2018年11月22日
すぐれたスポーツ選手ら20人に乗用車提供の報奨 キューバ
自転車競技のマルリエス・メヒアス、INDER会長からプレゼントを受け取る
JIT、2018年11月22日、Duanys Hernández Torres記者
キューバのスポーツ活動で卓越した働きを見せたメンバー20人がきょう、恒例の、乗用車の提供による報奨を受けた。
全11競技の元選手、現役選手、コーチが、国のスポーツ活動への貢献を評価され、それぞれの乗用車のキーを受け取った。
この授与式典は、首都ハバナのシウダ・デポルティバ競技場にあるキューバスポーツサロンにておこなわれ、スポーツ体育レクリエーション庁(INDER)の最高責任者C.アントニオ・ベカリ・ガリードが主宰した。
キューバ五輪委員会のロベルト・レオン・リチャーズ会長や、その他のスポーツ機関の幹部たちも出席した。
アスリート福祉委員会のトマス・エレーラ会長は、486人の候補の評価に始まり、元選手11人、現役選手5人、コーチ4人への授与に至った、今回の選抜の過程について話した。
ボクシングの世界大会王者で、パンアメリカン大会、中米カリブ選手権王者でもあるアンディ・クルースは、授奨者を代表して次のように語った。「われわれの感謝を述べるにあたって、われわれは、フィデルのリーダーシップの賜物として国民の権利となった分野で、革命の成果を守り続けていくことを改めて誓う。」
報奨を受けた元選手はこのほか、ルイス・フェリペ・グティエレス(ハンディキャップ陸上)、ホルヘ・フメーロ、ヨバニ・アラゴン、マヌエル・ベガ、ルイス・ボロート(野球)、ホルヘ・ルイス・ロメロ(ボクシング)、ユナイカ・クラウフォード、ルイス・アルベルト・ペレス・リオンダ、アマリリィス・エルナンデス、オスカル・プポ(陸上)、エドゥアルド・ジョン(フェンシング)。
現役選手では、体操選手マンリケ・ラルドゥエト、自転車競技のアルレニス・シエラ、マルリエス・メヒアス、カヌーのフェルナンド・ダヤン・ホルヘが選ばれた。
コーチでは、セネン・ラモス(柔道)、フリオ・メンディエタ、ホセ・マリオ・オリベラ(レスリング)、デルフィン・ゴメス(スポーツ射撃)が選ばれた。
ボクサーのアンディ・クルース、式典で代表スピーチをおこなう
乗用車の提供は、スポーツですぐれた活躍をみせた選手の軌跡を評価するものである
Entregan autos a destacados del deporte cubano
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=94445
2018年11月18日
米俳優ウィル・スミス キューバのマラソン大会マラバナ2018でハーフマラソンを完走
ウィル・スミス
Cubadebate、2018年11月18日
米国の著名な俳優ウィル・スミスが、キューバの首都ハバナで開催されたマラソン大会「マラバナ2018」でハーフマラソンを走った。今年32回目となるこの大会にはキューバ内外から5500人を越えるランナーたちが集まった。
人気映画「メン・イン・ブラック」の主演の一人、スミスは、今回のレースの最大の注目のひとつだった。このレースは例年と同じく、ハバナのカピトリオ(旧国会議事堂)正面が出発地点とゴール地点だった。
50歳のスミスは、厳しい21kmの距離を完走し、そのひじょうにすぐれた身体コンディションを維持していることを証明した。
ゴール地点で待っていた記者団に対し、スミスは、「ここキューバにいることにとても満足している」、と完璧なスペイン語で答えた。
映画作品「アリ」(2001年)と「幸せのちから」(2006年)で2度オスカーの最優秀主演男優賞にノミネートされたスミスは、キューバの代表的マラソンレースとみなされているマラバナ2018に出場したおよそ300人の米国人のひとりだった。
ビジャ・デ・サン・クリストバル・デ・ラ・アバナ建立499周年と、身体文化とスポーツの日に捧げられた今回の大会には、4000人以上のキューバ人選手と、世界52カ国からおよそ1500人の海外選手が出場した。
ウィル・スミス、ハバナでハーフマラソンを走る(2018年11月18日)
En fotos, Will Smith corre en la capital de Cuba
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/11/18/en-fotos-will-smith-corre-en-la-capital-de-cuba/#.W_Ks34czbIU
2018年11月17日
米俳優ウィル・スミス キューバ・ハバナのマラソン大会「マラバナ」に出場へ
ウィル・スミス
Radio Habana Cuba、2018年11月17日、PL
