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2015年10月08日

バネ指?

今日は実母の通院の付き添いをした。
市立病院の整形外科だ。
母がちょっとした日常生活で腰痛になったが、近所の整形外科では治らず市立病院を紹介してもらい通いだした。市立病院の整形外科医は若いが丁寧に診察してくれた。専用のコルセットを作ってもらい、やっと治りだした。一時は痛くて家の中で杖をつきながら歩くのがやっとだったが、今は数軒先のご近所にも行けるようになった。

腰が良くなってきたので、今度はバネ指も診てもらうことになった。
母は2年ほど前から左手の薬指が曲がりだした。最初は痛みはなかったが、今年になって曲がりと痛みがきつくなった。今年の春に近所の整形外科でバネ指と診断され掌を少し切って手術したが全く良くならず、痛みはますます強くなった。今では就寝中も指が痛くて起きては手を擦るそうだ。

市立病院の整形外科医によると、母の指はバネ指ではないようだった。老化するとバネ指と思われがちだが、指の曲がりにも色々とあるようだ。母の症状は指が曲がってからもう長く経過している為、手術して完治するとは言えないとのことであった。現在、新しい治療にかかりだした。少しでも痛さが和らげばいいのだが。

母と近所の整形外科医はバネ指の治療ばかりしていたが、少し的が外れていたようだ。
もぅ少し早くこの市立病院の整形外科医に診てもらっていれば、違う結果になったかもしれない。
老化によるバネ指だと簡単に判断すべきでなかったのだろう。
私も母がそんなに指が痛んで辛いとは、つい最近まで知らなかった。
母は我慢する傾向がかなり強いようだ。弱音を吐かないのは立派だが、もういいのではないだろうか。
母が我慢したのは父や子供の私に心配をかけまいとしてだろうか。
これからはもっと甘えて、ちょっとした不安でも相談してもらえるようにしたいものだ。

近所の医者で治らない場合は、病院や専門の医師を紹介してもらったほうが良いかと感じる。
特に昔の人は我慢しがちである。痛くなりだしたら我慢させず病院に行くよう促すほうが結果的に良いかと思う。歳を取ってから体のあちらこちらが痛くなるのは辛いものだ。
これからは親が我慢せず快適な生活が送れるよう、さらに気を配りたいものだ。
posted by 小町 at 18:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康と病気

2015年09月24日

赤い点滴

北斗晶さんが乳がんで今日手術されるとテレビやYahooニュースで知った。
北斗さんのアメブロの読者でありながら、最近バタバタしていて拝見できておらず慌てて見に行った。
今日の午前中に手術なんですね。もう手術室に入っておられるかもしれない。
手術が最高の状態で無事に済みますように祈っています。
北斗ファミリーの幸せ一杯の笑顔が早く戻りますように。

私が入院中、同室だった女性はみんな癌だった。乳がんに胃がん。
乳がんの手術が終わり退院した人の後に、初めて抗がん剤治療を受ける人が入院してきた。
抗がん剤治療を終えた人の後には、乳がんの手術を受ける人が入院してきた。
私の病は少し長引いたので、同室の人の入退院を見届けることになった。
今日はその時の抗がん剤治療を受けた人の話を書こうと思う。

抗がん剤治療を受けに入院してきた人は若くてスレンダーな女性だった。
綺麗でお洒落な装いで小さめのキャリーバッグを引き、今から旅行でも行くような恰好で入院してきた。
しかしその女性は乳がんで退院し、初めての抗がん剤治療の為に2泊3日で入院してきたのだった。
彼女は乳がんになって以来、食事から生活まで徹底して見直し今日に挑んだという。髪が抜けてしまう前に眉はアートメイクで綺麗に整えられていた。

手術後やっと体が回復し元気になった時に抗がん剤治療を受けないといけないのは辛いと言っていた。
抗がん剤とは癌細胞も攻撃するが、良い細胞をも攻撃してしまう。
(抗がん剤も現在は医学の進歩により改善されているとは思いますが)
気丈そうな女性だが、抗がん剤を投与する前は副作用がどれほど体に影響するのかわからず、とても不安だと話していた。

いよいよ抗がん剤治療が始まった。看護師さんが持ってきたのは、赤色の液体が入った小さな点滴だった。
普通の栄養補給の点滴とは明らかに違う、毒々しいぐらい赤い液体だった。
この赤い点滴はトラウマになる人が多いという。
副作用の出方は人によって違う。その女性の場合、投与した時は少し気持ち悪くなったようだが、吐いたりするまで酷くはならなかった。抗がん剤を投与中も同室メンバーとお喋りが普通にでき、治療後の夜の食事も全て食べれた。同室のメンバーで「副作用が軽くて良かったね」と喜びあった。
2泊3日の治療を無事に終え、若い女性は元気に退院していった。

女性特有の乳がん、子宮がんというのは酷な病気だ。手術で女性としての大切な機能を失い、その後の抗がん剤治療で髪をも失う。抜けた後に生えた毛はゴワゴワしたくせ毛のような、以前と違う毛の質になっているという。一番辛いのはステージによっても違うが、抗がん剤治療の副作用と再発の恐怖だ。
しかしみんな自分のファイトと家族や友達の励ましで、辛い闘病も乗り越えている。
人間とは脆いものだが強靭にもなれるものなのだと感じる。

自分の入院生活もすっかり忘れかけていた。病気だったことを思い出すのは良い気分ではないが、自分の病気のことも今後書いていこう。
ブログに書くことで一人でも同じ病気に悩む人の参考になればと願う。
posted by 小町 at 10:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康と病気
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