2011年02月15日
Number772
最新号、読みました。
なんと、14年ぶりに増刷もかかったそうです。
スバラシイ!
雑誌を作る側にいた立場として、
雑誌の本誌が増刷になることの難しさはよく分かります。
廃刊・休刊が多いこのご時世に、
出版界にとっても明るいニュースですね。
さて、内容ですが、日本代表が優勝した
アジアカップの総集編です。
14年前の増刷時は、フランス・ワールドカップ出場決定特集号、
だったそうですので、サッカー記事の人気がうかがえます。
(その割に観客動員数が伸びないところが玉に瑕ですが)
でも、一番響いた記事は、巻末のコラム
『Number on Number』で取り上げられた、
涌井投手の年俸調停の記事。
各種データを挙げて、
ダルビッシュ投手と涌井投手の比較を行っています。
その本文中で、投手の貢献度を評価する際に、
勝敗数に意味はない。
打線の出来で変わるものであるからだ。
また、勝敗と防御率だけで年俸を論じることに
無理がある、と書かれています。
個人的には一部賛同、一部疑問といったところ。
100%疑問に思うのは最初の意見です。
チームにとって、勝ち星って重要なんじゃないかなぁ、と。
それから、打線の調子で左右される、とありますが、
それを補うデータとなるのが防御率になる気がしています。
大量失点でも勝った試合もあるし、
1点しか取られなかったけど負けちゃった試合もあります。
そんな上下を含んだ上で、1年トータルでの投手の頑張りが、
防御率という数値に反映されているのではないでしょうか?
例えば毎試合10得点くらいをするチームがあったとします。
毎試合9点近く取られる(防御率9.00)けど15勝6敗のA投手。
基本的に1失点しかしないけど、4試合に一回12失点して、
防御率が3.75、勝敗が10勝8敗だったB投手。
5年間この成績で推移していたとすると、
この球団としては、上のA投手が方が
エースで年俸が高いんじゃないかな、と思います。
(下の投手は不満を感じるでしょうけど)
打線の影響を考えれば、確かに下のB投手の方が
勝ち星は多くなるでしょうし、エースにふさわしい。
でも、球団の考える貢献度の高い方は
おそらくA投手だと思うんです。
だから、勝ち星や貯金って重要だと思うのですよ。
それから後者の意見には半分賛成、半分疑問です。
QSの件は微妙かな、って思います。
上でも述べたように、
チームには勝ち星が重要だと思うので、
いくら負け試合で頑張っていても、
「でも、試合には負けちゃったよね」
の一言で終わっちゃいそう。
年俸交渉の席で、選手が年俸アップ材料に
提出することはいいと思うんだけど、
査定側からすると不要なデータだと思います。
そこを変えて欲しい、
球団に考慮してあげて欲しい、
とは強く思いますけど。
そうした数字上のデータではなく、
観客動員・ファンサービスへの貢献度とか、
社会的な活動、チームへの発言力・影響力など
試合以外の部分を球団は評価してあげる、
選手としてはアピールするのはアリかな、と思います。
そういう意味から、
故障で休養期間のあるダルビッシュ投手よりも、
ずっとエースとして観客動員に貢献した涌井投手を
評価してあげたいわけです。
ダルビッシュ投手が、プロ野球史上に残る優秀な投手なのは
重々理解しています。
しかし、涌井投手と年俸に2億円の差がつくか、
というと疑問が残るわけです。
もしかしたら、調べるべきだったのは、
日ハム球団の査定方法かもしれませんね。
気前よくド〜ンとアップしちゃいましたから。
日ハムの査定だったら、涌井投手の年俸は
どれくらいになるのか?
それを知りたいものです。
SPORTS GRAPHIC NUMBER ( スポーツ・グラフィック ナンバー ) 2011 年 2/24 号 2011アジアカップ 雑誌 新品価格 |
なんと、14年ぶりに増刷もかかったそうです。
スバラシイ!
雑誌を作る側にいた立場として、
雑誌の本誌が増刷になることの難しさはよく分かります。
廃刊・休刊が多いこのご時世に、
出版界にとっても明るいニュースですね。
さて、内容ですが、日本代表が優勝した
アジアカップの総集編です。
14年前の増刷時は、フランス・ワールドカップ出場決定特集号、
だったそうですので、サッカー記事の人気がうかがえます。
(その割に観客動員数が伸びないところが玉に瑕ですが)
でも、一番響いた記事は、巻末のコラム
『Number on Number』で取り上げられた、
涌井投手の年俸調停の記事。
各種データを挙げて、
ダルビッシュ投手と涌井投手の比較を行っています。
その本文中で、投手の貢献度を評価する際に、
勝敗数に意味はない。
打線の出来で変わるものであるからだ。
また、勝敗と防御率だけで年俸を論じることに
無理がある、と書かれています。
個人的には一部賛同、一部疑問といったところ。
100%疑問に思うのは最初の意見です。
チームにとって、勝ち星って重要なんじゃないかなぁ、と。
それから、打線の調子で左右される、とありますが、
それを補うデータとなるのが防御率になる気がしています。
大量失点でも勝った試合もあるし、
1点しか取られなかったけど負けちゃった試合もあります。
そんな上下を含んだ上で、1年トータルでの投手の頑張りが、
防御率という数値に反映されているのではないでしょうか?
例えば毎試合10得点くらいをするチームがあったとします。
毎試合9点近く取られる(防御率9.00)けど15勝6敗のA投手。
基本的に1失点しかしないけど、4試合に一回12失点して、
防御率が3.75、勝敗が10勝8敗だったB投手。
5年間この成績で推移していたとすると、
この球団としては、上のA投手が方が
エースで年俸が高いんじゃないかな、と思います。
(下の投手は不満を感じるでしょうけど)
打線の影響を考えれば、確かに下のB投手の方が
勝ち星は多くなるでしょうし、エースにふさわしい。
でも、球団の考える貢献度の高い方は
おそらくA投手だと思うんです。
だから、勝ち星や貯金って重要だと思うのですよ。
それから後者の意見には半分賛成、半分疑問です。
QSの件は微妙かな、って思います。
上でも述べたように、
チームには勝ち星が重要だと思うので、
いくら負け試合で頑張っていても、
「でも、試合には負けちゃったよね」
の一言で終わっちゃいそう。
年俸交渉の席で、選手が年俸アップ材料に
提出することはいいと思うんだけど、
査定側からすると不要なデータだと思います。
そこを変えて欲しい、
球団に考慮してあげて欲しい、
とは強く思いますけど。
そうした数字上のデータではなく、
観客動員・ファンサービスへの貢献度とか、
社会的な活動、チームへの発言力・影響力など
試合以外の部分を球団は評価してあげる、
選手としてはアピールするのはアリかな、と思います。
そういう意味から、
故障で休養期間のあるダルビッシュ投手よりも、
ずっとエースとして観客動員に貢献した涌井投手を
評価してあげたいわけです。
ダルビッシュ投手が、プロ野球史上に残る優秀な投手なのは
重々理解しています。
しかし、涌井投手と年俸に2億円の差がつくか、
というと疑問が残るわけです。
もしかしたら、調べるべきだったのは、
日ハム球団の査定方法かもしれませんね。
気前よくド〜ンとアップしちゃいましたから。
日ハムの査定だったら、涌井投手の年俸は
どれくらいになるのか?
それを知りたいものです。
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