著名な俳優でラッパーのウィル・スミスが今度の日曜日(11月18日)、キューバの代表的マラソン大会「マラバナ」に出場する。スミスはすでにきょう、ハバナの通りでトレーニングをおこなった。同大会の組織委員会が発表した。
「マラバナ-マラクーバ」プロジェクトの責任者カルロス・ガトルノはプレンサ・ラティーナの取材に対し、グラミー賞を4回受賞し、オスカーには二度ノミネートされたことがある50歳のスミスは「ハバナのプラド通りで早朝トレーニングをおこなった。明日はわれわれとともにいるだろう」、と述べた。
現在まで、外国人1400人、キューバ人4000人以上が出場登録されている。
この有名なマラソン大会は毎年、1519年11月16日のビジャ・コロニアルとしての建立日、および11月19日の身体文化とスポーツの日を記念し、ハバナを祝うためにおこなわれている。今年の大会は、2019年に祝う500周年記念祭に含まれている。
ウィル・スミスは9月25日、ヘリコプターからのバンジージャンプでアリゾナのグランド・キャニオンに身を投げ、自身の50歳を祝った。
ハバナで歓迎されるウィル・スミス
Famoso actor Will Smith correrá en maratón de La Habana
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/176792-famoso-actor-will-smith-correra-en-maraton-de-la-habana
2018年10月31日
ミレーヤ・ルイス メキシコのケレタロでバレーボール教室開催
ミレーヤ・ルイス
Radio Habana Cuba、2018年11月1日、Raúl Rodríguez記者
キューバおよび世界バレーボール界のレジェンド、ミレーヤ・ルイスによるバレーボール教室がメキシコのケレタロ市で開かれ、およそ200人以上の選手や子どもたちが参加した。
10月16日から20日にかけてケレタロ大学によって組織された第6回身体スポーツ教育会議に特別ゲストとして出席したミレーヤ・ルイス・エルナンデスは、選手および指導者としての30年以上にわたるバレーボール競技での自身の経験を語った。
キューバ中部カマグエイ出身のミレーヤは、世界バレーボール界20世紀べストコーチ賞を受賞したコーチで監督のエウヘニオ・ジョルジの栄光にみちたキャリアを賞賛するためにこのクリニックのワンコーナーを捧げた。
五輪金メダル3度制覇のミレーヤは、NORCECA連盟、国際バレーボール連盟、キューバを代表して、スポーツや人間の成長をテーマとした講演もおこなった。
ミレーヤは、この会議への参加は有意義な経験だったと語り、よりすぐれたバレーボールの発展のために、この大陸のほかの大学でも続けていく計画だと話した。
(norceca.netの情報による)
Leyenda del voleibol cubano ofrece clínicas en Querétaro
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/175407-leyenda-del-voleibol-cubano-ofrece-clinicas-en-queretaro
2018年10月21日
男子バレーボールU23キューバ代表 パンアメリカンカップ全勝優勝
JIT、2018年10月21日、PL
グアテマラのドーモ・デポルティボ(スポーツ・ドーム)で開催されたU23男子バレーボール第四回パンアメリカンカップ最終日の今週土曜日(10月20日)、決勝戦でキューバはメキシコを3対0で破った。
キューバチームはこの大会を無敗で終え、2021年の同カテゴリ世界大会(開催地は未定)へのポイントを獲得した。
キューバはメキシコに、予選ラウンドでの3対0の勝利に引き続き、2勝目をあげた。
ホセ・マッソーとミゲル・グティエレスが10得点をあげ、この試合での最多得点者となり、メキシコチームではミゲル・サラビアが7得点をあげ、もっとも活躍した。
キューバはアタックポイント(33対23)、ブロック(15対2)、サーブ(6対1)、相手に得点を与えた失策(18対21)でメキシコを上回り、試合を支配した。
開催国チームのグアテマラは、ニカラグアを2時間3分の試合の末、3対1 (28-26, 27-25, 22-25 , 25-16) で破り、銅メダルを獲得した。
En la edición de 2016, con sede en México, las medallas correspondieron a Argentina (oro), Cuba (plata) y Chile (bronce).
