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2015年09月05日

心臓や血液に作用する薬 (3)貧血用薬



【大阪26−039】
a.服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物を摂取すると、鉄の吸収が良くなる。

b.銅はヘモグロビンの産生過程で、鉄の代謝や輸送に重要な役割を持つ。

c.コバルトは赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB2の構成成分である。

d.ビタミンCは、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いられる。

【解説】
a × タンニンと鉄分は結合すると吸収が妨げられる。
b ○ 
c × ビタミンB2ではなくB12(シアノコバラミン。コバルトを含むからシアノ「コバラ」ミン)
d ○ ビタミンCは鉄の吸収を助ける。


【四国26−039】
a 鉄製剤の服用前後30 分にビタミンCを含む飲食物を摂取すると、鉄の吸収が悪くなることがある。

b 貧血のうち鉄製剤で改善できるのは、鉄欠乏性貧血のみである。

c 銅は、ヘモグロビンの産生過程で、鉄の代謝や輸送に重要な役割を持つことから、貧血用薬に配合されている硫酸銅は、補充した鉄分を利用してヘモグロビンが産生されるのを助けることを目的としている。

d コバルトは、糖質・脂質・タンパク質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であることから、貧血用薬に配合されている硫酸コバルトは、エネルギー合成を促進することを目的としている。

【解説】
a × これはお茶などのタンニンについての記述。ビタミンCは鉄の吸収を助ける。 
b ○ 
c ○ 
d × これは硫酸マンガンの記述。コバルトはビタミンB12の構成成分。


【九州・沖縄24−079】
鉄製剤について

ア 消化器系への副作用を軽減するためには、食後に服用することが望ましい。

イ 貧血の症状がみられる以前から、予防的に使用することが望ましい。

ウ 食生活を改善し、かつ鉄製剤の使用を2週間程度続けても貧血の症状の改善がみられない場合には、出血性の疾患による慢性的な血液の損失が原因の可能性がある。

エ 服用の前後30分に、タンニン酸を含む飲食物の摂取を控えることとされている。

【解説】
ア ○
イ × 鉄の過剰症を防ぐためにも、予防的には使わない。
ウ ○
エ ○

心臓や血液に作用する薬 (2)高コレステロール改善薬



【大阪26−038】
a.高密度リポタンパク質(HDL)は、コレステロールを肝臓から末梢組織へと運ぶリポタンパク質である。

b.高コレステロール改善薬は、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩そう身効果を目的とする医薬品ではない。

c.大豆油不鹸けん化物(ソイステロール)には、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。

【解説】
a × これはLDLの記述。HDLは抹消から肝臓へコレステロールを運ぶ。
b ○ やせ薬ではない。
c ○ 


【四国26−038】
a 大豆油不鹸化物(ソイステロール)は、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。

b リノール酸は、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。

c パンテチンは、低密度リポタンパク質(LDL)等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質(HDL)産生を高める作用がある。

d リボフラビンは、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用を有するが、摂取によって尿が黄色くなった場合は、ただちに使用を中止する必要がある。

【解説】
a ○ 
b ○ 
c ○ 
d × 血行促進についてはビタミンEの記述。尿着色では中止しなくて良い。


【九州・沖縄24−077】
ア 低密度リポ蛋白質(LDL)は、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポ蛋白質である。

イ コレステロールは、水に溶けやすい物質で、その産生及び代謝は、主として腎臓で行われる。

ウ ビタミンE(酢酸トコフェロール)は、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑える。

エ 大豆油不鹸化物(ソイステロール)には、末梢組織におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。

【解説】
ア × これはHDLの記載。LDLは肝臓から抹消へコレステロールを運ぶ。
イ × 主に肝臓で産生。
ウ ○
エ ○

心臓や血液に作用する薬 (1)強心薬



【大阪26−037】
該当するものを選択

a.ウシ科のウシの胆嚢のう中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を鎮める等の作用があるとされる。

b.シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄のまだ角化していない、もしくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされる。

c.ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、微量で強い強心作用を示す。

ゴオウ リュウノウ センソ ジャコウ ロクジョウ シンジュ 

【解説】
a ゴオウ 「牛黄」牛の胆石。高価。
b ロクジョウ 「鹿茸」幼い角はまだ血行があるので角化していない。
c センソ 蛙の毒腺。刺激作用があるので金などでコーティングされている製剤が多い。


