金曜日、ペットの日です。前々回から生き物を飼う上で最も重要な要素、餌の話となっています。
人によっては爬虫類なんぞより耐え難い画像が出てきたりしますので、ヤバイと思う方(虫が駄目とか蟲が駄目とかムシが駄目とか言う人)はここで離脱してください。
自分の身は自分で守りましょう。
ここまで読んでなお大丈夫と言う方は「続きを読む」からどうぞ。
それではコメントレス。
修正を確認。
了解。協力を感謝する。
レオパ:いただきまーす デュビア:ぐあぁああああ!!
・・・というわけで、前回に続いてデュビアの話。
えーと、どこまで話したっけ・・・そうそう、デュビアの殖やし方。
とりあえず、必要なのは「初期投資」と「根気」です。
基本的にツルツルした面は登れないので、入れ物は水槽でも衣装ケースでも構いません。
ただガラスの接合面がシリコンになっている水槽の場合は、幼虫がそこを登ってくる場合があるので注意。
蓋は前記の様に、登ってくる事の出来ない素材で出来てる容器の場合はなくてもいい様ですが、後期の保温の関係もあるのでとりあえず通気の出切るもの(水槽なら付属の蓋。衣装ケースならその蓋に穴を開けたもの等)を用意しておいたほうが無難です。
この容器に、ヤシガラ土等潜る事の出切る床材を2〜3センチほど敷きます。この時注意するのは、床材は完全に乾いたものを使う事。湿っていると、大量死しやすくなるという話もありますし、死んだときに死体が腐敗してアンモニアが発生し、魔のスパイラルを生み出します。
床材を敷いたらその上に隠れるものを入れます。これも何でもいいですが、わたしはカブトムシやクワガタムシ用に売っている朽木を使っています。これは隠れ場所の他にも、非常食にもなります。
以上の物を入れたら、容器に遠赤外線ヒーターを貼り付けます。15℃前後の低温でもそれなりに耐えますが、活性が落ちて繁殖率が落ちます。大体20度以上、出来れば25度くらいを維持出来れば理想的だと思います。30℃以上の高温にはさらした事がないので何とも言えませんが、熱死の可能性が考えられるのでしない方が無難かと。以上の項目を満たしたのが小生のGハウス(笑)です。↓
以上の項目を満たしたケースを作ったら、いよいよデュビアの投入です。
で、ここが最大のポイントの一つで、最初の個体数は大体40匹くらい購入してください。
いささか値がはりますが、これはコロニーを作るというデュビアの習性によるもので、これくらいの個体密度にする事で、繁殖率が上がります。
餌はそれこそ何でも食います。ドックフードでも野菜でも。特にカボチャのワタがお勧めです。よく食べますし、残った種も非常食and床材になります。水分はティッシュに含ませて与えてもいいですが、果物や昆虫ゼリーで与えたほうが環境の悪化には繋がりにくいです。
以上の項目を満たしたら、最大のポイントその2。半年、出来れば1年、放置してください。やることは給餌と給水。たまの環境チェックくらいです。
デュビアは卵胎生で卵ではなく、幼虫を生みます。その一度の数が大体20匹前後。コオロギみたいに爆発的には殖えません。第2、第3世代が生まれて養殖が軌道に乗るのにそのくらいの時間がかかるわけです。
一度軌道に乗ってしまえばしめたもの。あとはちょいちょい餌にする分を拝借しながら、(その時はメスじゃなく、なるべくオスに犠牲になってもらいましょう。)その環境を維持するだけです。
これで、あなたは長年のコオロギの呪縛から解き放たれる筈です。(まあ、肝心の生体が好き嫌いをしてこれを食わないと言う事も考えられるので、始める前に食うかどうか試してみる必要はありますが・・・。)
それともう一つ、年に一回くらい新しい種親を10〜20匹ほど投入してください。
ずっとそのままだと、親近交配が進んでコロニーの生成に支障をきたします。
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