2024年01月18日
アルテミサ 6対3で勝利しタイに リバン・モイネロ3回1/3を無安打無失点でセーブ 第二回キューバ野球エリートリーグ決勝戦第二試合
リバン・モイネロ
Radio Habana Cuba、2024年1月18日、Orlando González Cruz記者
アルテミサチームが水曜日(1月17日)、マタンサスチームに6対3で下し、第二回キューバ野球エリートリーグのプレーオフ決勝戦で1勝1敗のタイとした。
ライモンド・フィゲレド投手がすばらしい好投を見せ、マタンサスのビクトリア・ヒロン球場での5イニングを無失点で切り抜けた。
打線も試合中盤までに5得点のリードで援護したが、6回にマタンサスチームは決起し、一挙3得点をあげた。この回マタンサスは、アリエル・サンチェス外野手の2点二塁打と、ヨルダニス・サモンの適時打をつなげ、得点に結びつけた。なお、サンチェスは、この二塁打で、通算2000本安打まであと3本とした。
フィゲレドの救援で登板したオスダニス・ロドリーゲスは、期待に応えられなかった。この状況でアルテミサのユリエスキ・ゴンサーレス監督は、スター選手リバン・モイネロを投入した。プレーオフで「手に負えない存在」であり続けているモイネロは、相手チームの反撃を抑え、残りイニングでの得点を許さない、という役割を果たした。
モイネロは打者14人に対して54球を投げ、得点を許さず、5三振を奪った。
アルテミサの打撃陣は、ラインナップ全員が軒並み安打を放ったが、ただフレデリク・セペダだけ無安打だった。
きょう(1月18日)はアルテミサの26・デ・フリオ球場への移動日となる。このアルテミサの本拠地では、今回の決勝戦7番勝負の第3・4・5試合がおこなわれる。
アルテミサ対マタンサス 決勝戦第二試合(2024年1月17日)
Figueredo y Moinelo cazan Cocodrilos en Liga Élite
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/344765-figueredo-y-moinelo-cazan-cocodrilos-en-liga-elite
2024年01月17日
キューバ野球連盟 FEPCUBAに対するコロンビア政府の対応を称賛 大会への出場可能性も示唆か
JIT、2024年1月17日
キューバ野球ソフトボール連盟(FCBS)はきょう(1月17日)、自国領土でのスポーツイベントを我が国に対する攻撃のための場として使う企てに対する、コロンビアの対応を称賛した。
その重要性から、本紙は編集部に届いた同声明を掲載する。
FCBSの声明
キューバ野球ソフトボール連盟(FCBS)は、コロンビア当局の対応、とりわけ同国のスポーツ省と五輪委員会がわれわれをキューバにおける野球の正統的代表として認め、祖国のシンボルの主権的使用の権利も認めたことについて、称賛しておきたい。
この判断が、われわれの組織に独占的に与えられた権能を侵害しようとする自称キューバプロ野球連盟(FEPCUBE)の企てを阻止した。
われわれは、コロンビアのバランキージャでのプロ野球インターコンチネンタルシリーズの、主催者による、中止を注視している。この大会にわれわれは招待され、出席を検討していた。
FCBSは決してインターコンチネンタルシリーズの開催を拒否したわけではなく、権利侵害者FEPCUBEの出場と、ファンのためのスポーツイベントではなく低俗な政治見世物を行うために大会を利用しようとする彼らの目的を拒否したのだ。
FCBSは、「キューバスポーツ機構」の原則に則して、健康的なフェアプレーのルールを擁護する。それは人間の能力、諸国民間の親愛、連帯感の精神と団結を発展させるものであり、対立や復讐心や試合を政治目的で利用することを否定するものである。
ハバナ、2024年1月17日
キューバ野球ソフトボール連盟
キューバTV(2024年1月17日) *開始時間設定済み
Federación Cubana de Beisbol resalta actuación de Colombia
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=725124