2016年にメキシコで開催された前回大会でメダルを獲得したチームは、アルゼンチン(金)、キューバ(銀)、チリ(銅)であった。
今大会キューバは、メキシコとドミニカ共和国を抑えて1位に終わった2014年大会での成績に並んだ。
Voleibolistas cubanos arrasan en Copa Panamericana
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=91220
2018年10月04日
キューバ代表 5連敗で一次ラウンド敗退 女子バレーボール世界選手権
Radio Habana Cuba、2018年10月4日、Fernando Marinez Marti記者
女子バレーボール世界選手権のキューバ代表チームは今週木曜日(10月4日)、トルコに1対3で敗れ、大会を終えた。
キューバチームの最終戦のスコアは、15-25、14-25、25-23、7-25だった。チーム内の最多得点はふたたびアイラマ・セセーが11点、ジェシカ・アギレラが8点だった。トマス・フェルナンデスとレグラ・トーレス率いるチームは5敗目を喫し、奪ったセットはわずか2セット、失ったセットは15セットだった。
このトルコ戦でキューバ代表チームは22失策、トルコは19失策だったが、この試合での大きな違いはアタックの効果にあった。トルコは63%の成功率(89回中56)だったのに対し、キューバは34%(98回中33)だった。ブロックにおける数字がキューバは劣っていた。この点がチームの首脳陣が取り組むべき課題のひとつになろう。二次ラウンドにさえ進出する希望もなく、キューバ代表チームはこうして大会を終える。
Concluye actuación cubana en Mundial de voleibol (f)
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/173108-concluye-actuacion-cubana-en-mundial-de-voleibol-(f)
2018年10月02日
キューバのバスケット選手マルロン・ディアスとミチェル・ロドリゲス アルゼンチンのU23チームと契約 海外契約選手は9人目
ミチェル・ロドリゲス(左)とマルロン・ディアス(右)
JIT、2018年10月2日、Eyleen Ríos López記者
マルロン・ディアスとミチェル・ロドリゲスがきょう(10月2日)、海外のバスケットボールチームと契約したキューバ選手のリストに加わった。これはキューバでのこの競技の将来に貢献するための過程の一環である。
「これはユースカテゴリの若者グループを発展させることを可能にするプロジェクトである。彼らはわが国の才能ある選手たちであり、技術的に成長し、さらにもっと競争力をつける機会を持つだろう」、とキューバ全国コミッショナーのダリア・ヘンリーは評価した。これからさらに6〜7人の選手たちが加わる可能性があるという。
ともにハバナ出身のディアスとロドリゲスは今週火曜日(10月2日)、アルゼンチンのエントレ・リオス県のU23のクラブチーム「ユニオン・デ・コロン」と契約した。これで海外チームと契約したキューバ選手は9人になる。
そのなかで最大のスターは、現在スペインのテクニコンタ・サラゴサにいるサンティアゴ出身のハビエル・フスティスである。一方、アルゼンチンにはカレル・グスマン、ハシエル・リベロ、ヨアンキ・モンシアがおり、エル・サルバドールにはリスバン・バルデスとヤマラ・アマルゴがいる。
「これらの契約でわれわれが抱えた困難さのひとつは、女子選手の契約がないということだ。これはひじょうに難しく、われわれはいまだに女子選手が加わる形式を持ちえていない」、と元キューバ代表のスター選手だったダリアは認めた。
ダリアは、今回契約した選手たちに向けて、彼らが担う使命と守るべき規律、そしてトレーニングレベルを最大に維持するためのさらなる努力を、競争力のあるパフォーマンスとともに要請した。
身長2mの20歳、マルロンは、カピタリーノスではインサイドを守っているが、今後はおそらくスモールフォワードとして多く起用されるだろう。一方、ロドリゲスはまだ19歳の誕生日も迎えていないロドリゲスは、ポイントガードとして起用されるだろう。
Aumenta cifra de contratados en clubes de baloncesto
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=89065
2018年09月15日
エリック・エルナンデス 新たなリフティング世界記録達成 キューバ
エリック・エルナンデス
Cubadebate、2018年9月15日、PL
