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2018年07月05日

フアン・ミゲル・エチェバリア ロング・インタビュー 死ぬまでキューバ人として戦う

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フアン・ミゲル・エチェバリア

Cubadebate、2018年7月5日、Tomás Campos記者(MARCA)

フアン・ミゲル・エチェバリア(1998年キューバのカマグエイ出身)はすべての質問に対し、無類のテクニックとスピーチで反応していく。彼は世界陸上界の新たなスターであり、6月10日にストックホルムで記録した追い風参考の8メートル83(U23最高記録)のような素晴らしい記録で這い上がったスターダムから降りるつもりはない。きょう彼は、キューバの陸上代表団を迎え入れてから30年がたつ都市グアダラハラでの競技大会に出場する。

- 2017年にはあなたの自己最高公認記録は8メートル28でしたが、今はもう40センチ以上も記録を伸ばしました。自身の驚異的な進化に驚いていますか。

もちろん驚いているけど、これはトレーニングをしっかりおこなった成果だ。いくつかの欠点を修正したら、結果が自然についてきた。ダニエル(・オソリオ、昨年9月から彼のコーチ)は以前から、私の本当の潜在能力は8メートル60以上だが、それを開発せねばならない、と言っていた。

- オストラバ(チェコ共和国)で8メートル66を跳んで、カール・ルイスが1981年以来持っていた20歳以下の記録を破りました。1日にして世界陸上界の偉大な代表選手の一人になったことを意識していますか。

いまはどこへいってもスターとして扱われるし、たくさんのインタビューを受け、サインもたくさんする。そういうのは私は大好きで、なぜかというと、それは皆が私のことを応援してくれて、私の跳躍を楽しんでいるということを意味するからだ。そうやって生活することに慣れないといけない。時には、まあ、自分の居場所が必要だけどね。

- あなたは五輪王者になることと、世界記録を破ることを望んでいます。金メダルは2020年の東京五輪を待たねばなりませんが、世界記録は年内に達成できると思いますか。

できるかもしれないし、できないかもしれない、でももちろん年内に記録を破ることが可能となるよう取り組んではいる。私に限界は無いからね。ただ実際のところ私がトレーニングをするのは、たとえそれが世界記録であれ、イバン・ペドロソのキューバ記録(8m71)であれ、それらの記録を破るためではなく、競技者として成長し、トラックで楽しむためなんだ。

- 世界記録を破る舞台として特に夢描いているものはありますか。

東京五輪だったらすごくいいけど、何度もトラックを回ったりはしないよ。

- 9メートルというハードルにはこだわりますか。

いや、まったく。到達する最初の選手になることは、ある種特別なことだろうけど、記録は自然についてくることを願うよ。私は記録を目指して跳ぶことはしないから。それは大きな間違いだと思う。

- ペドロソは、あなたがオソリオの下でとても成長したと言っています。さらに磨き上げるのに必要な技術的詳細というと何ですか。

まだ着地に関してと、離陸の正確さに改善が必要だ。

- ペドロソはマルカ誌で、キューバ記録はあなたが望むときに破れるだろうとも言っています。このことばに鼓舞されますか、それともプレッシャーを感じますか。

鼓舞されるし、うれしいよ。私のことを信用しているってことだから。競技しているときにプレッシャーは感じない。跳躍のたびに楽しむことに集中しているからね。

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フアン・ミゲル・エチェバリア、19歳のキューバ走り幅跳び選手、世界陸上界の偉大なニュースター

- あなたは近年の走り幅跳び王者ルボ・マニョンガと素晴らしい関係を築いています。この南アの選手のすごいところはどこでしょうか。

私たちはとても仲が良いよ。私は英語が話せないのでおしゃべりはできないけどね。ルボは素晴らしい競技者で、私の偉大なアイドルの一人だ。彼は観客とのコミュニケーションのとり方がわかっている。