2024年01月16日
マタンサス 6対5で先勝 ホセ・アマウリ・ノローニャが勝ち越し本塁打 第二回キューバ野球エリートリーグ決勝戦初戦
ホセ・アマウリ・ノローニャ、勝ち越し本塁打
JIT、2024年1月16日、Prensa Latina
マタンサスチームはきょう火曜日(1月16日)、第二回キューバ野球エリートリーグ決勝で、アルテミサに6対5で勝利し、優位に立った。この試合は多くのひとが今季最高の激闘の一つと評価している。
地元マタンサスチームは8回裏、ホセ・アマウリ・ノローニャが、若き投手ホセ・イグナシオ・ベルムーデスから、今大会10本目・プレーオフ2本目の本塁打を放ち、試合を決めた。
これがこの試合最後の得点となったが、この8回表にアルテミサから逆転される恐れがあった際にヨルダン・マンドゥレイ二塁手が仕掛けた併殺打が、カギとなるプレーの一つとなった。
しかし、アルテミサは9回表2死で走者を1・2塁に置き、フレデリク・セペダが外野左翼に打棒を放ったが、これはフェンスを越えるにはわずかに足りなかった。
両チームの先発投手、ヨアニス・ジェラとヘオネル・グティエレスは、ともに複数回を投げ合い、4対4の同点で降板した。
マタンサスがその打力で上回った試合となった。ユリスベル・グラシアルは自身プレーオフ5本目、リーグ13本目の本塁打を放った。また、さらに守備でも上回りを見せた。
グラウンドで、アルテミサは3つの痛い失策を喫し、三塁コーチの判断における誤りによって攻撃の機会をたびたび失い、得点の可能性を無駄にした。
しかし、アルテミサは、チーム力やプレーオフでの経験で上回る相手チームに対して決してあきらめず、これは試合前の記者会見で両監督が認識していた通り、今回の決勝戦での強いライバル性を予感させるものである。
ノローニャは、4打数3安打2得点1打点と活躍し、勝者チームの打撃陣をけん引した。エドゥアルド・ブランコは2打点をあげ、アンドリィ・ペレスは2安打でチーム2人目の複数安打を記録した。
抑えのアルマンド・ドゥエーニャスは、いつも登板する最終イニングより早く、8回途中からマウンドに送られたが、勝利投手となった。
セペダは、自身のレベルと、決定的な試合での経験を見せつけ、チーム唯一の長打となる二塁打を含む2安打を放ち、2打点をあげた。
木曜日(1月17日)の試合の先発には、マタンサスはヨエル・モヘナを、アルテミサはライモンド・フィゲレドを予告している。
アルテミサ対マタンサス 決勝戦第一試合(2024年1月16日)
Matanzas dio primero en play off final de Liga Élite del Beisbol
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=725121
コロンビアでのインターコンチネンタルシリーズ中止に コロンビア政府がFEPCUBEの参加を認めず
エドガー・レンテリア・スタジアム
JIT、2024年1月16日
コロンビア・バランキージャでのインターコンチネンタルシリーズの主催者はきょう火曜日(1月16日)の夜、コロンビアスポーツ当局による規定に従い、同大会を中止する、と発表した。
一方で同大会の組織に見合うチームの不足が指摘され、他方ではキューバおよびキューバ野球連盟に対応する空間を侵害しようとするFEPCUBEチームの非正統性が指摘された。
キューバ野球連盟は、FEPCUBEの策略を都度非難してきた。彼らの主要なモチベーションは、キューバ革命を打倒する目的と親和性のある、政治的でメディア的で商業的なものである。
当初から、しかしここ数週間はより顕著に、FEPCUBEおよびその最も著名な支持者たちの公的な立場は、スポーツとは完全にかけ離れた意図を認めていた。
その証拠として、インタビューや動画、生中継、記者会見、一部のインフルエンサーたちの騒動・・・などがある。ヘイト・メッセージがある。彼らは、コロンビア領土で反キューバ・ショーを見せたがったが、それは絶対に、実現不可能であり、容認できないものであった。コロンビア当局は権限を用いた。
本紙は、大会組織者による声明を掲載する。
声明