キューバ人のエリック・エルナンデスはリフティングの世界記録を達成した。座って足だけでおこなう形だが、快挙へのさらなるチャレンジとして、その足には追加の重りがつけられた。
エルナンデスは3時間2分3秒のあいだボールを支配続け、会場となったハバナのホテル・イベロスター・パルケ・セントラル・リビエラのロビーに集結した審査員と観客がこれを注視した。
ボールのリフティングの専門家で、現在まで最も多くの記録を達成しているエリックは、プレンサ・ラティーナの取材に対し、今回の結果に満足を表明し、2019年には他の世界記録を目指すために再挑戦すると語った。
当初のエリックの目標は1時間40分ボールを支配することだった。しかし実際はこれより83分も長く続けられた。この変更についてエリックは説明した。
「最初の数分間が一番難しい。時間がたつにつれてもう少し続けられる環境を感じて、そうした」
「数日前に母の死去に直面した。母はいつも私が前進を続けるよう励ましてくれた。今回可能な限り記録を伸ばすことが母への追悼だった」、とエリックは話した。
今回の挑戦のためにエリックは2018年サッカーワールドカップで使用されたテルスター18のボールを使い、ボディーと足の強化に力を入れた。
現在52歳のエリックは、記録を求め続ける大きなモチベーションがまだある、と語った。
この競技で、エリックと彼のトレーニングの同僚ルイス・カルロス・ガルシアは、そのつどより高い目標を設定してきており、そのことがより多く、より良いトレーニングを彼らに必要とさせている。
エリックはサッカーボールを用いた技術の世界記録を複数持っている。足によるもの、ひざによるもの、太ももによるもの、頭によるもの、100メートル走りながらなど多数の記録を所有している。
まさにこの100メートル走は彼のスポーツ人生における最大の功績のひとつである。彼はヘディングでボールを支配しながら、100メートルを17秒83で走り抜けた。
もうひとつの忘れがたい記録は、リフティングをしながらのマラソンで、42.195kmを7時間17分でゴールした。
同じく、彼の偉業の中には、全身で19時間10分のリフティング、座って足だけで3時間3分14秒のリフティングがある。
エルナンデスは1998年にこのデモンストレーションを開始し、同年に頭と足の組み合わせで10時間リフティングを続け、自身初の世界記録を達成した。
Cubano Erick Hernández implanta nuevo récord en dominio del balón
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/09/15/cubano-erick-hernandez-implanta-nuevo-record-en-dominio-del-balon/#.W6ZR0dczbIU
2018年09月10日
女子バレーボールU20キューバ代表 ファイナル4で銅メダル獲得 3位決定戦でペルーを破る
エビラニアとジェシカ(右)、きょうの最多得点者
Radio Habana Cuba、2018年9月10日、ACN
リマで開催されている第2回ファイナル・カップ4で、キューバ女子代表チームは地元ペルーを3対1で破り、銅メダルを獲得した。
こうしてトマス・フェルナンデス監督率いるチームは、前回2014年大会での4位という成績を上回った。
この日曜日(9月9日)、キューバチームは1時間59分に及ぶ試合で(25-21, 25-22, 20-25, 25-18)というセット内容でペルーチームに勝利した。
これで、一次ラウンドでの2対3での敗北にお返しをした。
この試合の最多得点選手はキューバのジェシカ・アギレラとエビラニア・マルティネス、ペルーのタイサ・マクレオがともに18得点で並んだ。
アギレラとマルティネスに次いだのは、アイラマ・セセー(16点)とヤミスレイディス・ビルトレス(11点)だった。
一方、決勝戦はドミニカ共和国が、一次ラウンドでは全勝だった優勝候補アルゼンチンを4セットで下した。
アルゼンチンは第一セットを25対22で先取したが、その後ドミニカ共和国が立ち直り、続く3セットを25-22, 25-17, 25-21と逆襲し、勝利した。
3位決定戦 キューバ対ペルー(2018年9月9日、ペルー・リマ)
Bronce para Cuba en Copa sub 20 femenina de voleibol
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/171236-bronce-para-cuba-en-copa-sub-20-femenina-de-voleibol
2018年09月06日