- 観客とのコミュニケーションというと、あなたはウサイン・ボルトのようにプーマを履いてます。彼はすぐれた先駆者ですよね。

あの巨大な才能はもとよりボルトにはとても憧れてる。彼はファンが強く求めているカリスマを持っている。それが彼の成功の鍵の一つだと思う。競技のつど、彼は楽しんでいるように見えるからね。

- ボルトの座を占める準備ができていますか。

そのように思ったことも考えたこともないよ。ボルトは歴史をつくった伝説の選手で、並ぶことはほぼ不可能だ。私はただフアン・ミゲル・エチェバリアであることを目指すよ。それぞれが自分自身の歴史を書くべきだ。

- キューバの走り幅跳び競技者の学校の秘密は何ですか。

コーチのほとんどが競技者だった人たちで、技術面にとてもよく取り組んでいる。私たちは生まれつきの才能があるけど、それを機能させなければならず、それが彼らが強調していることだ。

- キューバというと、今季はU18とU20の世界王者マイケル・マッソーをほとんど見ていません。彼はあなたと同じくらいの才能がありますか。

マイケルはすばらしいコンディションを持っていて、私と同じくらい才能があるので、世界大会ですぐに出会うよ。キューバ人走り幅跳び競技者の偉大な世代があって、彼はその偉大な代表選手の一人だ。一緒に競技してみて、彼の成熟さには私が驚くくらいだ。

- 昨年すでにあなたはスペインで競技しました。わが国(スペイン)に来るのは好きですか。

スペインは大好きだよ。たくさんのファンがいるし、私をとてもよく扱ってくれる。実際、キューバにいるときと同じように感じるんだ。

- 将来ほかの競技に挑戦する可能性はありますか。

それは考えてない。三段跳びは多くの負傷が生じるし、走るのが速いとわかってはいるけど100mを走っている自分はイメージできない。

- さまざまなキューバ人選手がここ数年移住して、現在スペイン、イタリア、トルコ、ポルトガルといった国々で競技しています。そのようなことは完全に否定されますか。

そういったことは、私の場合、完全に無いね。死ぬまでキューバ人として競技するよ。

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フアン・ミゲル・エチェバリア、グアダラハラの「フエンテ・デ・ラ・ニーニャ」競技場のキューバ国旗の前でポーズ

*元記事
スペイン誌MARCA 2018年7月5日付記事
Echevarría: "Puedo batir el récord del mundo de Powell este año"
http://www.marca.com/atletismo/2018/07/05/5b3d062c22601d67248b46a6.html

Juan Miguel Echevarría: “Competiré como cubano hasta la muerte”
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/07/05/juan-miguel-echevarria-competire-como-cubano-hasta-la-muerte-fotos/#.Wz72pdIzbIU
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2018年07月04日

ユミルカ・ルイス 「先生が私の腕を救った」 フランク・パイス病院での思い出を語る

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ユミルカ・ルイス

Radio Rebelde、2018年7月4日、Rodolfo Durán Almeida記者

バレーボール選手ユミルカ・ルイスは、ジャーナリストで作家のエデルベルト・サンチェスが書いた本「エル・マゴ・ケ・カジョ・デル・シエロ」(天から降ってきた魔術師)で証言者となった選手の一人だった。この本が先日、コマンダンテ・マヌエル・ファハルド身体文化大学の講堂で発表された。

1947年ハバナ生まれの著者は、この作品のために、30人を超える選手たちにインタビューし、そこからキューバ医学、主にフランク・パイス病院の(専門医ロドリゴ・アルバレス・カンブラス率いる)整形外科医療チームのプロフェッショナリズムについての彼らの感謝、尊敬の感情や批評を収集した。

五輪二連覇(1996年アトランタ、2000年シドニー)のユミルカ・ルイスは、キューバスポーツ殿堂入り選手の一人であり、エデルベルトのインタビューを受けることになった彼女は、「先生が私の腕を救った。」、と断言した。

「あれは1999年のことだった。私は重傷を負って、右腕を手術しようとしていた。カナダのウィニペグでのパンアメリカン大会にいたときで、私たちは金メダルを取れなかった。その大会が終わったあと、私はフランク・パイス病院の先生と彼の医療チームが施してくれた治療のおかげで回復できた。」、とユミルカは語った。

