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2016年01月31日

早朝の中腰で、ぎっくり腰に

久々にやってしまった・・。ぎっくり腰。
その日は、旦那の仕事の都合で午前4時30分起きだった。朝食をいつも通り済ませ、生ごみを外に捨てに行き、帰りに郵便受けで中腰になった瞬間・・背中がピリッときた。しまった!そう思った時にはすでに遅し。軽いぎっくり腰状態だった。そこからは足腰を曲げながらおばあさんのような歩き方だ。背中がのびない。暫く布団で寝て湿布をしてもらい安静にしていたら、痛みがマシになってきた。今回は軽くてよかった。

ぎっくり腰には40歳を過ぎた頃から3度ほどなったことがある。なった原因は、くしゃみ、朝の洗面、今回の中腰。いずれも体が温まりきっていない朝方に起こしている。今回は午前6時過ぎだ。ダウンを着て腰を冷やさないように注意していたが。ひざを曲げ屈めば良かったのだが。

ぎっくり腰とはなぜなるのか。
一般的に筋肉疲労だと言われている。運動不足、体重増加、ストレス、姿勢の悪さ、無理な姿勢による加圧、その他の理由により疲労が蓄積され、ある日コップから水が溢れるように痛みが噴き出る。
ぎっくり腰とは、もちろん骨折ではない。神経の捻挫のような、傷ついた状態が近いように思う。欧米では「魔女の一撃」とも言われるらしい。
ぎっくり腰は骨折ではないが、整形外科でレントゲンも撮ってもらっておくことをお薦めする。骨の間の椎間板の状態がもわかるからである。骨どうしが擦れる状態まで減った状態だと、単なるぎっくり腰では済まないからだ。また、ぎっくり腰であっても、そのまま放置すると足に痺れなどが出てくることがある。そうなると椎間板ヘルニア状態であり、回復がより遅れるので注意していただきたい。

ぎっくり腰の治し方
ぎっくり腰の程度によるが、痛みがきつい時は安静にしておく。重い物は持たない。というか、持てないはずだ。
最初の痛みの時は、冷湿布が良いと言われる。炎症を起こしている状態に近いからだ。しかし諸説あり、冷湿布が正解だとは言い切れない。ぎっくり腰で整骨院や整形外科に行った場合、冷たい治療をされたことがない。必ず温熱治療をし、温めている。
きつい時は、まずは整形外科がお薦めだ。レントゲンで骨や椎間板に異常がないか診断してもらった上で、治療をしてもらえるからだ。整骨院だとそこまではわからない。
整形外科、整骨院共に、主に温める、専用機械で電気を通す、身体を引っ張っぱる、人によるマッサージなど多種の治療を一セットで行い、最後にリハビリの運動も教えてもらって終わるのが一般的なパターンだ。待ち時間を含まず約1時間はかかるが、時間のない時は臨機応変に対応してくれるはずだ。
薬としては痛み止めの飲み薬、湿布などをもらう。腰の状態により、簡単なサポーターをもらったり、コルセットを作ってもらうこともできる。
ぎっくり腰の痛みが引いてきたら、軽く歩いたり体を動かすようにする。お風呂で温めたり、無理のないストレッチも良いだろう。ぎっくり腰を起こした時にギュッと縮まった筋肉をほぐすには、適度な刺激が有効だ。

整骨院は有効か?即効性がある治療は?
整骨院では整形外科と変わらない治療器具があるが、針やお灸による治療がある。逆にレントゲンは無い。
個人差があるが、針は痛みに効く。ただし、針は鍼灸師の上手、下手があるので、評判の良い信用のある整骨院へ行くようにしていただきたい。

私の経験では、ぎっくり腰で寝返りをうつのも辛かった状態が、針を打ち終わった後は寝返りができる状態にまで一気に回復した時もあった。東洋医学の凄さを知った瞬間だった。
当時私は会社員であり、営業の企画部門にいた。その針の上手な整骨院は会社の近所にあったので、膝が痛いと嘆くおじさん営業マンにもその整骨院を紹介した。その方は整骨院に通い続け、膝の痛みがなくなった。その方はその後、職種が変わり保安員をされたが、元気に定年退職まで勤めあげた。長年辛かった足の痛みが取れたことが余程嬉しかったのか、いまだに私は感謝され、年賀状もいただいている。それほど、腕のいい整骨院は効く人には効く。

ぎっくり腰を防ぐには
ぎっくり腰を防ぐには、筋肉に疲れを貯めない(ストレスも含む)、体重を落とし身体の重みの負担を減らす、ぎっくり腰を起こさない強い筋肉を付ける、適度なストレッチを行い、同じ姿勢を続けないこと。
私の場合、殆どが寒い早朝に起こしている。体を十分に温め、中腰にならないこと。朝の洗顔やくしゃみは危険だ。
ぎっくり腰は一度起こすとクセになるという。私自身もぎっくり腰を起こした数週間後に再度起こしたことがある。そうなると要注意だ。なってしまった場合は治しきるように努めていただきたい。

働き盛りは要注意
ちょっと腰が重い、体が疲れていると思っていても、仕事に追われマッサージなどに行く間もなく放置しがちだ。しかしある日突然、ほんの些細なきっかけで、ぎっくり腰はやってくる。起こすとわかるが、腰が重痛く、動くのがイヤになる。椅子からは手を使い、やっと立ち上がれる。小さな歩幅でトボトボと歩く姿は、一気に年寄りになった気分になる。当然仕事の効率は悪く、通勤やデスクワークでさえ辛い。特に働き盛りの疲れが溜まっている方は、注意していただきたい。
ぎっくり腰になってしまったら、日中仕事の方も、夕方開いている整形外科や整骨院も多いので、まずは行かれることをお薦めする。日中サポーターやコルセットを付けるだけでも腰がしっかりと固定され、痛みが軽減される。たかがぎっくり腰と軽く考えず完治し、元気に過ごしていただきたい。
posted by 小町 at 07:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康と病気
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