タカ派のクラリダ副総裁発言が「ハト派」的と解釈される円高へ
昨日の海外市場では、
このところの米長期金利の低下を反映して円高が進みました
比較的タカ派と見なされるクラリダ副総裁が
「利上げを検討するのはまだずっと先」と発言し、
これがハト派的と解釈されようです
米長期金利は1.4%台前半で推移し、
2%前後への上昇を想定していた市場期待を考えると、
全く物足りなくなってきたようです
よって、米ドルより他国へ資金が流れやすい環境になりました
円高、欧州高となったのは、
その辺りも少し要因としてありそうです
また、長期債の発行額が
少しだけ減額されたことも、金利低下要因でしょうか
これまでのように、
一方的な円安局面ではなくなってきました
いったん頭を打った感じもあり、
次に円安相場となるまでには時間がかかりそうです
次は何時でしょう
セントルイス連銀総裁ブラード総裁は、インフレ長期化には
速い行動での対応必要だとも言っています
また、「必要に応じてテーパリング(債券購入の段階的縮小)を
幾分か早期に終了することは可能だ」と述べてもいます
過去の経緯からセントルイス連銀総裁の発言がFRBの動きにいい番近いことから
意外と近いかもしれません
それが本日の米CPIで意識されるかもしれません