「私のその負傷はとんでもない痛みを伴っていて、私は髪をとかすにも腕を上げられない状態だった。でもそこで受けた治療のおかげで、私はスポーツキャリアを続けることができ、シドニー五輪に出場し、私にとって二度目の王座についた。」、と回想した。

「エル・マゴ・ケ・カジョ・デル・シエロ」の発表会においてユミルカは発言の機会を求め、バレーボール女子チームの名において語った。

「私たちは数多くの歴史を抱えているが、私たち皆は、「ラス・モレーナス・デル・カリベ」(カリブの褐色)の名において、先生に感謝し、あの時代を彼と共にした医療チームの皆に感謝するのみだ。人が彼について話すとき、それはまるで私たちがエウヘニオ・ジョージ監督について話しているときのようだ。」、と語った。

1978年5月カマグエイ生まれのユミルカは、キューバ代表として15年間にわたり活躍し、何度も最優秀アタッカーに選ばれた。その中でも2008年の北京五輪は際立っており、この大会は現在のところキューバ女子最後の五輪出場となっている。

書籍発表会でのユミルカ・ルイスのコメント音声はこちらから。



Yumilka Ruiz: El profe me salvó el brazo
http://www.radiorebelde.cu/noticia/yumilka-ruiz-profe-me-salvo-brazo-audio-20180704/
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2018年06月30日

フアン・ミゲル・エチェバリア ふたたび記録更新 8メートル68

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フアン・ミゲル・エチェバリア

JIT、2018年6月30日、Eyleen Ríos López記者

大会のたびに記録を更新するのが常となっているキューバ人走り幅跳び選手フアン・ミゲル・エチェバリアは今回、8メートル68の自己最高記録をマークした。

世界室内陸上王者のエチェバリアは、ドイツのバート・ランゲンザルツァ大会で、この記録で優勝し、8メートル42だった世界記録保持者ルボ・マニョンガ(南アフリカ)を再び破った。

あと1ヶ月余りで20歳となるカマグエイ生まれのエチェバリアは、この土曜日(6月30日)での結果によって、6月13日にチェコのオストラバでの大会で記録した8メートル66を2センチ上回り、今季世界最高記録を更新した。

フアン・ミゲルは5月にストックホルムで優勝した8メートル83という記録を持っているが、この記録は風速基準を0.1m/秒上回っていたため、公認されなかった。

今回の記録は、1995年7月にイバン・ペドロソが記録した8メートル71というキューバ最高記録を上回るには、わずか4センチ足りなかった。

エチェバリアが出場する次回大会は、木曜日(7月5日)スペインでのグアダラハラ大会で、7月21日〜22日にはロンドンでのダイヤモンドリーグに出場する。そのあと、中米カリブ選手権バランキージャ大会での優勝を目指して専念する。


バート・ランゲンザルツァ大会での8メートル68の跳躍(2018年6月30日)

Juan Miguel se supera otra vez
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=52518
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2018年06月29日

シャキーラ 中米カリブ選手権開会式に登場決定  7月19日

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シャキーラ

Radio Habana Cuba、2018年6月29日、Rodolfo Durán記者

第23回中米カリブ選手権バランキージャ大会2018のダニエル・ノゲーラ大会委員長は今週金曜日(6月29日)、7月19日の夜8時からメトロポリターノ・ロベルト・メレンデス競技場で予定されている大会開会式へのバランキージャ出身の歌手シャキーラの出演が確認できたことに満足感を表明した。

「アレハンドロ・チャル市長がきょう伝えてきたニュースにとても喜びを感じている。わが国の偉大なアーティストであり、われわれの偉大な誇りであるシャキーラが、開会式に特別ゲストとして登場する。このことはバランキージャと、われらの市長における大きな自信を示している。」、とノゲーラ委員長は語った。

