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2018年07月19日

山頭火 12


廃屋に独居する山頭火は

一日、誰と話をすることもなく

一人夕暮れを迎えるしかない


そんなとき、いつの間に飛んできたのか

一羽のカラスが、山頭火を慰めるかのように

啼き始めた。

カラス.jpg

「鴉啼いてわたしも一人」



一瞬、カラスに会いたい人を重ね合わせただろう

啼き声に思わず返事をかえしたかもしれない


しかし、つかの間の訪れも、

仲間の鳴き声とともに終わりをつげ


山頭火の寂寥はさらに増してしまうのである






































posted by smile at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日常
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