153
ポッド153
「報告:商業施設の廃墟にて過去の文化財を発見」
ポッド042
「推奨:文化財から得られる人類の情報の収集」
ポッド153
「了解:この文化財の構造の解析を行う」
「解析完了、この文化財に関するデータを検索」
「汎用OSを搭載した小型通信端末」
「通称『スマートフォン』と推測」
ポッド042
「提案:スマートフォンの修復」
ポッド153
「報告:修復完了」
「メモリー内に保存されたデータを発見」
「データの再構成を試行……」
「データの再構成完了」
「メモリー内に複数のアプリケーションを確認」
ポッド042
「要請:アプリケーションの情報の開示」
ポッド153
「報告:人類が制作したソーシャルゲーム」
「ガチャと呼ばれる課金システムを実装」
「莫大な利益を生み出していた、との報告がある」
ポッド042
「提案:アプリケーション起動」
ポッド153
「了解」
「『シノアリス』起動」
ポッド153
「警告:ヨクボウのダウンロードが進行中」
ギシン
「アレアレアレ……」
ポッド042
「疑問:ライブラリという概念」
アンキ
「私達ヲ呼び出しテしまってイインデスカ?」
ギシン
「世界観ダイジョウブですか?」
アンキ
「ナイトメアになってしまうノデスカ?」
ギシン
「シカシ戦う皆様は大歓迎イタシマス!」
「ヨウこそ、最悪の世界へ」
2019年02月01日
ポッド042
「当機は随行支援ユニット『ポッド042』」
小さな箱型の機械が、無機質な声で話しかけてくる。
宙に浮かぶポッドに、私は事務的な応答をする。
戦場で役立つ情報以外に、言葉は必要ない。
「推奨:敵機械生命体の速やかな破壊」
ポッドから放たれる弾丸が、易々と敵の装甲を貫く。
その射撃には一片の迷いもなく、無慈悲なように見える。
もっとも、彼に「慈悲」という感情があれば、の話だが。
「敵の破壊を確認。次の目的地をマップにマーク」
過酷な戦闘の余韻のなか、ポッドの冷静な声が耳に届く。
私の背後を護ったときの傷が、ポッドの側面に残っている。
「何の為に傷つくのか」……私はその意味を考えていた。
「報告:感謝」
暖かな木漏れ日の下、ふと、ポッドを軽く撫でてみた。
返ってきたのは、いつもと変わらない無機質な声。
心なしか嬉しそうだったのは、きっと私の気のせいだろう。
2019年01月10日
千年樹の嘆き
おや旅のお方、誰かお探しかい?え?銀髪の少年?……ああ、そういう子もいたねぇ。そうそう、小さな妹がいたんだ。子供ふたりで健気に暮らしていて村では皆に好かれていたよ。食べ物や服のお下がりなんかをもらっていたっけ。
でも、大きくなったらその子、平原にいるイノシシを狩りに行ったりしてたんだ。あの大きなイノシシだよ?しかもまだマモノがいた時代だ。どうやってイノシシを倒したのかみんな不思議がってたんだ。うん。
え?その銀髪の少年がどうなったかって?もちろん大昔に死んださ。それからしばらくして住んでた村も無くなったらしい。ほら、ちょうどこのあたりがその村のあった場所だ。あそこの小さな池に浮いてる花は昔は貴重な花だったらしいよ?
何でそんな大昔の事を知ってるかって?さあ……よく覚えてないねぇ。年を取るといろんな記憶が曖昧になってくるからねぇ。私も昔は、どこかでその少年に出会った気がするんだよ……どこかで……なんて言う名前だったかねぇ……
2019年01月09日
奇術師の杖
サァサァ、素晴らしいサーカスの始まりだ!大きな象の曲芸や、口から火を噴く男、空中ブランコにトラの火の輪くぐりもあるよ!……って、こんな場所で叫んでても客は来ない、か。最近はこのサーカスもすっかり寂れて、商売上がったりだな……
大体、ウチのサーカスは地味過ぎるんだよ。筋肉や技術に任せた複雑で玄人好みのワザはスゴイが、一回観たら終わりだしな。客を何度も引き寄せるには、なんつーか、もっとこうケレン味のある派手な要素が必要なんだよ……例えば、ものすごく美人でセクシーなオネェちゃんとか。いや、ウチの団員には無理だけど。
そうだ。曲芸の合間にちょっとした笑いを取るってのはどうだろう?そうだな。このステッキを振り回しながら、おかしな化粧をして歩き回るんだ。曲芸をわざと失敗して笑いを取るのもいい。何せ大衆は間抜けの失敗を観るのがたまらなく好きなんだからな。
ふふっ……今日も儲かった。象のクソを踏んでわざと転んだのがウケたな。こうやって馬鹿のフリして金を取るのはたまらない。明日はどうやって……おっ、あそこにあるキレイな刀を使ってみようか。あの武器を杖替わりにして転び、危うく突き刺さりそうになるって演技で……