2016年08月20日
医者は語る。私も医療費削減に努めます
今後、高齢化がさらに加速する日本にとって、国家の医療費の節約は切迫した課題となります。医療費節約を実現するためにも、これからの時代、私たちはもっと体や健康のことを勉強して、医者に頼らない生き方を目指すべきでしょう。
それには一人ひとりが「患者力」を高める必要があります。この「患者力」には、知る力、見抜く力、自己決定力、自己治癒力、往生力が含まれます。患者力を鍛えるこれら5つの力について、説明しましょう。
■「患者力」を鍛える5つの力とは
●知る力
体の仕組みや病気と医療の意味を正しく知ることは大切です。医療は病気を治すためにあるものですが、医療機関に行くまでもない病気もたくさんあります。その代表が風邪です。風邪をひいたら、当然のように医者に行く人が多くいますが、風邪の原因となるウイルスをやっつける薬はありません。医者が出している薬は、すべて症状を抑えるための対症療法でしかなく、本当に治せるのは、体を温めて休養をとることだけです。
しかし、仕事や子育てなど、やるべきことがあって休んでいられないという場合もあるでしょう。そういう場合は、市販の風邪薬でも十分です。
驚くことに、風邪の診断で抗生物質を処方する医師がいるようですが、風邪で抗生物質を出すのは世界でも日本くらいです。抗生物質は細菌をやっつけて感染症を治すのに効果を発揮しますが、風邪のウイルスには効きめがありません。それどころか、抗生物質をとることで、腸内にある善玉菌まで殺して、免疫力を落としてしまうといった残念な弊害があるのです。
●見抜く力
風邪対策ひとつとってもそうですが、簡単に医師のいいなりにならないよう、見抜く力を養ってください。患者が医師と対等な関係になるのは難しいでしょうが、まずは自分が信頼できる医者かどうかを見極めることもひとつです。ある治療法を提案されても、他の治療法や可能性はないか聞けたり、自分が知りたいことをきちんと聞ける医者が一人でもいると患者力は上がります。
●自己決定力
患者さんが医療を難しく感じたり、わからないというのは理解できます。しかし、だからといって、誰かに自分の治療法の決定を任してしまうのではなく、「自分で決める」という意志を持ってください。自分がどうしたいのか、といった希望や目的を持ち、そのためにはどうすればいいのかを考えてほしいのです。そうでなければ、医者は患者さんの納得のいく医療を提供することができません。
医者は、学生時代から、患者さんを治すために全力を尽くすよう教わり、それを実践しています。ですから、患者さんの希望を聞かないまま医療を施し、それが患者さんの意思と異なっていれば、双方にとって喜ばしくない結果を生みかねません。
■医療で命を引き延ばすこと=「幸せ」ではない
●自己治癒力
対症療法はあくまでも症状を抑えるための一時しのぎであって、病気が治っているわけではありません。根本的に病気を治すには、免疫力が上がるよう、考え方や生活習慣、食生活などを見直し、体から変えていく必要があります。
人間の細胞は日々生まれ変わっています、規則正しい生活にシフトをすると、そこから新しい体が生まれます。人生の目的を持って生きることで、細胞活性化が促進され、自己治癒力アップにもつながります。
●往生力
自分の余命はあと1年だと想像してみてください。自分はどんな生き方をしたいか、どんな人生を生きたいか、考えてみるのです。すると、どんな風に死を迎えたいかも想像できると思います。
納得のいく死を迎えるために、元気なうちに何をしておいたらいいかを考え、実践し、後悔のない人生の幕引きに備える。仮に余命が限られてしまっていたとしても、病気とうまく折り合いをつけながら、有意義に楽しく毎日の時間を積み重ねていくことができれば、その人の人生には悔いは残らないことと思います。
これからの医療は、命を引き延ばす方法ばかりが人を幸せにするとは言えなくなっています。一人ひとりが「患者力」をつけて、自分がどうありたいのか、どう生きたいのかを、生き様を示すことで、医療を使っても、医療に依存するのではない、自立した人生を生ききることができるようになるのではないでしょうか。
