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英雄は英雄を知る

以前は電車通勤が読書タイムでしたが、
自転車通勤の今はなかなか本を読む時間を取れません。

貧乏につき本を買う習慣もなくなり、
2週間に1度、図書館で3冊借りてきて、
3冊目が読めるか読めないか、
というところです。

というわけで、久々の読書レポート。

ちょうど3000本安打達成のあたりに
借りて読んだのがこちらです。

イチロー×矢沢永吉 英雄の哲学

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(2016/10/13 11:21時点)


イチローがドラマ『古畑任三郎』に出演した直後の
対談なので、もう10年近く前の本になるのかな。

野球機械イチローから人間イチローへと
マスコミ対応が変化しつつあった頃に
収録されたテレビ番組の様子を
そのまま書籍化したものです。


二人のキャラクターを知っているせいか、
それとも発した言葉そのままだからなのか、
永ちゃんの発言の間とかイチローの表情とか、
とにかく対談の雰囲気、様子が頭の中で
再現できるようなリアリティを感じました。

そのおかげか、内容が薄いわけじゃないんだけど、
ライブ感があってすぐに読めちゃいました。


とりわけ感心させられたのが、
永ちゃんがイチローの涙を予言しているところ。

対談の中では2000本安打とか
ちょっと基準が低いものの、
なにかを達成したときに泣けます、
と永ちゃんが自らの経験を元に語っています。

あの時の涙はこれだったんだろうな、
と腑に落ちました。

英雄は英雄を知る

まさにこの言葉の通り。


あんまりプライベートの見えない二人の
素顔が見えるようなトークは
今読んでもとてもおもしろいので、
未読の方は手にとってみてはいかがですか?
   
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