女子バレーボール世界初制覇から40年を祝う 復活を誓うキューバ
JIT、2018年9月6日、Lisset Isabel Ricardo記者
この9月6日、レニングラードで開かれた第8回バレーボール世界選手権での「モレーナス・デル・カリベ」(カリブの褐色)の勝利を祝う。
当時のソ連で開催された世界選手権で女子代表チームが優勝して40年を記念し、この9月6日、キューバでバレーボールの日が祝われる。
あのキューバ初の世界制覇は、その後の1992年バルセロナ、1996年アトランタ、2000年シドニー各五輪や、1994年ブラジル、1998年東京での各世界選手権における優勝や、1996年当時チェコスロバキアでの銀メダルといった新たな勝利への道を刻んだ。
その40年前の世界選手権においてキューバ女子代表は「東洋の魔女」(日本)を抑え優勝し、9戦全勝、奪ったセットは27、失ったのはわずか2セットという圧倒的なパフォーマンスをなしとげた。こうして世界の新たな強豪チームが生まれた。
そのときまで優勝していたのは、元ソ連チーム(1952年、1956年、1960年、1970年)と日本チーム(1962年、1967年、1974年)だった。
技術的および教育的に質の高い比類なきコンビ、エウヘニオ・ジョルジとアントニオ・ペルドモのコーチ陣(ともに故人)に率いられたチームには、メルセデス・ペレス、イミルシス・テジェス、メルセデス・ポマレス、ルシラ・ウルヘジェス、マビス・ギジャルテ、アナ・イビス・ディアス、ネリィ・バーネット、マウラ・アルフォンソ、アナ・マリア・ガルシア、リベルタ・ゴンサーレス、エレニア・ディアスがいた。
これらの選手は、それぞれの地元であるハバナ、グアンタナモ、サンティアゴ・デ・クーバ、シエゴ・デ・アビラ、マタンサス、当時のマヤベケでトレーニングをし、全国学校選手権でバレーボール界にデビューした。
あの年、キューバは単にその優勝という夢を現実にしただけではなかった。男子チームもローマ大会で銅メダルを獲得し、男女ともに世界選手権のメダルを獲得した初のイベロアメリカ国家となったのだった。
この快挙によって、スペイン国王フアン・カルロスは特別トロフィーをキューバに授与し、これをキューバ連盟の技術長でエウヘニオ「先生」の生涯を通じての同志であるグラシエラ・ゴンサーレスが受け取った。
キューバ女子チームは通信社プレンサ・ラティーナの恒例の調査で地域の最優秀チームのトップに立ち、多くの人は、経済的資源が乏しく、封鎖され、バレーボール発祥の国米国からも離れている国が、どのようにしてこのような偉業を成し遂げられたのか、と問うた。
キューバのバレーボール連盟のプレスリリースは、このスポーツのすべてのファミリーに祝福し、栄光ある「モレーナス・デル・カリベ」のこの勝利は、ただ最高レベルの大会での優勝というにとどまらず、「資源の少ない国々にとっての希望を意味し、それらの国々はキューバという模範に従って発展を始め、同時に、女子の試合の構造に変革を促した」、と記した。
2005年、キューバへのバレーボール導入100周年を記念し、当局者たちは、レジェンドのミレーヤ・ルイスをリーダーとする委員会を組織し、国内でのバレーボールの日を祝うにもっともふさわしい日付を選ぶことにした。あの1978年の勝利の意義深さにより、9月6日が有力となった。
この委員会による分析では、他の有力な出来事を否定しなかった。そのなかには1905年のこのスポーツの実践の登場があったが、1978年に起きたことの重さは決定的だった。
この検討においては、たとえば、1946年の中米カリブ選手権バランキージャ大会での男子初の銅メダル、1966年同サンフアン大会での女子初のメダル、1976年モントリオール五輪での男子唯一のメダル(銅)、1989年日本でのワールドカップでの男女同時優勝、1992年バルセロナ五輪での初の金メダル、1998年ワールドリーグでの男子初の金メダル、などが考慮された。
これらは、このバレーボールという競技をもっとも高いランクに復活させることに専念している新しい世代にとっての指標であり、今回、あの日本戦での圧倒的な勝利から40周年を記念したイベントが、マタンサス県で予定されている。
そしてまさに、あの栄光の選手たち、コーチ陣、指導者たちや、その他のバレーボールに関係した人たちへの最高の賛辞は、直近のNORCECA四大会で金1個、銅3個を獲得し成し遂げたように、地域だけでなく、世界を舞台にしての復活を目指して、高いパフォーマンスで最大の結果を獲得することである。
オマケ:ミレーヤ・ルイス アタック集
Cuatro décadas del primer oro mundial
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=83906