2021年09月09日
INDERのフォルネース副会長 キューバ野球選手の日本での契約拡大を目指して活動中
ラウル・フォルネースINDER副会長(左)、ミゲル・ラミーレス大使(右)
Radio Habana Cuba、2021年9月9日、PL
キューバ野球は日本プロ野球リーグ(NPB)における自国選手の登場の拡大を目指しており、その目的のためにキューバスポーツ庁(INDER)のラウル・フォルネース副会長は日本で活動を続けている。
INDERの機関紙JITによると、フォルネース副会長はここ数日、ソフトバンク・ホークス、千葉ロッテ・マリーンズ、読売ジャイアンツ、中日ドラゴンズ、楽天イーグルスの各幹部や、NPBの熊崎勝彦コミッショナーらと会談を続けている。
「ソフトバンクと中日については、今季わが国の選手たちの成績はどうだったか、またそれらの球団で契約を続ける可能性について検討している」、とフォルネース副会長はJIT紙に語っている。
副会長はまた、その他の球団については契約の再開を狙っていると語り、将来においては当事者たちに損害が及ばないように協定を法的に強化するよう目指す、と述べた。
「わが国の選手や連盟をより保護するために、契約書の文言を強化していく。選手が他の地平を目指して協定を破棄しないよう、条項に基づいて努める」と副会長は述べた。
フォルネース副会長は、契約手続きがこれまでどのように進められてきたか説明し、「まず初めに彼ら(日本側)はスカウトを通じて一定の選手たちに関心を示し、そのあと現地滞在できない場合はビデオを通して選手たちを観察することもある」、と述べた。
「それらの評価のあと、契約期間と契約額の申し出がキューバ野球連盟(FCB)に対してなされ、その後INDERの交渉グループに持ち込まれ、必要に応じて修正され、球団・選手・FCBの間で契約する」、と副会長は説明した。
副会長はまた、彼らが求めているキャラクターを持った有望選手についていくつかの申し出がすでになされており、ソフトバンク・ホークスの三笠杉彦取締役GMはキューバ野球リーグが開幕する際にキューバを訪問し、才能ある選手たちを評価する予定である。
現在、キューバ人11選手が日本野球の一軍で活動しているが、そのうち6選手だけがキューバ連盟傘下で契約をかわしている。
強打者アルフレド・デスパイネ、多才な選手ユリスベル・グラシアル、抑え投手イバン・モイネロは福岡のソフトバンク・ホークスで活動しており、一方、ライデル・マルティネス、ヤリエル・ロドリゲス、捕手のアリエル・マルティネスは名古屋のチーム中日ドラゴンズで活動している。
キューバTV(2021年9月8日)
Béisbol cubano por expandir contrataciones en Liga Japonesa
https://www.radiohc.cu/noticias/deportes/269625-beisbol-cubano-por-expandir-contrataciones-en-liga-japonesa
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