狭い細長駐車場でフェンス際に停める我が家の不憫なランクル70にとっては待望のアイテム。
少し前に購入しながらも装着にちょっと手間取って面倒になってしばし放置していたサイドカメラを、気分転換に装着してみた。
◆材料
今回使用したのは得体の知れない、といっては失礼だけれど、両方合わせても6000円ほどと破格値のカメラとモニター。
◆作業手順
まずはミラーを外す。
これは根元にあるボルトをふたつ外して、コネクターを1つ外すだけ。
次に外したミラーのカバー下側にカメラ用の穴を開ける。
親切なことにカメラにホールソー(穴あけ用のドリルビット)が同梱されているので、インパクトドライバーにそれを装着してピッタリサイズの穴を開ける。
あまり考えずに穴を開けてしまったけれど、カメラがぴったりと美しく収まるためには平らな部分に収まるように場所を選んで穴を開ける必要がある。
あとは、カメラのお尻の方がドアミラーの部屋の内部に出っ張る部分があるので、ミラーの可動範囲に出ないように、とか色々考えないといけない・・・ということに穴を開けた後で気付いたけれど、まぁ、なんとか装着できたので結果オーライ。見映えはさておけば・・・
次は1年ほど前、挫折・・・というかめんどくさくなって放り出した理由のミラー内部から付け根に出してくるための配線。
ミラーの角度を動かすための配線がミラーの後ろ側の見えない部分を通過して車体側に出てくるので、そこを通すのが美しいのだけれど、ミラーだけを外した事などないし、割れるという情報をよく聞くし、どうあがいても自分の能力では分解できない・・・
なので、ミラー付け根部分の金属をドリルで少し削って道を作って無理やり配線を通す事にした。
その先は、角度調整の配線と同じルートを通す。
ここで忘れずに(自分は確実に忘れた)ミラーの付け根にあって、外してあったゴムパッキンを戻す。
次はドアの内側を通して車内に配線するので、ドアの内貼りを外す。
配線ルートは黄色で示した道。
ウインドウレギュレーターの配線や、ミラーへの配線を分解して、そこにまとめる技術のある人はそうすればいいんだけど、自分はそこまでできない、というか短時間で済ませることを優先したいので別系統を通る。
ちなみに、ブチルゴムで付いたビニールや防音用に取り付けたレジェトレックスを外すのを面倒がって、こんな感じで上にあるホールから線を出して配線してみると、窓を下げたときに見事に干渉するので気をつけたいところ。
言うまでもなく自分はここも確実にミスって、完成後に窓ガラスが途中までしか下がらなくなりビックリ。
あやうく配線を切断するところで、舌打ちしながらやり直した・・・
そんなヘボい場面は割愛して、まずはドアの外側から線を差し込む。
雨水侵入リスクがあるので対策が必要。
ミラーを外す場合に備えてカメラの配線に少し余裕を持たせておいてNITTO ブチルゴムテープ(自己融着テープ)で穴を塞いでおいた。
ここでミラーを元に戻す。
あとは、配線をドアの内側に固定(残り物のレジェトレックスで固定)しながら下のホールから出してくる。
最後にモニター、カメラの配線。
モニターには2系統のカメラ入力端子(黄色&白)とアクセサリーコードとアースコードの端子(赤)。
赤と白で昔ながらの音声入力かと思いきや、全然違うのが面白い。さすが・・・
2系統の切り替えができたりするらしいけれど、説明書みてもよく分からないし、必要ないので、とりあえず黄色にサイドカメラの端子を接続しただけ。
あとは、ACC(アクセサリーコード)とアース線を接続して完成。
(細かい配線なんかに関する情報はカーナビ取付記事を参照)
最後に格安モニターの取付。
小さいモニターなのだけれど、装着場所は意外と悩む、というかいい場所がない。
ダッシュボードの上も邪魔だしショボいルックスなので目立つのもチョット・・・ということでとりあえず灰皿に取付。
いいかな、と思ったんだけれど、ふと気が付いたら、数少ない、というか唯一のドリンクホルダーが使えなくなってしまった・・・
他に良い場所がなかったのでそのまま放置したけれど、この位置は改良が必要だろうな〜
それかドリンクホルダーを増やすかな・・・
まぁ、素人DIYお約束のようにミスっては手戻り、ミスっては手戻りしながらもなんとか3時間ほどで完成。
いつまで動くか分かったものではない、というかそらも止むなしなお値段の商品ながら映りは上々。
暗くてもちゃんと映るし、大したもんだ。返品できる期間もとうに経過しているだけに良かった良かった。
バックカメラだから画像にラインが入ってるのはご愛嬌。
さっそくカメラを活用してフェンス際に寄せようと思ったのだけれど、今までの感覚でやっていたときよりぶつかりそうな恐怖感が大きくなるという不思議を体験。
見えないでやるのになれてしまって大胆に寄せていたけれど、カメラで見るとビックリするほどのギリギリ。
慣れればそうでもなくなるんだろう。慣れるまで映ってればだけど・・・
久々の電装系DIYは楽しかったので大満足。