【四国26−037】
a センソは、ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、強い強心作用を示し、一般用医薬品では、1日用量が5r以下となるよう用法・用量が定められている。

b ロクジョウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下作用がある。

c リュウノウは、シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄のまだ角化していない、もしくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされる。

d ジャコウは、シカ科のジャコウジカの雄のジャコウ腺分泌物を基原とする生薬で、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高める等の作用があるとされる。

【解説】
a ○ 
b × これはゴオウの記述。牛黄
c × これはロクジョウの記述。鹿茸
d ○

2015年09月04日

胃腸に作用する薬 (3)浣腸薬、駆虫薬



【大阪26−036】
a.注入剤の薬液は冷やしてから使用すると、不快感を生じることが少ない。

b.注入剤の半量等を使用する用法がある場合、残量を再利用すると感染のおそれがあるので使用後は廃棄する。
c.炭酸水素ナトリウムは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。

【解説】
a × 温度が低いと不快感がある。
b ○ 
c ○


【四国26−036】
1 浣腸薬は、繰り返し使用すると直腸の感受性が低下し、効果が弱くなるため、連用しないこととされている。

2 グリセリンが配合された浣腸薬は、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用すると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすおそれがある。

3 駆虫薬は、腸管内に生息する虫体や虫卵、腸管外に潜伏した幼虫(回虫の場合)に対し、駆虫作用を示す。

4 パモ酸ピルビニウムは、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示す駆虫薬であり、水に溶けにくいため消化管からの吸収は少ないとされる。

【解説】
1 ○
2 ○
3 × 駆虫薬は成虫にしか効果がない。虫卵や潜伏した幼虫には無効なので1ヶ月おいて再度服用する。
4 ○


【九州・沖縄24−078】
ア 薬液の放出部を肛門に差し込み、薬液だまりの部分を絞って、薬液を押し込むように注入する。

イ 注入するときはゆっくりと押し込み、注入が終わったら放出部をゆっくりと抜き取る。

ウ 薬液を注入した後すぐに排便を試みると、薬液のみが排出されて効果が十分得られないことから、便意が強まるまでしばらく我慢する。

エ 半量等を使用する用法がある場合、残量は密封して冷所に保存すれば次回も使用できる。

【解説】
ア ○
イ ○
ウ ○
エ × 使用後の挿入部は不衛生。


【九州・沖縄24−076】
回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

1 サントニン
2 カイニン酸
3 リン酸ピペラジン
4 パモ酸ピルビニウム
5 塩酸ロペラミド

【解説】
2 カイニン酸
回虫駆除といえばサントニンとカイニン酸が有名だが、作用機序まで聞く問題は珍しいかも。
サントニンは回虫の自発運動を抑える。ピペラジンはアセチルコリン伝達を妨げる。ピルビニウムは蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑える。ロペラミドは下痢止め。

胃腸に作用する薬 (2)整腸薬、瀉下薬(便秘薬)、下痢止め



【大阪26−034】
瀉下成分はどれか
1.アクリノール
2.ビサコジル
3.ベルベリン塩化物
4.ロペラミド塩酸塩
5.次没食子酸ビスマス

【解説】
2.ビサコジル
アクリノールとベルベリンは殺菌、ロペラミドと没食子酸ビスマスは下痢止め。


【四国26−034】
a ピコスルファートナトリウムは、胃や小腸では分解されないが、大腸に生息する腸内細菌によって分解されて、大腸への刺激作用を示すことにより瀉下作用をもたらす。

b 次硝酸ビスマスは、長期連用した場合に精神神経症状(不安、記憶力減退、注意力低下、頭痛等)が現れたと海外において報告があり、1週間以上継続して使用しないこととされている。

c ヒマシ油は、小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられており、比較的瀉下作用が穏やかなため、主に乳幼児の便秘に用いられる。

d ロペラミド塩酸塩は、食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えによる下痢のほか、食あたりや水あたりによる下痢にも適用される止瀉薬である。

【解説】
a ○ 
b ○ 
c × 乳児には使わない。
d × 食あたりには使わない。


【九州・沖縄24−075】
ア 駆虫薬とヒマシ油を併用すると、駆虫成分が腸管内にとどまらず吸収されやすくなり、全身性の副作用を生じる危険性が高まるため、併用は避けることとされている。

イ 生菌成分が配合された整腸薬に、腸内殺菌成分が配合された止瀉薬が併用された場合、生菌成分の働きが腸内殺菌成分によって弱められる。

ウ 腸内細菌による分解を受けて作用する成分が配合された瀉下薬に、生菌成分が配合された整腸薬が併用された場合、瀉下作用が強く現れたり、副作用を生じやすくなるおそれがある。

