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2021年05月23日

【第10回】PBRとは

どんどん勉強していきましょう!

PBRとは?

横文字ヤダ!!その気持ちわかります。必要なことなので、少しずつ覚えていきましょう。

PBR(Price to Book Ratio):株価純資産倍率。会社が解散した際に、株主に戻ってくる金額と株価の割合。
計算式
PBR=株価÷BPS  (BPS:1株当たり純資産(Book per Share))


PBRは倒産するときのことを考えるとわかりやすくなると思います。

企業が倒産する時、現在あるお金からまず銀行から借りているお金の返済、仕入れ材料、従業員の給与など払うべきお金をすべて支払います。
それを支払った上で最終的に手元に残るお金が株主のものとなり、株主に分配されます。この分配金が純資産になる。基本的には当初株式公開で株式から集めた資金+事業で残った利益(余剰金)になる。

上記のことを踏まえて、仮に下記のような企業があり解散したとします。
・総資産:1000億円
・純資産:100億円
・発行株数:1億株
・株価:100円

1000億円のお金のうち、900億円を返済に使うことになり、残りが100億円です。この100億円が株主のお金になります。1株あたりの純資産BPSは「1000億円÷1億株=100円」となり、1株あたりの株価も100円となっているので、株主は±0円となり損も得もしません。

しかし仮に、株価が120円の場合は1株120円を出して買っているのにかえってくるお金は100円(BPS)となり、20円のマイナスとなります。この場合のPBRは1.2になります。

逆に株価が90円の場合は1株90円を出して買ったのに対して100円返ってくるので10円のプラスとなります。この場合のPBRは0.9になります。

一般的にはPBRが小さいほど株価が割安であるということになる。

しかし低ければ低いほど良いのでしょうか?
例えば新興企業は事業を大きくしている途中なので純資産がかなり低い場合があります。この場合はPBRが大きくなる。PBRが高いからと言って割高と判断してもそれ以上にどんどん株価は上がる可能性もあります。
またPBRが低くてもそれは単純に赤字だったり、人気がなかったり、市場から期待をされていない銘柄だったりするかもしれません。
ここでも同様にPBRを参考にする際は、業界の平均値を調べてたり、似た企業との比較をするとよいでしょう。そして、その企業のPBRがなぜその値なのかを考えることで企業への理解が深まり株式投資判断の参考になります。
ちなみに、日経平均PBR平均は1.5、アメリカ株4.8となっている。(2021年4月実績値)

参考サイト
https://myindex.jp/global_per.php

ここまでのポイント
・PBRは株価と純資産の関係。1倍以下は割安株となる
・PBRが低くても成長が期待できない、人気がない株の可能性もあるので、数値の理由を考えることが大切となる。
・OBRは業界によっても変わるので、同業種間で比較すると投資判断の参考になる。
タグ:PER
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28歳から投資に興味を持ち始め、怖いと思いながらやらずに2年経っていました。コロナ渦となり30歳から投資の勉強を始め、低所得者でも投資で資産1億円を作ることを目標に、日々の勉強や記録を残していきます。
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