「シャキーラは世界的スターであり、彼女のエル・ドラード・ツアーはヨーロッパで全公演満員となっているが、彼女ははじめに招待を受けたときから出演すると答えてくれていた。」、と委員長は、さらに、シャキーラは開会式の終わりに3曲歌う予定であり、この開会式は前例のない、地元の多くの技術と才能を使ったものになる、とつけくわえた。

第23回中米カリブ選手権開会式へのシャキーラの出演発表と並行して、シャキーラの「ピエス・デスカルソス」基金へのテクノグラス社の重要な支援が決まった。「われらアレハンドロ・チャル市長とシャキーラとの交渉は、カリブ地域のすべての子どもたちにとって、もうひとつの素敵なニュースをもたらした。」、とノゲーラ委員長は述べた。

バランキージャ市の文化・遺産・観光事務局長フアン・ホセ・ハラミージョとともに記者会見に出席したノゲーラ委員長は、シャキーラのようなスターを開会式に呼べることの重要性を強調した。シャキーラは2006年以降、出身地バランキージャでは公演しておらず、一方、ここ3回のサッカーのワールドカップではパフォーマンスを披露していた。

「彼女は、市長が大会開会式のステージに彼女を招待したいという意思を表明したときから、感謝の意を表明していた。両親ウィリアムとニディアをはじめとする彼女の家族たちも、シャキーラがバランキージャに戻るという自身の夢を実現できるということに、幸せを感じている。」

ノゲーラ委員長はまた、シャキーラは今年1月にアレハンドロ・チャル市長から招待を受けたときから、自身の「エル・ドラード」ツアーに7月19日という日付が支障をきたさずに、第23回中米カリブ選手権開会式にできるよう日程調整をおこなった、と語った。

最後にダニエル・ノゲーラ委員長は、開会式に向けては2万7千席が販売され、料金は6万5千ペソから35万ペソの予定であること、また、その開会式のショーは、わが国の文化、音楽、バランキージャの人々に愛されたアーティストたちへのトリビュートになる、と発表した。「メインのショーは2132と名づけられた。これは今年のバランキージャと世界のひとつのビジョンである。ショーでは五輪大会クラスの花火が用意される。」

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シャキーラ

“La presencia de Shakira en la inauguración de los Juegos nos tiene felices”: Daniel Noguera
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/165876-%E2%80%9Cla-presencia-de-shakira-en-la-inauguracion-de-los-juegos-nos-tiene-felices%E2%80%9D-daniel-noguera



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2018年06月24日

女子バレーボールU20キューバ代表 銅メダルならず NORCECA大陸選手権

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JIT、2018年6月24日、Lisset Isabel Ricardo記者

メキシコのアグアスカリエンテス市でのNORCECA(北中米カリブ)バレーボールのU20大陸選手権でキューバ女子代表チームは、メキシコと銅メダル決定戦を戦ったが4セットで敗れた。大会は今週土曜日(6月23日)閉幕した。

地元チームのメキシコが25-13、20-25、27-25、25-23で勝利をおさめたが、有望選手をたずさえ国際大会デビューとなったキューバ代表チームにとっては成果のある経験となった。

米国はドミニカ共和国との決勝戦でセットカウント3対0(25-20、25-11、25-20)で優勝し、2019年の世界選手権への唯一の出場権を獲得した。

銅メダルを獲得したメキシコチームでは、主将のアマヤ・ゲレカが最多の30得点(アタック26点、ブロック2点、サーブ2点)、同僚のメラニエ・パーラは11得点(アタック26点、ブロック2点、サーブ1点)をマークし、チームの勝利に貢献した。カロリーナ・リバス記者が伝えた。

キューバチームでは、アタッカーのアイラメ・セセーがふたたびチーム最多の21得点(アタック20点、ブロック1点)をあげ、主将のタリア・モレーノは12得点(アタック10点、ブロック1点、サーブ1点)、オダイミス・ナオミス・レレイブレは10得点(アタック9点、サーブ1点)だった。

