2015年01月14日
沖雅也の異色刑事ドラマ「はぐれ刑事」
70年代に活躍した今や伝説になった俳優 沖雅也が主演した日本テレビの刑事ドラマに「はぐれ刑事」がある。
後の藤田まこと主演の「はぐれ刑事純情派」とは全く関係ない作品である。
正確にいえば主役は、沖の上役風間刑事を演じる平幹二朗が主演なのだが。
舞台は、東京の下町にある台東署、ベテラン刑事で人情派の風間と組んだエリート新米刑事影山(沖雅也)が
犯人逮捕のとき間違って影山が風間を誤射してしまう。
風間の胸には、弾がめりこんだままで時折発作に苦しめられるがあえて摘出しようとしない。
詳しくは画像をクリック ↓
なにかと暴走しがちな風間や影山を本庁の圧力から守る滝川刑事課長に小沢栄太郎が扮し、馴染みのシカゴ帰り
の新藤医師に田中邦衛、その助手の若者に火野正平、下町娘お京にホーンユキと個性派が脇を固めた隠れた名作
である。
第11話の「氷雨」では、暴力団の内部争いで、若い衆が誤って兄貴分を撃ってしまいパニックになった若い衆たちが
兄貴分を助けようと新藤医院に無理やり押し入り患者らを人質にとり新藤に手術を強要する。
風間は、さっそく出動して食料品屋に化けて様子を探ろうとするが、犯人にばれるがどさくさにまぎれて
影山は新藤医院に潜り込むのだが自分の経験とそっくりな展開に愕然とする・・・
沖が「太陽にほえろ」のスコッチ刑事を演じる前の作品で生意気だけの若者が先輩や事件にもまれて次第に一人前
になってゆく成長物語である。
地味だが、沖を始め登場人物のキャラクター設定も俳優陣の演技もよくドラマもじっくりと描かれていて
いい作品である。
ドラマの最終回は、衝撃的な展開で終わる。視聴率はあまり伸びず13回で終わった。
脚本監修に黒沢作品で知られる菊島隆三、音楽の担当はティンパンアレーとマニア好みである。
主題歌の「陽かげりの街」をペトロ&カプリシャスが歌ってヒットした。高橋真梨子の歌はほんといい。
端正な顔立ちで気品があり演技力も高かった沖雅也、1983年養父の日影忠夫宛に「親父涅槃で待つ」の
謎の遺書を残し沖雅也は京王プラザホテルの47階よりダイブした。
惜しい役者を失ったものである。合掌。
後の藤田まこと主演の「はぐれ刑事純情派」とは全く関係ない作品である。
正確にいえば主役は、沖の上役風間刑事を演じる平幹二朗が主演なのだが。
舞台は、東京の下町にある台東署、ベテラン刑事で人情派の風間と組んだエリート新米刑事影山(沖雅也)が
犯人逮捕のとき間違って影山が風間を誤射してしまう。
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の新藤医師に田中邦衛、その助手の若者に火野正平、下町娘お京にホーンユキと個性派が脇を固めた隠れた名作
である。
第11話の「氷雨」では、暴力団の内部争いで、若い衆が誤って兄貴分を撃ってしまいパニックになった若い衆たちが
兄貴分を助けようと新藤医院に無理やり押し入り患者らを人質にとり新藤に手術を強要する。
風間は、さっそく出動して食料品屋に化けて様子を探ろうとするが、犯人にばれるがどさくさにまぎれて
影山は新藤医院に潜り込むのだが自分の経験とそっくりな展開に愕然とする・・・
沖が「太陽にほえろ」のスコッチ刑事を演じる前の作品で生意気だけの若者が先輩や事件にもまれて次第に一人前
になってゆく成長物語である。
地味だが、沖を始め登場人物のキャラクター設定も俳優陣の演技もよくドラマもじっくりと描かれていて
いい作品である。
ドラマの最終回は、衝撃的な展開で終わる。視聴率はあまり伸びず13回で終わった。
脚本監修に黒沢作品で知られる菊島隆三、音楽の担当はティンパンアレーとマニア好みである。
主題歌の「陽かげりの街」をペトロ&カプリシャスが歌ってヒットした。高橋真梨子の歌はほんといい。
端正な顔立ちで気品があり演技力も高かった沖雅也、1983年養父の日影忠夫宛に「親父涅槃で待つ」の
謎の遺書を残し沖雅也は京王プラザホテルの47階よりダイブした。
惜しい役者を失ったものである。合掌。
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