野球インターコンチネンタルシリーズの主催者でありプロモーターである、チーム・レンテリアUSAは、2024年1月26日から2月1日まで、コロンビアのバランキージャ市にあるエドガー・レンテリア・スタジアムで開催予定の同大会が、わが組織とは無関係の理由により中止となったことを一般にお伝えさせていただく。
関係する各リーグやチーム、団体は、同シリーズの実現に向けた全面協力の意志を表明していた。にもかかわらず、コロンビアのスポーツ省および五輪委員会は、声明を発表し、同大会実施に向けた許可を与えることはできない、と述べ、参加チームの一つであるFEPCUBEチームも承認しなかった。
チーム・レンテリアUSAは、同大会主催者として、他国でのシリーズ開催に向けて、加盟リーグと協力し取り組んでいく。
チケットの購入者には、料金全額が返還される。
チーム・レンテリアUSAの使命は、野球の発展に貢献する大会を組織し、促進し、開催することである。
バランキージャ、2024年1月16日
チーム・レンテリアUSAの報告
Cancelan la Serie Intercontinental de Beisbol de Barranquilla
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=725120
2024年01月14日
ビジャ・クララの2選手、日本プロ野球リーグに向けた契約に調印 クリスティアン・ロドリーゲスは中日、ダリオ・サルドゥイはソフトバンク
ダリオ・サルドゥイ(右)
Radio Reloj、2024年1月14日、Dairon Perez Urbano(CMHW)
ビジャ・クララの若き選手、クリスティアン・ロドリーゲスとダリオ・サルドゥイが、キューバ野球連盟の代表として日本プロ野球リーグに向けた契約に調印した。
キューバスポーツ当局者のフェイスブックでの投稿によると、遊撃手クリスティアン・ロドリーゲスは中日ドラゴンズとの契約期間1年・給与18万ドルの契約に調印した。専門家たちはこの若者の大きな才能を強調している。
日本プロ野球との契約に調印したもう一人の選手は左腕投手ダリオ・サルドゥイであり、彼はソフトバンクホークスとプレーすることになる。ひじょうに若い野球選手たちをローテーション入りさせるという同チームの育成目標に合致したものである。
ダリオ・サルドゥイは6年間・初年度の年棒は10万ドルという契約で、同チームのマイナーリーグで活動を開始することになる。一方、クリスティアン・ロドリーゲスは、この厳しいプロ野球リーグのなかで定着するために、1シーズンの中で自身の素質を発揮することになる。
クリスティアン・ロドリーゲス(左)
Jóvenes peloteros cubanos hacia Béisbol Profesional de Japón
https://www.radioreloj.cu/noticias-radio-reloj/deportes/jovenes-peloteros-cubanos-hacia-beisbol-profesional-de-japon/
2024年01月12日
アルテミサ 決勝進出を決める キューバ野球エリートリーグ
アルテミサ、決勝進出を決める
JIT、2024年1月13日、Prensa Latina
無安打無得点試合の間際までいった投手陣の継投と躍動的プレーにより、アルテミサチームは第二回キューバ野球エリートリーグでインドゥストゥリアレスとのプレーオフ準決勝を制した。
先発ユニエスキ・ガルシアは8連続アウトを取ったあと、捻挫のため降板した。急遽代わりに登板した20歳の若者ホセ・イグナシオ・ベルムーデス(4回1/3、5奪三振、2四球)も安打を許さず、勝利投手となった。
3対0とリードして、アルテミサの指揮官はマウンドに、日本プロリーグの抑えエースであるリバン・モイネロを送った。モイネロは8回に2三振を奪い、9回はクリスティアン・ロドリーゲスに安打を許したものの、完封を成し遂げた。
ベニグノ・ダキンタの統計資料によると、この継投は、キューバ野球リーグにおいて2度目となる3投手継投による無安打無得点試合の機会を逃した。
