2020年03月16日
自宅を売って、都会から美しい農村に引っ越し、夢見た生活だったが、大きな落とし穴が!
自宅を売って、都会から美しい農村に引っ越し、夢見た生活だったが、大きな落とし穴が!
田舎暮らしが日に日につらくなってゆく!
今年で67歳、定年後に田舎暮らしがしたくて、2年前に東京の自宅を売り払い、妻と二人で田舎に引っ越した
都会の喧騒を離れ、自然豊かな場所で、畑で野菜を作って自給自足で暮らす生活を夢見ていましたが、現実はそんなに甘いものではないことにすぐに気づくことに!
大きな誤算1
田舎暮らしは思ったよりもおカネがかかる
自給自足の暮らしを夢見て
300万円で空き家を購入し、防寒対策などのリフォームに500万円を費やす
借りた畑の手入れをするのにも多額の費用が必要でした
手押しの小型耕運機が20万円
農具を運ぶための軽トラに100万円
田舎暮らしをはじめるための
初期投資に1000万円近くが消えて行った
誤算の2つ目は
田舎暮らしは想像よりも、窮屈だった
地元の人たちとなじむことができなかった
近所の人が頻繁に
畑で穫れたものですと野菜を持ってきてくれるのですが、何かをもらったらお返しをしなければ、最初は近所付き合いこそ田舎暮らしの醍醐味と喜んでいましたが、これも次第につらくなってきました
田舎暮らしに反対した妻
俺の最後の夢だからと説得
妻からやっぱりやめておけばよかったと文句を言われる毎日
それまで良好だった夫婦関係が険悪になったことが一番こたえます
妻には近所に友達と呼べる人もおらず、特に仕事や近所の役割もなく、話し相手は私だけ、
以前住んでいた家は、国道沿いで、音や振動で目が覚めることも、こんなところに住むよりは、空気のいいところで老後を過ごしたほうが健康にもいい!
田舎暮らしの大変さを説いてくれた人もいたけれど、自分は大丈夫と!
定年後に自宅を売って田舎や郊外での生活を始めたものの、自宅を売るべきではなかったと後悔する人は少なくないのです
晴耕雨読の生活を夢見て、畑付きの家を購入、引っ越した当初は快適なセカンドライフを送っていました
しかし、夫が軽度の脳梗塞になり、歩行の自由が利かなくなってから、生活が一変
妻は免許を持っていないため、夫を病院に連れていくときも、買い物に行くときもタクシーを使うはめに!
生活コストは次第に上がっていき、これからの生活が、不安でたまらない
自宅を売却せず
賃貸にでも回して持ち続けておけばよかった?
田舎以外でも老後の移住に関する
思わぬ落とし穴?
ベッドタウンへの住み替え!
移住先に高齢者を診てくれる医療機関が少なくて困る
住んでいる人たちは基本的にはサラリーマンで、病院にかかるときは電車に乗って都心まで行くので、地域には高齢者が通うような大きな医療機関がないことが多い
元気な時は医療施設のことなど考えないが、、5年、10年と住み続けるうちに、深刻な問題となる
70代になっても、自立して生活ができる?
必要な施設は十分にある?
と、想定して移住しなければ、老後の生活が困難になります
年を取れば取るほど、新しい地域になじむのに時間がかかる
移住を夢見ている人は、いま一度、同じところに住み続けることのメリットを考え直してみましょう
知らない土地で暮らすのには、より大きなパワーが、必要なのです
老後のゆったりとした、時間を過ごすには下準備が必要かと思います
定年してから、移住先を探すのではなく、もっと若い頃から、その地を探し、出向いて行き、地域とのコミニュケーションをとり、これなら大丈夫と踏んでから、行動を起こすべきです。
人生の最後の決断が、人生最大の誤りにならない、後悔とともに生きていくには、老後はあまりに長すぎますし、取り戻すには殆どの人はパワーが足りなくなっています。
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