エ 複数の瀉下薬を併用すると、激しい腹痛を伴う下痢や下痢に伴う脱水症状等を生じるおそれがあり、瀉下薬を使用している間は、他の瀉下薬の使用を避けることとされている。

【解説】
ア ○
イ ○
ウ ○
エ ○

【九州・沖縄24−074】
ア アセンヤク − 整腸作用

イ 次硝酸ビスマス − 殺菌作用

ウ クレオソート − 収斂作用

エ 乳酸カルシウム − 吸着作用

【解説】
ア ○
イ × 収斂作用
ウ × 殺菌作用
エ ○

胃腸に作用する薬 (1)胃薬



【大阪26−032】
正誤問題
a.アカメガシワ ・・・消化管内容物中に発生した気泡の分離を促す。
b.合成ヒドロタルサイト・・・脂質の分解に働く酵素を補う。
c.ロートエキス ・・・副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンの働きを抑えることにより、過剰な胃液の分泌を抑える。
d.オウバク ・・・味覚や嗅覚を刺激して、反射的な唾液や胃液の分泌を促すことにより、弱った胃の働きを高める。

【解説】
a × 「気泡の除去」ときたらジメチルポリシロキサン
b × ハイドロタルサイトはAl系の胃薬。Hydrotalcite
c ○ 抗コリン薬。
d ○ 苦味健胃薬。


【大阪26−033】
a.テプレノンは、まれに重篤な副作用として肝機能障害を起こすことがある。

b.アルジオキサは、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。

c.ピレンゼピン塩酸塩は、消化管の運動にはほとんど影響を与えずに胃液の分泌を抑える作用を示すとされる。

【解説】
a ○
b ○ Al系の成分は腎臓に負担がかかるため。Aldioxa
c ○


【大阪26−035】
a.パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣けいれんを鎮める作用を有する。

b.オキセサゼインは、胃腸鎮痛鎮痙けい薬と制酸薬の両方の目的で使用される。

c.重大な事故につながるおそれがあるため、抗コリン成分が配合された医薬品を使用した後は、乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。

【解説】
a ○
b ○
c ○




【四国26−032】
a 消化薬は、炭水化物、脂質、タンパク質等の分解に働く酵素を補う等により、胃や腸の内容物の消化を助けることを目的とする。

b 整腸薬は、胃液の分泌亢進による胃酸過多や、それに伴う胸やけ、腹部の不快感、吐きけ等の症状を緩和することを目的とする。

c 胃液分泌抑制成分であるピレンゼピン塩酸塩は、消化管や泌尿器の運動にほとんど影響を与えないため、排尿困難の症状がある人が使用しても症状の悪化を招くおそれはない。

d 消泡成分であるジメチルポリシロキサン(別名ジメチコン)は、消化管内容物中に発生した気泡の分離を促すことを目的として配合されている場合がある。

【解説】
a ○ 
b × これは制酸薬の記述。整腸薬は腸内細菌のバランスを整える成分。
c × 抗コリン薬なので、排尿困難の人には使えない。
d ○


【四国26−033】
胃腸薬に配合される次の成分のうち、アルミニウムを含むため、透析療法を受けている人では使用を避ける必要があるもの

a アルジオキサ
b テプレノン
c スクラルファート
d ビサコジル

【解説】
a アルジオキサ  c スクラルファート


【四国26−035】
a ロートエキスが配合された医薬品を使用した後は、散瞳による目のかすみ等が現れることがあるため、乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。

b パパベリン塩酸塩は、抗コリン成分であり、胃腸の痙攣を鎮める作用のほか、胃液分泌抑制作用も示す。
c ブチルスコポラミン臭化物は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すとともに、眼圧を低下させる作用があることから、緑内障の診断を受けた人も使用できる。

d オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。

【解説】
a ○ 
b × パパベリンは自律神経を介さずに胃の平滑筋に直接作用する。抗コリン系ではない。
c × ブチルスコポラミンは抗コリン成分。眼圧を上昇させる。
d ○