この試合でメキシコチームはアタックポイント(メキシコ53、キューバ51)、ブロックポイント(メキシコ7、キューバ5)、サーブポイント(メキシコ7、キューバ3)でキューバを上回り、自己失策もキューバの30に対し25だった。キューバチームはレグラ・トーレスが監督デビューし、マルタ・サンチェスがその補佐をしている。

決勝戦の米国チームではモーリー・フィリップスが13点、マディソン・キュービックが12点をあげ、ドミニカ共和国チームでは、主将のナタリア・マルティネスが11点をあげた。ドミニカチームはU18世界選手権前回大会で銀メダルを獲得した選手たちの大半が参加している。

5位にはコスタ・リカを3対0(25-9、25-11、25-13)で破ったプエルト・リコが、7位にはグアテマラを3対0(25-15、25-12、26-24)で破ったホンジュラスが入った。


キューバ代表チーム、現地での練習の様子(キューバTV)

Cuba no pudo con México por el bronce
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=51483
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2018年06月17日

マンリケ・ラルドゥエト 金メダル3個獲得 体操ワールドカップ

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マンリケ・ラルドゥエト、平行棒を制す

Trabajadores、2018年6月17日、Joel García León記者

キューバ選手マンリケ・ラルドゥエトは、ポルトガルのギマランイスで開催された体操ワールドカップ(FIG種目別チャレンジカップ・ポルトガル大会)で、相手選手や審判による偶然に頼ることなく、三種目を制覇し、王者としての実力を見せつけた。一方、同胞のランディ・レルーは、銀メダルを獲得し、キューバの国別一位達成に大きく貢献した。

2015年世界選手権準優勝のラルドゥエトは、今大会六種目のうち五種目で決勝進出し、まず吊り輪で金メダルを獲得した(14.650点)。これは最後まで緊張が続いた種目で、先に競技を終えたルーマニアのアンドレイ・バシエル・ムンテアンが14.500をマークしていた。日本の柚木健大朗は銅メダルに終わった(14.300点)。

この日曜日(6月17日)ラルドゥエトは跳馬でひさびさにすばらしい跳躍を見せ、平均14.675点を記録し、グアテマラのホセ・ベガ(14.575点)を二位に引きずり下ろした。初回の跳躍で14.300点、二回目に15.050点を記録したが、この二回目の記録は今大会の最高得点であり、バランキージャ大会に向けて多くの希望を見せた。

今大会3つ目の金メダルは、ラルドゥエトの得意種目の一つである平行棒で(15.100点)、これも再びルーマニアのムンテアン(14.600点)を抑えて獲得した。最後の鉄棒種目でレルーは金メダルに肉薄したが、銀メダルに終わり(14.000点)、ハンガリーのダヴィッド・ヴェセルニース(14.050点)が優勝した。

フェイスブックを通じてラルドゥエトは、今回の結果(床運動で6位、鞍馬で7位を含む)にとても幸せを感じていると述べ、「中米カリブ選手権に出場してくるであろう選手たちと対戦したし、大会前最後のこの競技会でこれまでトレーニングしてきた成果を試せた。」、と記した。

コロンビアで直面する採点について質問されたラルドゥエトは、ヨーロッパでは米大陸でよりも優れて評価されると認めたうえで、「しかしそのことは、団体を含み最低4つの金メダル獲得という目標をあきらめることにはならない。その先の大きな目標は東京五輪であり、そこではリオ五輪でとり損ねたメダルを目指していく。」、と締めくくった。

Manrique, tres oros en Copa del Mundo de Gimnasia
http://www.trabajadores.cu/20180617/manrique-tres-oros-en-copa-del-mundo-de-gimnasia/
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2018年06月13日

フアン・ミゲル・エチェバリア 8m66で再び優勝 オストラバ・ゴールデンスパイク陸上

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フアン・ミゲル・エチェバリア

Cubadebate、2018年6月13日、PL

キューバ人走り幅跳び選手フアン・ミゲル・エチェバリアはきょう(6月13日)、チェコのオストラバでのゴールデンスパイク陸上大会で8メートル66を跳び優勝し、見事な好調さを改めて見せつけた。6回の試技のうち3回で8メートル50を超えた。

