日々のつぶやき

松山選手が苦しんでいる。

とは言っても、米国ツアーのランキングで30番内で

獲得賞金額も今シーズン8ヵ月で、２億円近く稼いでいるので

中には、贅沢を言うな、とおっしゃるむきもあろうかと思う。

しかし、3年前にはランキングで４位にいた選手だ。

現状に満足しているハズがない。

なにより、ファンがそれを許さない。



ゴルフの世界に、「パッド」という言葉がある。

我々の悩み事の一つの「パット」ではない。

50センチのパットをはずして「おかしいな」とつぶやく、

あれではない。

別におかしくはなくて、単に「下手」なだけなのだが。


「パッド」は日本語でいうと「詰め物」。

ゴルフの大会は、多い時は130人からの選手が出場し、

通常、上位70位タイ以下は「カット」される。

予選落ちにあう。

男子の場合、二日間の決勝ラウンドがあるのだが、

脚光を浴びるのは優勝争いを行っている

上位のせいぜい10人程度だ。


ということは、残りの60人くらいは居ても居なくても

関係ないのだ。

しかし、優勝者を権威付けするためには、

多くの敗者が必要になる。

したがって、大会を成り立たせるために必要な

毎回、優勝には絡まない、

20位から50位辺りに居る選手のことを

「パッド」と言うようになったらしい。


松山選手が「パッド」になってしまわないよう

応援しよう。