2015年09月04日
胃腸に作用する薬 (2)整腸薬、瀉下薬(便秘薬)、下痢止め
【大阪26−034】
瀉下成分はどれか
1.アクリノール
2.ビサコジル
3.ベルベリン塩化物
4.ロペラミド塩酸塩
5.次没食子酸ビスマス
瀉下成分はどれか
1.アクリノール
2.ビサコジル
3.ベルベリン塩化物
4.ロペラミド塩酸塩
5.次没食子酸ビスマス
【解説】
2.ビサコジル
アクリノールとベルベリンは殺菌、ロペラミドと没食子酸ビスマスは下痢止め。
【四国26−034】
a ピコスルファートナトリウムは、胃や小腸では分解されないが、大腸に生息する腸内細菌によって分解されて、大腸への刺激作用を示すことにより瀉下作用をもたらす。
b 次硝酸ビスマスは、長期連用した場合に精神神経症状(不安、記憶力減退、注意力低下、頭痛等)が現れたと海外において報告があり、1週間以上継続して使用しないこととされている。
c ヒマシ油は、小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられており、比較的瀉下作用が穏やかなため、主に乳幼児の便秘に用いられる。
d ロペラミド塩酸塩は、食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えによる下痢のほか、食あたりや水あたりによる下痢にも適用される止瀉薬である。
a ピコスルファートナトリウムは、胃や小腸では分解されないが、大腸に生息する腸内細菌によって分解されて、大腸への刺激作用を示すことにより瀉下作用をもたらす。
b 次硝酸ビスマスは、長期連用した場合に精神神経症状(不安、記憶力減退、注意力低下、頭痛等)が現れたと海外において報告があり、1週間以上継続して使用しないこととされている。
c ヒマシ油は、小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられており、比較的瀉下作用が穏やかなため、主に乳幼児の便秘に用いられる。
d ロペラミド塩酸塩は、食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えによる下痢のほか、食あたりや水あたりによる下痢にも適用される止瀉薬である。
【解説】
a ○
b ○
c × 乳児には使わない。
d × 食あたりには使わない。
【九州・沖縄24−075】
ア 駆虫薬とヒマシ油を併用すると、駆虫成分が腸管内にとどまらず吸収されやすくなり、全身性の副作用を生じる危険性が高まるため、併用は避けることとされている。
イ 生菌成分が配合された整腸薬に、腸内殺菌成分が配合された止瀉薬が併用された場合、生菌成分の働きが腸内殺菌成分によって弱められる。
ウ 腸内細菌による分解を受けて作用する成分が配合された瀉下薬に、生菌成分が配合された整腸薬が併用された場合、瀉下作用が強く現れたり、副作用を生じやすくなるおそれがある。
エ 複数の瀉下薬を併用すると、激しい腹痛を伴う下痢や下痢に伴う脱水症状等を生じるおそれがあり、瀉下薬を使用している間は、他の瀉下薬の使用を避けることとされている。
ア 駆虫薬とヒマシ油を併用すると、駆虫成分が腸管内にとどまらず吸収されやすくなり、全身性の副作用を生じる危険性が高まるため、併用は避けることとされている。
イ 生菌成分が配合された整腸薬に、腸内殺菌成分が配合された止瀉薬が併用された場合、生菌成分の働きが腸内殺菌成分によって弱められる。
ウ 腸内細菌による分解を受けて作用する成分が配合された瀉下薬に、生菌成分が配合された整腸薬が併用された場合、瀉下作用が強く現れたり、副作用を生じやすくなるおそれがある。
エ 複数の瀉下薬を併用すると、激しい腹痛を伴う下痢や下痢に伴う脱水症状等を生じるおそれがあり、瀉下薬を使用している間は、他の瀉下薬の使用を避けることとされている。
【解説】
ア ○
イ ○
ウ ○
エ ○
【九州・沖縄24−074】
ア アセンヤク − 整腸作用
イ 次硝酸ビスマス − 殺菌作用
ウ クレオソート − 収斂作用
エ 乳酸カルシウム − 吸着作用
ア アセンヤク − 整腸作用
イ 次硝酸ビスマス − 殺菌作用
ウ クレオソート − 収斂作用
エ 乳酸カルシウム − 吸着作用
【解説】
ア ○
イ × 収斂作用
ウ × 殺菌作用
エ ○
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