この結果でエチェバリアは自身の驚異的な成長振りを改めて示した。ストックホルムでのダイヤモンドリーグで8メートル83を記録してわずか72時間後のことだった。このストックホルムでの記録は風速が2.1m/秒と、公認基準を0.1m/秒超えていた。

これは公認されていれば、史上5人目となる記録だった。これを超えているのは米国の世界記録保持者マイク・パウエル(1991年東京での8m95)、米国のボブ・ビーモン(1968年メキシコシティでの8m90)、米国のカール・ルイス(1991年東京での8m87)、ソ連のロベルト・エミアン(1987年ツァグカゾールでの8m86)だけである。

13日のエチェバリアは1回目8メートル40から始まり、そのあと8メートル54まで上げ、次に驚異的な8メートル66を記録した。そのあと再び8メートル54を跳び、最後の跳躍はファウルだった。

エチェバリアは今年3月、バーミンガムでの世界室内陸上で優勝し、今シーズン好調なスタートを切った。昨季世界陸上ロンドン大会王者の南アフリカのルボ・マニョンガ(8m44)や米国のマーキス・デンディ(8m42)を上回る8メートル46という記録をたたき出した。

この優勝でエチェバリアは、世界室内陸上大会の走り幅跳び競技史上最年少の金メダリストとなった。これまでの最年少は同じくキューバのイバン・ペドロソだった。

このエチェバリアの成長は、キューバが連覇を使命としている中米カリブ選手権での大きな結果を期待させるものだ。

陸上競技は、キューバが同大会で頼りにする競技のひとつである。エチェバリアはその最大の武器のひとつとなるだろう。

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チェコのオストラバでの走り幅跳び結果


チェコのオストラバでの8m66の跳躍(2018年6月13日)


チェコのオストラバでの全跳躍(2018年6月13日)


チェコのオストラバでの大会後インタビュー(2018年6月13日)

Juan Miguel Echevarría gana en Ostrava con 8.66 metros
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/06/13/juan-miguel-echevarria-gana-en-ostrava-con-8-66-metros/#.WyHdA9IzbIU
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2018年06月12日

伝説の走り幅跳び世界王者イバン・ペドロソ 8m83を跳んだエチェバリアを称える

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イバン・ペドロソ、走り幅跳び史上最高の選手のひとり

Cubadebate、2018年6月12日、PL

キューバ人走り幅跳び選手で、2000年シドニー五輪王者のイバン・ペドロソは、自身が持つキューバ最高記録8m71を破るだけの力を同胞フアン・ミゲル・エチェバリアはすべて持っている、と語った。

「私は何年か前にキューバでチェバリアの跳躍を見て、彼は将来を背負って立つ選手だと言ったんだ。いま彼はそれを見せてくれている。」、とペドロソは説明した。現在ペドロソは女子三段跳びの世界王者ベネズエラのユリマル・ロハスのコーチを務めている。

ペドロソは、スペインのスポーツ誌マルカでのインタビューで、フアン・ミゲルはいま素晴らしい時期を迎えており、キューバ記録は彼の思うままになるだろう、と強調した。

この日曜日(6月10日)にエチェバリアは世界の走り幅跳び史上第9位の跳躍を達成した。ストックホルムでのダイヤモンドリーグで見せた8.83mという強烈な記録は、風速2.1m/秒と、公認基準(2.0m/秒)をわずか0.1超えていたため、参考記録となった。

スペイン陸上連盟のラウル・チャパド会長にとって、フアン・ミゲルは、米国のマイク・パウエルが記録した世界最高記録8m95を超える9mに達する史上初のアスリートになり得る存在である。

「エチェバリアはストックホルムで競技場の砂場のスペースがもっと長かったら、あと数センチは記録を伸ばせた可能性がある。縁石に足をぶつけてはねかえってきている。身を守ろうとしたことがわかるが、そのために着地はよくなかった。」、とチャパド会長は話した。