【九州・沖縄24−071】
ア 健胃薬は、胃液の分泌亢進による胃酸過多や、それに伴う胸やけ、腹部の不快感、吐き気等の症状を緩和することを目的とする医薬品である。

イ 消化薬は、唾液や胃液の分泌を促して胃の働きを活発にすることを目的とする医薬品である。

ウ 一般用医薬品には、様々な胃腸の症状に幅広く対応できるよう、制酸、胃粘膜保護、健胃、消化、整腸、鎮痛鎮痙、消泡等、それぞれの作用を目的とする成分を組み合わせた製品もある。

エ 健胃薬、消化薬、整腸薬には、医薬部外品として製造販売されている製品もある。

【解説】
ア × 制酸薬の記述。 
イ × 健胃薬の記述。
ウ ○
エ ○


【九州・沖縄24−072】
ア アルジオキサはアルミニウムを含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。

イ ソファルコンは、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがある。

ウ テプレノンは、副作用として腹部膨満感、吐き気、腹痛、頭痛、皮下出血、便秘、下痢、口渇が現れることがある。

エ スクラルファートは、体内で代謝されてトラネキサム酸を生じることから、血栓のある人、血栓を起こすおそれのある人では、生じた血栓が分解されにくくなることが考えられる。

【解説】
ア ○ 
イ ○
ウ ○
エ × スクラルファートではなくセトラキサートの記述。

2015年09月03日

鎮咳去痰薬



【大阪26−029】
該当する成分はどれか。
a.延髄の咳嗽中枢に作用して、咳せきを抑えることを目的とする成分である。

b.交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。

c.粘液成分の含量比を調整し痰たんの切れを良くする成分である。

リゾチーム塩酸塩  メチルエフェドリン塩酸塩 トラネキサム酸
チペピジンヒベンズ酸塩 ブロムヘキシン塩酸塩 カルボシステイン

【解説】
a チペピジンヒベンズ酸塩
b メチルエフェドリン塩酸塩
c カルボシステイン


【大阪26−030】
麻薬性鎮咳薬はどれか。
1.コデインリン酸塩
2.ノスカピン塩酸塩
3.デキストロメトルファン臭化水素酸塩
4.ジメモルファンリン酸塩
5.クロペラスチン塩酸塩

【解説】
1.コデインリン酸塩 「麻薬性」ときたらコレ。習慣性、便秘、眠気の副作用も注意。


【四国26−029】
a ノスカピン塩酸塩は、依存性がある成分であり、麻薬性鎮咳成分と呼ばれ、長期連用や大量摂取によって倦怠感や虚脱感、多幸感が現れることがある。

b コデインリン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩は、胃腸の運動を低下させるため、副作用として便秘が現れることがある。

c トリメトキノール塩酸塩は、気管支を収縮させる成分であり、心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能障害の診断を受けた人では症状を悪化させるおそれがある。

d カルボシステインは、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させ、痰の切れを良くする。

【解説】
a × ノスカピンはデキストロメトルファンやジメモルファンと同様、中枢「非麻薬性」である。
b ○ 
c × 気管支を「拡張」させる成分。
d ○


【九州・沖縄24−063】
ア グアヤコールスルホン酸カリウム − 痰の切れを良くする。

イ 塩酸ジフェンヒドラミン − 炎症による腫れを和らげる。

ウ ヒベンズ酸チペピジン − 咳を抑える。

エ ブロメライン − 鼻粘膜の充血を和らげ、気管・気管支を拡げる。

【解説】
ア ○
イ × 抗ヒスタミン薬。くしゃみ、鼻水などを抑える。
ウ ○
エ × これは交感神経刺激薬の記載。ブロメラインは炎症を抑える成分。


【九州・沖縄24−068】
気管支を拡げる成分

ア リン酸ジヒドロコデイン
イ 塩酸メチルエフェドリン
ウ グアイフェネシン
エ 塩酸メトキシフェナミン

【解説】
ア × 咳止め。中枢麻薬系。
イ ○ 
ウ × グアイフェネシンは去痰薬。
エ ○


【九州・沖縄24−070】
中枢神経系に作用して咳を抑える成分
ア 塩酸エチルシステイン
イ 塩酸トリメトキノール
ウ 塩酸ノスカピン
エ 臭化水素酸デキストロメトルファン

【解説】
ア × 去痰薬 
イ × 交感神経刺激薬
ウ ○ 
エ ○ 

2015年09月02日

精神・神経用薬 (4)鎮暈薬(乗物酔い防止薬)



【大阪26−027】
a.抗ヒスタミン成分は、延髄にある嘔吐中枢への刺激や内耳の前庭における自律神経反射を抑える作用を示す。

b.ジプロフィリンは胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげることを目的として用いられる。

c.カフェインは、脳に軽い興奮を起こさせて、平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として用いられる。

