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2019年07月11日
人工生命体とは?『モーガン プロトタイプL-9』の試作でコンサルタントが下した決断!
私の好きなヒューマノイド映画の3部作。『エクス・マキナ』『ゴースト・イン・ザ・シェル』『ブレードランナー』は、背景はまったく異なりますがいずれもヒューマノイド(人造人間)を扱った話題作です。
『エクス・マキナ』ではAIロボット、『ゴースト・イン・ザ・シェル』ではサイボーグ、ブレードランナーではレプリカント(アンドロイド)と区別されています。
❖参考SF映画:アリシア・ヴィキャンデル主演『エクス・マキナ』
:スカーレット・ヨハンソン主演『ゴースト・イン・ザ・シェル』
表現は難しいのですが、わかりやすく言えば「人間風の機械」という言い方が近いかもしれません。
しかし、この映画に登場するモーガンは、「人間風」は合っていますが、機械ではなく人工「生命体」でした。
あらすじ・物語の背景
人工生命体「モーガン」(アニャ・テイラー=ジョイ)は「プロトタイプL-9」と呼ばれ、なんとDNAが人工的につくられたもの。
その結果できあがった「もの」が、機械か生命体か微妙ですが、ここではあえて「人工生命体」と呼びましょう。
遺伝子工学を研究する企業が,、ある目的のために手掛けた試作品でした。
モーガンの特徴は、なんといっても成長が早く外観も中身も10代後半。しかし「作って」から、まだ5年しか経過していませんでした…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:
https://www.facebook.com/MorgantheMovie/)
◇あまりにも早い成長に驚くばかり!
モーガンを作り出し、育ててきた研究スタッフでさえ、想定以上の早い成長には驚くばかり。
スタッフは、モーガンを隔離することで注意深く「彼女」を監視することにしました。
しかし、察知能力の高いモーガンは管理された状況に強く抵抗。
ある時、自らを育ててくれた親である研究スタッフに暴力をふるってしまったのです。
◇派遣されたリスク管理専門官
報告を受けた本社は、予期せぬモーガンの行動を重視し、今後も試作品として研究を続けるべきかどうか調査することに。
なぜなら、この「プロトタイプL-9」は何度も試作に失敗してきたからです。
調査のために本社から派遣されたのは、リスク管理担当の女性専門官、リー・ウェザース(ケイト・マーラ)。
(最後にわかる彼女の正体が、この映画の一番の見どころ!)
そして、調査医師であるシャピロ博士も同行させるのでした。
◇医師の尋問に答えるモーガンだが…
リーたち調査員の派遣を受け、スタッフたちは自分たちの育て方を追及されるのではないかと戦々恐々となります。
DNAを人工的に加工したとはいえ、生まれた生命体「モーガン」に対して彼らなりの愛情を注いできたからです。
研究中止の指令が出れば、その時点でモーガンは抹殺=廃棄されることに。
さて、いよいよ始まったシャピロ博士の尋問。博士は、なんとモーガンの反発心をあおる質問をあえてぶつけたのです。
クライマックスからエンディングへ(最後のネタバレなし)
医師に挑発され、次第に厳しい表情に変わり始めるモーガン。
自分は廃棄処分されるかもしれないと察したのか、突然、モーガンはシャピロ博士にとびかかったのです!
この突然の行動は、リーが「プロトタイプL-9」は廃棄と結論付けるには十分でした。
本社の開発目的は、「忠実な人間兵器」だったからです。
早速リーは、モーガンの処分にむけて行動。
しかし、モーガンの知力も身体能力も並みの人間には及びません。
果たして、リーにはそれを上回る力があるのでしょうか?
感想とおすすめ度
さて映画には、とんでもないドンデン返しが待っていました!
リーとモーガンの死闘はなかなか見ごたえがあります。
ちなみに、主演のケイト・マーラは、同じく映画俳優のあのルーニー・マーラの姉です。彼女もなかなかの女優で、好演をお楽しみに!
❖参考:ルーニー・マーラ『キャロル』
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