ヴァンパイア・ダイアリーズ

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《5話〜10話》

ステファンは、切り裂き魔になっても人間性が少しだけ残っていた。

ところが、死んだと思っていたエレナが生きていることを知ったクラウスがエレナを殺そうとする。

クラウスは「裏切り者は許さない」という言葉とともにステファンに暗示をかけた。
これで完全に人間性が失われてしまう。

クラウスは、ドッペルゲンガーであるエレナを殺さなくても、彼女の血があればハイブリッド（下僕）を増やすことが出来ると知る。

そのため、ステファンにエレナの監視をさせる。

エレナは、ステファンに人間性を戻させたい。

しかし、彼女が何を言っても何をやってもステファンは【切り裂き魔】のまま。
あんなに愛していたエレナにさえひどい態度。

エレナは、絶対に自分が助けるという信念も揺らぎ始めてしまう。

クラウスが最も恐れているのは父だった。
エレナとデイモンは、それを利用し彼を生き返らせクラウスを殺そうとする。

作戦が成功しようとした瞬間・・・
ステファンが邪魔をする。

優しいステファンにはもう戻らない。
エレナは、それなら彼を自由にさせてあげようと思う。

でも、ステファンが邪魔をしたのは理由があった。
それは、兄デイモンをクラウスから守るため。

実はステファンは、クラウスの暗示から開放され自由を手にしていた。

愛するエレナとの生活を奪ったクラウスを許すことが出来ない彼は、エレナには内緒でデイモンと手を組み復讐を計画していた。

エレナは、デイモンに対する気持ちが変わっていく。

彼は、家族の事、愛するステファンの事で悩むエレナにいつも優しくしてくれる。

そして、デイモンへの気持ちが抑えられなくなり彼とキスをしてしまった。

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