アルテミサチームは、9回表、ルイス・ゴンサーレスの適時打で4点目をあげ、点差を最終的に広げた。
デニス・ラサは4回に本塁打で0対0の均衡を破った。同じ4回アンディ・コスメはラウル・ゴンサーレスを三塁に置いてセンター前安打を放ち2点目をあげた。
5回、ラサは走者1・3塁で併殺打を打ち、その間に3点目が入った。
そのころ、アルテミサの選手たちは自分たちのプレーにひじょうに自信を見せており、観客席では試合結果を祝うコンガが演奏され続けていた。
インドゥストゥリアレスの先発パベル・エルナンデスは、相手チームの攻撃を抑えた投手陣の努力にもかかわらず、敗戦投手となった。打線の援護がなく、打撃陣は9三振を喫した。
アルテミサは、インドゥストゥリアレスとの準決勝を4勝1敗で終え、これまでの7番勝負で3勝0敗とリードしてプレーオフの決勝深進出を逃したチームは無いという規則性を守った。
土曜日には、もうひとつの準決勝で3勝2敗とリードしているマタンサスが、ラス・トゥナスとの勝負を決めるために自身の本拠地に出陣する。
アルテミサ対インドゥストゥリアレス第五戦(2024年1月12日)
Artemisa, primer finalista de la Liga Élite del Beisbol Cubano
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=725089
18歳のキューバ人投手ダリア・サルドゥイ 日本プロ野球のソフトバンクホークスと契約へ
ダリオ・サルドゥイ
Prensa Latina、2024年1月12日
18歳のキューバ人投手ダリオ・サルドゥイがきょう、日本プロ野球リーグに属するソフトバンク・ホークスとの契約に調印する。
調印式はきょうの午後、ハバナのラティーノアメリカーノ球場でおこなわれる、とキューバ野球連盟が本紙に伝えた。
ハバナの東288kmに位置するビジャ・クララ県出身の左腕は、昨季キューバリーグでデビューし、目立つ数字はあげなかったが、昨年9月にラティーノアメリカーノ球場でおこなわれたトライアウトで、日本野球のスカウトたちの注目を引いた。
現在サルドゥイは、キューバ野球冬季リーグ(エリートリーグ)準決勝でアルテミサチームの補強としてプレーしている。アルテミサチームは今夜、同リーグの最初の決勝進出チームとなる可能性がある。
同リーグの予選ラウンドで、サルドゥイは、2勝2敗、防御率4.88を記録し、WHIP(1イニングあたりに許した出塁数の平均)は2.01だった。
ダリア・サルドゥイ直近の投球 キューバ野球エリートリーグ準決勝第四戦先発(2024年1月11日)
※開始時間設定済み
ダリア・サルドゥイ インタビュー(2024年1月10日)
ダリア・サルドゥイ インタビュー(2023年12月12日)
Joven lanzador cubano firmará con equipo de Liga Profesional Japonesa
https://www.prensa-latina.cu/2024/01/12/joven-lanzador-cubano-firmara-con-equipo-de-liga-profesional-japonesa
ダネル・カストロ キューバ野球史上最多の2500本安打を記録
ダネル・カストロ
Radio Habana Cuba、2023年1月12日、Prensa Latina
キューバ人野球選手のダネル・カストロは木曜日(1月11日)、自身のラス・トゥナスチームとマタンサスチームとのあいだの準決勝試合で、自己通算2500本目の歴史的安打を記録した。
現在47歳で、キャリア29年目の「マナティーの豹」は、ラインナップの3番打者として、昨季キューバ野球リーグ王者であるチームのために献身を続けている。
2500本目の歴史的安打は、フリオ・アントニオ・メジャ球場での試合の初回に放たれた。この球場は彼がこれまでのキャリアで最も多くの安打を記録した場所である。
キューバ野球史上、通算安打部門で彼に続いている二人の打者は、ともにすでに引退したエンリケ・ディアス(2378安打)と「エル・カピタン・デ・カピタネス」アントニオ・パチェコ(2356安打)である。
キューバTV(2024年1月11日)
