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2023年10月16日

昔の教師 2


日々の閲覧履歴をたまにチェックしている。
どの様な記事が見られているのかなと。
それなりに人の好みが見えてくる。
投稿題の見出しにもよるのであろう。
映画や書籍にしても「見出し・表題」の如何により売り上げに大きな幅が出てくる位だから重要度は高い。

さて、時折【昔の教師】が閲覧されているが、この内容の記憶がはっきり残っている事と、自分の人生において大事な節目の時でもあり、取り巻く人たちの暖かさが滲んでいるから好きな記事である。
そんな事から、昔の教師は今とは問題にならない位凄まじさがあったなと、改めて思い出す事柄が多い事に気が付いた。

今ではありえない事であり、当時の教師の行いが今行われたら教育委員会が謝りまくり、マスコミが大騒ぎする事だろう。
実際、今の人達が聞いたらとんでもない事である。
先ず第一に、当時の廻りの大人達は怖かった。
何も悪さをしなければ優しい大人であったが、ひとたび悪さをすると、警察官、先生をはじめ周りの大人全てがきっちり悪さをした子供たちを叱って来た。

古き良き時代であった。
女の先生でも竹の細い根っこを持ち歩いていた。
この細い根っこはしなりが強くそれで叩かれると驚く程痛かった。
尻ではなく手を上げさせ手の甲をビシッと叩くのであったからその痛さは倍増するのであった。
非力な女性でもこの一撃は凄まじかったものである。
男の先生など冬場などはダルマストーブに石炭をくべる鉄製の小さなスコップで尻をぶっ叩く一撃も、今は懐かしいが凄まじかったものであった。
悪さの酷かった生徒が職員室に呼ばれて戻って来たときなどは、顔が紫色にはれて戻って来た級友に思わず「大丈夫か?」と声を掛けた程である。

それでも当時はそんな顔で家に帰り、親から「その顔はどうした」と聞かれ「先生にやられた」と答えると今なら親が怒鳴り込んできたであろうが、「それはお前が悪い」からだと、もう1発か2発ぶん殴られたものであった。
私は極くまじめな方であったが、一度通学時に帽子を外していたのを担任に見られ職員室に呼ばれ、小槌で一発殴られた時など気絶しそうなほどめまいを覚えた苦い記憶がある。

私の学友にそれ程の悪はいなかったが、先輩の中には、卒業式の日にお世話になった教師の車の給油口を開けて砂を入れたなどと言う逸話が後輩の間で語り継がれていたものである。
これも古き良き時代の事であろう。

しかし、生徒と先生の結びつきは今の時代より深かったと思われる。
私自身担任ではなかった親しい先生と志賀高原などにキャンプ旅行した記憶が残っている。
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