ペドロソは、この若きキューバ人選手がここ数年経てきた成長を強調した。

すぐれた実績を出せていなかったが、コーチとしっかり鍛え上げて、いまそれが実を結んだ。これからもさらに驚きを与えてくれると私は思う。彼の持つ才能と、その年齢によってね。、とキューバの伝説の走り幅跳び選手ペドロサは締めくくった。


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フアン・ミベル・エチェバリア、8m83を跳び優勝


8m83の跳躍(2018年6月10日、ストックホルム)


世界室内陸上、金メダル(2018年3月2日、バーミンガム)

Iván Pedroso: “Mi récord nacional durará lo que Echevarría quiera”
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/06/12/ivan-pedroso-mi-record-nacional-durara-lo-que-echevarria-quiera/#.WyAOlNIzbIU
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2018年06月10日

フアン・ミゲル・エチェバリア 驚異的な8m83 世界トップに躍り出る

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フアン・ミゲル・エチェバリア

Radio Rebelde、2018年6月10日、ACN

キューバの走り幅跳び選手フアン・ミゲル・エチェバリアはきょう(6月10日)、スウェーデンのストックホルムで開催されたダイヤモンドリーグ第六戦で、追い風参考ながら8メートル83を跳び、金メダルに輝いた。

今年3月の英国バーミンガムでの世界室内陸上金メダリストであるエチェバリアは、今回の跳躍で史上最高レベルの記録を達成したが、風速が2.1メートル/秒であり、世界陸上連盟の公認基準を0.1メートル/秒超えていた。

キューバの傑出した競技者エチェバリアは、最後の跳躍で驚異的な記録に達し、風速のため公認記録とはならなかったものの、今季の走り幅跳び競技の中で世界最高の選手の一人であることを改めて示した。

このストックホルムでのエチェバリアの二番目に良かった記録は8メートル50であったが、これも優勝するには充分な記録であった。2位となった2016年リオ五輪王者のジェフ・ヘンダーソン(米国)がこれにすら及ばなかった(8m39)ことは、エチェバリアのすぐれたレベルを示すものである。

3位には、8メートル25を跳んだ、2017年世界選手権ロンドン大会金メダルのルボ・モニャンガ(南アフリカ)が入った。世界陸上連盟の公式サイトが伝えた。

このストックホルムでの偉大なパフォーマンスによってエチェバリアはダイヤモンドリーグで8ポイントを加え、ここまで2大会で通算15ポイントとした。5月31日の初戦では銀メダルを獲得している。

その初戦のローマ大会ではエチェバリアは今季世界3位の記録となる8メートル53を跳んでいる。


フアン・ミゲル・エチェバリア、8メートル83の大跳躍

8.83 metros saltó el cubano Juan Miguel Echevarría
http://www.radiorebelde.cu/noticia/883-metros-salto-cubano-juan-miguel-echevarria-video-20180610/
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2018年06月08日

サッカーワールドカップ全64試合中継 キューバTV

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Cubadebate、2018年6月8日

キューバのスポーツ・チャンネル「テレ・レベルデ」のロベルト・ゴンサーレス局長はきょう(6月8日)、番組「メサ・レドンダ」内のクーバデバテのコーナーで、キューバTVはサッカーのワールドカップ・ロシア大会2018の全64試合を中継すると発表した。

そのうちの大半が生中継で午前8時、午前11時、午後2時からテレ・レベルデとHD2デジタルで同時放送される。

グループステージの最終ラウンドのように二試合が同時刻におこなわれるような場合は、カナル・エドゥカティボ(教育チャンネル)とHD1デジタルでも放送される。

さらには大会に向けた特別番組や、各試合の見所なども放送される。夜7時からと9時から、各日のベスト2試合がテレ・レベルデで放送される。

Transmitirá la TV Cubana todos los partidos del Mundial de Fútbol Rusia 2018
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/06/08/transmitira-la-tv-cubana-todos-los-partidos-del-mundial-de-futbol-rusia-2018/#.Wx6Wz9IzbIU
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