Pelotero cubano de 47 años conecta su imparable dos mil 500
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/344286-pelotero-cubano-de-47-anos-conecta-su-imparable-dos-mil-500
2024年01月09日
コロンビア政府 キューバ野球連盟を擁護 FEPCUBEのインターコンチネンタルシリーズへの出場を受け入れず
JIT、2024年1月9日
コロンビアのスポーツ省および同国の五輪委員会はきょう、間近に控えた2024年バランキージャでのプロ野球インターコンチネンタルシリーズについて姿勢を明確にした。
その重要性にかんがみ、本誌は声明文内容を以下に掲載する。
声明文
スポーツ省は、1995年法令第181号および1995年法令1228号にもとづくコロンビア・スポーツ界の最高機関として、またコロンビア五輪委員会(COC)は、関連スポーツの最高統括機関として、以下の旨を一般へ通知する。
プロ野球インターコンチネンタルシリーズは、レンテリアUSAチーム主催により、2024年1月26日からバランキージャ市で開催されるが、これは私的な招待イベントである。
つまり、この大会はコロンビア野球連盟による主催ではなく、国際五輪委員会が承認する唯一の組織である世界野球ソフトボール連盟の公式イベントでもない。
また、主催者のレンテリアUSAチーム側から、スポーツ省に対して、今大会の資金調達のための申し入れが行われたが、これは承認されなかったこともお伝えする。共同出資のプロジェクトは、各国のスポーツ連盟を通じて提案されなければならないが、今回はそれが行われなかったことも強調しておきたい。
したがって、今大会は、スポーツ省の資金援助によるものではなく、COCやコロンビア野球連盟の承認によるものでもなく、今大会の実現にむけては、現在のコロンビアスポーツ規則において定められた要件を遵守する必要があることを再確認する。
以上のことに加えて、スポーツ省とCOCは、キューバプロ野球連盟(FEPCUBE)の行動と意見表明を拒否する。彼らは、キューバ共和国の名称・表現・祖国のシンボルを使おうとしており、これは同国管轄の組織の承認を得ておらず、コロンビア政府またはわが国のスポーツ当局の認可も得ていない。
これらのシンボルの使用は、キューバ共和国の憲法上およびスポーツ上の権利の明白な侵害として解釈される。
よって、スポーツ省によって代表されるコロンビア政府、およびコロンビア五輪委員会は、キューバ野球ソフトボール連盟を独占的かつ合法的に承認する。
了
キューバTV(2024年1月9日)
Autoridades colombianas fijan postura sobre lid beisbolera
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=723068
2024年01月08日
アルテミサ インドゥストゥリアレスに2連勝 リバン・モイネロ半年ぶりの復活 キューバ野球エリートリーグ準決勝
フレデリク・セペダ(左)、本塁打を放つ
JIT、2024年1月8日、Prensa Latina
アルテミサチームはきょう、インドゥストゥリアレスチームにふたたび勝利した。今回のスコアは6対4で、第二回キューバ野球エリートリーグの準決勝での無敗を維持した。
本拠地の26・デ・フリオ球場でアルテミサチームは、この日すでに一試合目にコールド勝ちを収めていたが、過去の国内リーグで12回の優勝を誇る相手チームに対して手加減することなく、チーム史上初となる決勝支出に向けた道のり半ばまでたどり着いた。
アルテミサは5回裏に相手チームの先発パベル・エルナンデスから一挙3点を奪い逆転し、そのまま逃げ切った。
エルナンデスとその救援のヤニエルキス・ドゥアルド(リーグトップの10セーブをあげている)両投手からの四球と、アンディ・コスメ捕手の2点適時打によって、勝利を決めた得点が生まれた。
