金曜日、ペットの日です。前々回から生き物を飼う上で最も重要な要素、餌の話となっています。
人によっては爬虫類なんぞより耐え難い画像が出てきたりしますので、ヤバイと思う方(虫が駄目とか蟲が駄目とかムシが駄目とか言う人)はここで離脱してください。
今回は、前二回に増してヤバイです。
自分の身は自分で守りましょう。
ここまで読んでなお大丈夫と言う方は「続きを読む」からどうぞ。
さて、前回までの話で、コオロギは扱いにくい。ジャイミルは太りやすいしいささか危険。という事で小生は長いこと頭を悩ませていました。
そんな時、ネット検索で聞き慣れない単語を耳にしました。
「デュビア」
それはコオロギの様に手がかからず、ジャイミルの様に脂肪過多でもなく、そして生体に牙をむく事もない。
・・・完璧ではありませんか。これこそ、小生の求めていた餌です。しかし、問題が一つありました。それは、家族の目。コオロギやジャイミルに対しては寛容だった家族も、これには難色を示す可能性がありました。なぜなら、デュビアとは・・・↓
・・・です。
はい、この時点で読んでた方の3分の2はドン引きさせた自信があります。
あなたは思った事でしょう。これは”ヤツ”ではないかと。台所に出現し、その度に家庭の平穏をかき乱し、阿鼻叫喚の地獄を作り出す”ヤツ”ではないかと・・・。
そうこれは「G」。デュビアとは「G」の一種なのです。(ちなみに羽があるのがオス(下)。ないのがメスです(上)↓
ただ「G」とはいっても、台所等に出没する衛生害虫の「クロゴキ」や「チャバネ」といった「G」とは違って、こちらは森林などに住むタイプで、衛生度はカブトムシやクワガタと同じくらいです。いや、本当に。
時間をかけ、言葉巧みに家族を説き伏せ、飼育を始めてみるとなるほど。扱いやすい。コオロギに比べて遥かに強健で、死亡率が非常に低く、ロスが少ない。さほど水分を必要としないので、乾燥した環境を維持しやすく死んでも腐敗し辛い。コオロギやジャイミルみたいに強力な顎がないので共食いはしないし、生体を傷つける事もない。何でも食うかつ食うのが早い(ここら辺はやっぱG)ので餌が痛んで環境が悪化する事もなく、あまり臭わない。そして、動きが鈍くて飛ぶ事がなく、水槽の壁も登れないので脱走の心配もない(←ここ重要)。
生体の反応もまずまずで、調子の良い個体ならまず問題なく食べてくれる。
・・・完璧です。
ただ、唯一のネックとしては大きさと値段があります。
デュビアの成虫は5cmくらいと大きいので、小さい生体は食べられません。
そして値段。コオロギの場合、Lサイズの成虫が100匹800円から1000円くらいで買えるのに対し、デュビアは安く見積もっても10匹で500円くらいします。
給餌の度に買うにはちと、財布に優しくない値段です。
この二つネック、さてどうするか。答えは一つ。そう、養殖すればいいのです。そうすれば小さな幼虫が安定して手に入り、いちいちショップで買う必要もなくなります。
ただ、デュビアの養殖にはちょっとしたコツがあります。
それについて話すといささか長くなるので、その件については、また来週・・・(これで来週のネタが出来た♪)
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