それには一人ひとりが「患者力」を高める必要があります。この「患者力」には、知る力、見抜く力、自己決定力、自己治癒力、往生力が含まれます。患者力を鍛えるこれら5つの力について、説明しましょう。
■「患者力」を鍛える5つの力とは
●知る力
体の仕組みや病気と医療の意味を正しく知ることは大切です。医療は病気を治すためにあるものですが、医療機関に行くまでもない病気もたくさんあります。その代表が風邪です。風邪をひいたら、当然のように医者に行く人が多くいますが、風邪の原因となるウイルスをやっつける薬はありません。医者が出している薬は、すべて症状を抑えるための対症療法でしかなく、本当に治せるのは、体を温めて休養をとることだけです。
しかし、仕事や子育てなど、やるべきことがあって休んでいられないという場合もあるでしょう。そういう場合は、市販の風邪薬でも十分です。
驚くことに、風邪の診断で抗生物質を処方する医師がいるようですが、風邪で抗生物質を出すのは世界でも日本くらいです。抗生物質は細菌をやっつけて感染症を治すのに効果を発揮しますが、風邪のウイルスには効きめがありません。それどころか、抗生物質をとることで、腸内にある善玉菌まで殺して、免疫力を落としてしまうといった残念な弊害があるのです。
●見抜く力
風邪対策ひとつとってもそうですが、簡単に医師のいいなりにならないよう、見抜く力を養ってください。患者が医師と対等な関係になるのは難しいでしょうが、まずは自分が信頼できる医者かどうかを見極めることもひとつです。ある治療法を提案されても、他の治療法や可能性はないか聞けたり、自分が知りたいことをきちんと聞ける医者が一人でもいると患者力は上がります。
●自己決定力
患者さんが医療を難しく感じたり、わからないというのは理解できます。しかし、だからといって、誰かに自分の治療法の決定を任してしまうのではなく、「自分で決める」という意志を持ってください。自分がどうしたいのか、といった希望や目的を持ち、そのためにはどうすればいいのかを考えてほしいのです。そうでなければ、医者は患者さんの納得のいく医療を提供することができません。
医者は、学生時代から、患者さんを治すために全力を尽くすよう教わり、それを実践しています。ですから、患者さんの希望を聞かないまま医療を施し、それが患者さんの意思と異なっていれば、双方にとって喜ばしくない結果を生みかねません。
■医療で命を引き延ばすこと=「幸せ」ではない
●自己治癒力
対症療法はあくまでも症状を抑えるための一時しのぎであって、病気が治っているわけではありません。根本的に病気を治すには、免疫力が上がるよう、考え方や生活習慣、食生活などを見直し、体から変えていく必要があります。
人間の細胞は日々生まれ変わっています、規則正しい生活にシフトをすると、そこから新しい体が生まれます。人生の目的を持って生きることで、細胞活性化が促進され、自己治癒力アップにもつながります。
●往生力
自分の余命はあと1年だと想像してみてください。自分はどんな生き方をしたいか、どんな人生を生きたいか、考えてみるのです。すると、どんな風に死を迎えたいかも想像できると思います。
納得のいく死を迎えるために、元気なうちに何をしておいたらいいかを考え、実践し、後悔のない人生の幕引きに備える。仮に余命が限られてしまっていたとしても、病気とうまく折り合いをつけながら、有意義に楽しく毎日の時間を積み重ねていくことができれば、その人の人生には悔いは残らないことと思います。
これからの医療は、命を引き延ばす方法ばかりが人を幸せにするとは言えなくなっています。一人ひとりが「患者力」をつけて、自分がどうありたいのか、どう生きたいのかを、生き様を示すことで、医療を使っても、医療に依存するのではない、自立した人生を生ききることができるようになるのではないでしょうか。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/5349433
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック