2020年04月12日
緊急事態の今なのに? 判子のために出社!
緊急事態の今なのに?
判子のために出社!
非常事態宣言が発令!
人の活動を8割まで制限しないと、感染爆発となると政府は繰り返し訴える
テレワークも推奨、原則と進んできたが出社停止のフェイズが見えてきたのに、それを阻む壁があった
企業の紙文化!
緊急事態でも変えられない?
この緊急事態においても印刷、押印した書類の提出を頑なに求める組織があり、それを理由に危険な出社をしなければいけない社員がいた
大企業から業務委託契約を締結したいというお話をいただきました
その仕事の内容から判断して、そもそも業務委託契約を締結するほどのものか疑問?
契約締結は不要では?
ところが、法務と相談しましたが、やはり業務委託契約を締結して欲しい
紙の契約書を書留で送りますので、それを一週間以内に押印して返送してほしいと、日本企業の紙文化にありがちな話ですが、今は状況が違いませんか?
書留ということは、送られた相手の場所を指定するわけです
オフィスに出向いて受け取り、判子を押して印紙を貼るとなると、印紙を買いに行き、ポストに投函
この非常事態において不要不急の移動や外出を相手に強いるのは?
先方の社員も書類がオフィスに来るから出社しなければいけないと、両者に危険を強いることになる
不要不急の移動、外出を強いる行為と、コンプライアンスどちらが優先?
今は感染を広げないためにも、活動自粛なのに。社内の手続きシステムがアップロードされていないわけです
社員の安全性を無視している
印紙にしても、電子媒体であれば不要です
後から処理するという柔軟な運用があってもいいのでは?
マネジメント、今こそアップデートを急げ!
この難局は
経理、法務、総務、購買、監査など
いわゆるバックオフィスと呼ばれる管理部門や間接部門が変わらないと乗り切れないのです
日本で最初に全社テレワークをしたIT企業ですら、
捺印のために会社に行かなくてはいけないのです
契約書に必要な公印が持ち出し禁止だったので、今回持ち出しOKにしましたが、公印は紙に押さないといけないという部分は変わらない
社内はいくらでもデジタル化できるけれど、お客様に対してはできない
公官庁がそれを強要しているというところに問題がありそうです
法律や商習慣が絶望的に古いまま
旧来製造業型
場所を固定する
労働集約型
全員が横並びのやり方に
最適化されているが、
これからはオープン型、コラボレーション型に適応していき、柔軟なやり方に変えていかないとイノベーションできずに、国力そのものが下がってしまう
今回のような非常事態において大きな社会的リスクになり得る
クラウドに移行していくことへ、これを機にもっと加速していく必要があると思います
上手くいくテレワーク?
テレワークの実施率は13.2%
半分が初テレワーク、およそ170万人のサラリーマンが初めてのテレワークをしているという状況です
今、かなりの人たちが突然テレワーク、準備もないままにテレワークしているのです
紙ベース判子ベースの流れは変えて行くことが必要でしょう!
経理や法務などの管理部門、監査法人、さらには関連省庁や自治体においても柔軟な対応や創意工夫、が求められています
非常事態なので、
通常を貫こうとすること自体間違っていると思います
紙とハンコをまず廃止することがテレワークの第一歩!
柔軟な働き方のメリットとデメリットに関する調査結果
デメリット
プリンターなどの出力ができない
書類や資料が手元にない
(.紙資料の出力や押印がなくなれば、柔軟な働き方がどかっと進むでしょうね)
オフィスで袖机に誰かが持っている紙の資料をデータに落として共有していかなければならない、経理・財務部門幹部の7割がテレワークをし、そのうち4割が在宅勤務では業務が完結せず、途中出社しなくてはならなかった
出社理由は
請求書、押印手続き、印刷などです
横並び主義から脱却!
今必要とされるのは多様性です
ダイバーシティ&インクルージョン多様性があるだけでなく、しっかり認め合う
しかし、多様な働き方が認められない多様性なんて、ただの絵に描いた餅ですよね
さまざまなオリジナリティを持った人
さまざまな働き方でパフォーマンスを出せる人
社内社外も関係なくいかに早くつながり、異なる得意技を持つプロとの掛け合わせで価値を出していく
イノベーションの本質はそこにあります
紙とか判子で縛られる多様性もスピード感もない働き方、クローズドな働き方ってリスクなのです
事務作業に足を引っ張られて
プロが本来の価値を出せない
すばやく他者とコラボレーションできないと
本末転倒なわけです
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