2015年06月11日
がん細胞を見分けよう
がん患者さんの体の中では
がん細胞が
どんどんと増殖するのに、
体はそれを異常だとは
認識しません。
がん細胞が
異物であれば、
免疫系が
大活躍して、
体の外へ追い出そうと
色々な症状(発熱、下痢、嘔吐など)を示します。
そう、つまり
がん細胞は
もともと自分の細胞なので
異物とは認識されない。
ここが厄介なところです。
「チャックポイント阻害剤」は
がん細胞を異物だと認識させる薬です。
チェックポイン阻害剤が
効果をしめすと
免疫細胞が
がん細胞にアタックを仕掛け始めます。
実際に
チェックポイント阻害剤は
ここ数年で
効果が従来のものと比べて
高い為、
スピーディーに薬として承認されています。
約3年ほど前に
Ipilimumab (イピリマブ)が
メラノーマに対して
適応されています。
(ニポルマブ、Nivolumab)は
肺がん(肺腺がん)に適応される予定です。
日本では小野薬品が申請しています。
(2015年6月11日現在では申請中)
順調にいけば
あと半年で日本国内でも承認される見通しです。
さらに
中外製薬(ロシュ)の
チェックポイント阻害剤
MPDL-3280Aが、
アメリカで非小細胞肺がん適応承認されました。
効果が高いため、
メラノーマや肺がんの方には朗報です。
他の免疫療法や
がんに対する3大療法
とも併用できます。
すばらしいですね。
早く、他のがんへも
適応されればいいですね。
では
この免疫療法は
認知症に応用できるでしょうか?
長くなったのでまた明日。。。
ポチッとご声援のほどよろしくおねがいします。
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