2024年12月06日
キューバ政府 有効期限の切れたパスポートでの帰国期限日を2025年3月31日に決定 コロナ禍対策での臨時措置を撤廃
Cubadebate、2024年12月6日、キューバ外務省
有効期限の切れたパスポートによるキューバ国民の入国期限日が2025年3月31日となる、と海外在住キューバ人領事局のアナ・テレシータ・ゴンサーレス・フラガ総局長がきょう(12月6日)発表した。
2020年3月、新型コロナウイルスによって生じた状況のため、海外に滞在中のキューバ国内在住キューバ人はパスポートを更新する必要なく帰国できることが、キューバ政府によって例外的に定められた。
「この措置は、パンデミックのさなかにキューバ国民を保護する目的で、臨時的に実施された」、と同総局長は説明した。
時間の経過や国際航空便の正常化、およびわが国の領事事務所の機能を考慮して今回、有効期限の切れたパスポートで入国するための期限日が定められた。
ゴンサーレス・フラガ総局長によると、海外の各キューバ領事事務所は、2025年4月1日以降、キューバ人が有効なパスポートで入国できるよう、必要な迅速さをもって、サービスを提供する用意とキャパシティを完全に備えている。
キューバTV(2024年12月6日)
Establecen fecha límite para entrada al país de ciudadanos cubanos con pasaporte vencido
http://www.cubadebate.cu/noticias/2024/12/06/establecen-fecha-limite-para-entrada-al-pais-de-ciudadanos-cubanos-con-pasaporte-vencido/
キューバのハバナ映画祭 Netflix版「百年の孤独」を世界初上映
Radio Habana Cuba、2024年12月6日、Prensa Latina
ガブリエル・ガルシア・マルケスの作品を原作とする連続ドラマ「百年の孤独」の最初の二話がきょう(12月6日)、ハバナの新ラテンアメリカ国際映画祭で世界初上映される。
第45回となるこの映画祭のファンがもっとも期待する瞬間の一つである本作品の上映は、キューバの首都ハバナの中心的映画館「ヤラ」でおこなわれる。
ガブリエル・ガルシア・マルケスの息子であり、同作品のプロデューサーの一人でもある映像作家ロドリゴ・ガルシア・バルチャがプレンサ・ラティーナに語ったところによると、最初の二話がハバナの新ラテンアメリカ国際映画祭で公開されることは、すばらしいというだけでなく、正当であり、かつ必要なことである。
ガボ(訳注:ガブリエル・ガルシア・マルケスの愛称)は、このハバナ映画祭に何度も参加し、自分が意見を持つ作品は可能な限り上映するよう常に努めていた、とロドリゴは電子メールでコメントした。
私はキューバにはしばらく行っていないが、青春時代には何年ものあいだ滞在し、キューバという国と、そこでつくられている映画にはとても素敵な思い出がある、とコロンビアの映像作家ロドリゴは語った。
ハバナ映画祭は、私の人生において、また私の両親や弟のゴンサロの人生において、とても大きなテーマとなってきたし、私にはとてもすてきな友人たちができた、と話したロドリゴは、ラピ・ディエゴと、その妹フェフェー(ジョセフィーナ)、その父エリセオ・ディエゴとの親交を回想した。
マコンドの神話的世界を再現する今回のネットフリックスの作品の予告編では、衝撃を受ける美しさを持つ風景が提示されている。まさにロドリゴは、この映像作品を制作するための条件は、全編コロンビアで、そしてもちろんスペイン語で、撮影されたことであった、と指摘した。
カメラの前にいる人も、後ろにいる人も、コロンビア人かラテンアメリカの人である必要があったし、そのようになされた。
ネットフリックスでの公開より前に、同企業と最近結ばれた協定のおかげで、この待ちに待った作品の最初の二話が、きょう金曜日(12月6日)、ハバナでの第45回新ラテンアメリカ国際映画祭にやってくる。同映画祭は昨日(12月5日)に開幕し、12月15日まで続けられる。
キューバTV(2024年12月6日)
予告編
Estreno mundial en Cuba de la serie Cien años de soledad
https://www.radiohc.cu/noticias/cultura/371388-estreno-mundial-en-cuba-de-la-serie-cien-anos-de-soledad