8回には、救援投手のフランク・エレーラからフレデリク・セペダがソロ本塁打(自身キャリア通算357本目)を放ち、これがインドゥストゥリアレスの息の根を止める最後のカギとなった。
ユニエスキ・ガルシアが5回を投げ、3失点(自責点1)、2四球、6安打、3三振で勝利投手となった。残りイニングをオスダニ・ロドリーゲス(3死をとった)と、皆が待ちに待ったリバン・モイネロがカバーした。
日本プロリーグでの7シーズンでの通算防御率はわずか1.95で、通算142ホールドを記録している左腕モイネロは、この日、手術後初めてマウンドに立ち、打者7人に対して無安打、4奪三振を奪った。
キューバ最多セーブ記録保持者(298セーブ)のホセ・アンヘル・ガルシアは、連打を浴びたが(単打、二塁打、四球)、若きホセ・イグナシオ・ベルムーデスが試合を閉めるためのアウトを奪った。
アルテミサの打撃陣では、ホセ・アントニオ・ヒメーネスが2安打2打点と活躍した。ルイス・ゴンサーレスは5打数3安打だった。
デニス・ラサとラウール・ゴンサーレスはそれぞれ3安打を放ち、うちゴンサーレスは二塁打も放った。
敗れたインドゥストゥリアレスでは、オスカル・バルデースが二塁打を含む4打数3安打、ヨアスニエル・ペレスが3打数1安打2打点だった。
もうひとつの準決勝の試合は、火曜日にマタンサスのビクトリア・デ・ヒロン球場で続けられるが、マタンサスチームがリードしており、昨季国内リーグ王者のラス・トゥナスに大差で2連勝している。
第1試合目
雨のため2日間にわたって行われた試合で、アルテミサはきょう、インドゥストゥリアレスを11対1で破り、第2回キューバ野球エリートリーグ決勝戦に進出する資格を示した。
アルテミサチームは、ヘオネル・グティエレス(4回、1失点、5安打、4奪三振、1四球)とイスラエル・サンチェス(3回、3安打、1奪三振、1四球)の投手陣の連係が光った。
リーグ最多勝利投手のレンベルト・バレートも、インドゥストゥリアレスのブルペンも、6回以外全イニングで得点をあげたアルテミサの攻撃を抑えることができず、ハバナ西部に位置する同市の26・デ・フリオ球場のスコアボードは10点差を示した。
インドゥストゥリアレスチームは初回、グティエレス投手に3連打を浴びせたが、同投手は回復し、1失点のみに抑え、これがインドゥストゥリアレスチームがこの試合であげた唯一の得点となった。
インドゥストゥリアレスチームのリードはほぼ続かず、同じ初回の裏で、アルテミサは二塁打3本と敬遠で3点をあげ、逆転した。
フレデリク・セペダは自身通算255本目の二塁打を放ち、ヨルダニス・サモンとの史上最多二塁打王をめぐる厳しい戦いをリードした。このセペダの二塁打で同点とし、そのあとラウル・ゴンサーレスが同じく二塁打を放ち3点目をあげた。
ルイス・ゴンサーレス外野手も同じく二塁打で4点目をあげ、アンディ・コスメ捕手は三塁打で出塁したホセ・アントニオ・ヒメーネスを三塁に置いて、適時打を放ち5点目をあげた。
雨天順延後の試合で、アルテミサは3四球やデニス・ラサの適時二塁打、ヒメーネスとオスベル・パチェコの安打、アンディ・コスメの犠飛などで一挙5点を奪った。
この勝利は、順延試合として3イニングを超えなかったため、きょうも同じ球場でユニエスキ・ガルシアとパベル・エルナンデス両投手による準決勝の第2試合が行われることを可能にした。
プレーオフでの3試合は大差の得点で決着がつき、このうち2試合はコールド勝ちだった。というのも土曜日と日曜日のあいだにマタンサスはラス・トゥナスに12対0、10対2で圧勝している。
第二試合のスコア
アルテミサ対インドゥストゥリアレス第1試合2日目&第2試合(2024年1月8日)
※リバン・モイネロ登板は4.28.00より
※フレデリク・セペダ本塁打は5.01.00より
アルテミサ対インドゥストゥリアレス第1試合初日(2024年1月7日)※4回まで
※フレデリク・セペダ同点二塁打は0.50.00より
Artemisa acorrala a Industriales en "semis" de Liga Élite del Beisbol
https://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=720065