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重力の井戸の底で

機動戦士ガンダムUCの第6巻、読了です。

重力の井戸の底で
機動戦士ガンダムUC(6)
(角川文庫)

新品価格
¥580から
(2010/10/4 13:05時点)



前巻のラストで大気圏突入を果たしたので、今回は舞台が地上に移りました。

潜水艦や艦船の描写は、過去の著作からみて福井先生の得意分野のようですので、密度が濃いです。
導入部は、現代の戦記物みたいな雰囲気で、買う本を間違えたのかと思ったくらい。

ところで、砂漠を踏破するときの危険性について書かれた部分があります。
とても納得のいく話なんですけど、ちょっと思い当たる部分が…

元祖ガンダムでアムロがガンダムを砂漠に埋めて隠し、街に出るシーンがあります。
ランバ・ラルに出会う直前なんですが、アムロ君はとっても軽装備だったような…汗

ニュータイプだから、方向も見失わなかったのかな?
まぁ、リアルを追求した作品でもないので、突っ込んではいけないんでしょうけどね。

今回のクライマックスは、息をするヒマもないスピーディーかつ立体的な戦闘シーンが、大ボリュームで描写されています。
地上戦なのに、宇宙空間での戦闘よりも立体的に感じられるのは、前後左右に高低が理解しやすいからでしょうか。

別作品でも述べましたが、登場するメカニックの形状が、文章だけではわかりにくくて、ちょっと空想しづらいのが難点ですね。

スニーカー文庫版にはいっぱいイラストが入っているのかな?
イラストがなくても大丈夫な人なんですけど、設定画くらいは収録して欲しいなぁ。

シリーズを通してなんですけど、毎巻の幕引きが次を期待させる終わり方で、次巻の発売が待ち遠しいです。

新書で読めば、というツッコミは止めてくださいねウインク

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