【解説】
a ○
b × ジプロフィリンはカフェインと同じキサンチン系薬。作用機序も同じ。
c ○ 


【四国26−027】
a ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。

b メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが遅く、持続時間が長い。

c スコポラミン臭化水素酸塩は、他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しにくく、肝臓で緩やかに代謝されるため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は長い。

d 中枢神経系の抑制作用により、平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として、ジプロフィリンが配合されている場合がある。

【解説】
a ○ 
b ○ 
c × 他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しやすい。肝臓で速やかに代謝されてしまうため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用は短い。
d × 中枢神経系を興奮させる。

精神・神経用薬 (3)催眠鎮静薬・眠気防止薬



【大阪26−025】
a.ブロモバレリル尿素(ブロムワレリル尿素)は脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用がある。

b.ジフェンヒドラミン塩酸塩は睡眠改善薬として、小児にも安心して使用できる。

c.抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、睡眠改善薬として、慢性的に不眠症状がある人を対象としたものである。

【解説】
a ○
b × 小児には使えない。
c × 慢性的な不眠には不適。受診勧告を。


【大阪26−026】
a.カフェインを反復摂取すると、依存を生じる場合がある。

b.授乳期間中はカフェインの総摂取量が継続して多くならないよう留意する。

c.眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量は、カフェインとして500mg、1日摂取量はカフェインとして1,500mgが上限とされている。

【解説】
a ○
b ○
c × 1回に200mg、一日に500mgまで。


【四国26−025】
a 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、一時的な睡眠障害(寝つきが悪い、眠りが浅い)の緩和に用いられるものであり、慢性的に不眠症状がある人や妊娠中にしばしば生じる睡眠障害を対象とするものではない。

b ブロムワレリル尿素は、脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用があるが、少量の摂取では、眠気を催すことはない。

c 桂枝加竜骨牡蛎湯は、体力中等度以上で精神不安があり、動悸や不眠などを伴う高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)、神経症、更年期神経症に適すとされ、構成生薬としてダイオウを含む。

d ジフェンヒドラミン塩酸塩を含む催眠鎮静薬を服用する場合は、その薬効や副作用が増強されるおそれがあるため、飲酒を避ける必要がある。

【解説】
a ○ 
b × 少量でも眠気を催す。
c × これは「柴胡」加竜骨牡蛎湯の記述。桂枝加〜のほうは体力がなくて、神経症状があって、夜尿症があって・・・といった症状に使う。
d ○


【四国26−026】
a カフェインは、脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑える効果がある。

b カフェインは、胃液分泌亢進作用があるため、副作用として胃腸障害(食欲不振、悪心、嘔吐)が現れることがある。

c カフェインは、腎臓で水分の再吸収を促進する働きがあり、尿量の減少をもたらす。

d カフェインは、医薬品だけでなく、お茶やコーヒー等の食品にも含まれるため、1日摂取量としての上限はない。

【解説】
a ○
b ○
c × 尿量は増加する。
d × 1日500mgまで。


【九州・沖縄24−067】
ア 塩酸ジフェンヒドラミンは、慢性的に不眠症状がある人への使用に適している。

イ ブロムワレリル尿素を含有する催眠鎮静薬とアルコールを摂取すると、その効き目が半減するおそれがあるため、服用する場合は飲酒を避ける必要がある。

ウ 睡眠障害が慢性的に続く場合は、鬱病等の精神神経疾患や催眠鎮静薬の使いすぎによる不眠等の可能性もあるため、医療機関の受診が望ましい。

エ 加味帰脾湯、抑肝散などの漢方処方製剤は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているので、比較的長期間(1ヶ月位)服用されることがある。

【解説】
ア × 慢性不眠なら受診勧告。
イ × 効き目が半減するのではなく、増強する。
ウ ○
エ ○ できれば数ヶ月続けたいところ。


【九州・沖縄24−065】
カフェインについて

ア 腎臓での水分の再吸収を抑制するとともに、膀胱括約筋を弛緩させる働きがあり、尿量の増加をもたらす。

イ 胃液の分泌を抑制させる作用がある。

ウ 脳に軽い興奮状態を引き起こす作用を示す。

エ 反復して摂取しても習慣性はない。

【解説】
ア ○
イ × 
ウ ○
エ × 習慣性あり。ちなみに、医療用医薬品の「カフェイン原末」は劇薬。
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