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2015年10月15日

検査入院が長期入院に

激しい発作後すぐに会社指定の病院で血液検査をした。朝食抜きの検査の為、旦那に車で連れて行ってもらい、付き添ってもらった。私はもう一人で病院に行けないほどの状態だった。
その結果、糖尿病・内分泌内科の医師に明らかに低血糖だと言われた。詳しく調べるので、すぐに検査入院をと薦められたのだ。

検査入院の日程は3日間。3日間だけなので個室にしてもらった。発作も出たりするので他の人に見られるのが嫌だったからだ。旦那が妻をベッドは危険だからマットレスだけにして床に寝かせてくれと言ってくれた。
毎日発作で布団の上で痙攣したりバタバタするので、ベッドから落下する危険があるからだ。
トイレ付きの小さな個室にマットレスの布団。ベッドが当たり前の病院では、とても奇妙に映る光景だ。

入院したのは糖尿病・内分泌内科だった。詳しい血液検査に加えてCTやMRIも撮った。
3日間の検査入院の結果、「インスリノーマ」の疑いがあると見解が出た。
膵臓にインスリンを出し続ける腫瘍ができており、手術で切除すれば症状は治るとのことだった。
殆どが良性で切除すれば完治するが、悪性の場合は転移もあるという。
目の前がパッと明るくなった。精神的疾患でも癲癇でもなかった。手術すれば元の正常な私に戻るのだ!
旦那に迷惑をかけることもなくなるのだ。今すぐにでも手術して切除してほしいぐらいだった。
小学生の時に盲腸で腹膜炎を起こし、緊急手術をしたことがある。その時は一ヶ月程入院した。
手術も経験したことがあるので、怖いとは思わなかった。

インスリノーマは100万人に1.4人の確率で極めて稀な病気である上、私が低血糖に慣れた体質になっていた為、普通倒れるところでも意識を保ち、精神疾患的発作になっていたのだという。この腫瘍は数年かけて大きく成長するのだそうだ。この病院でもインスリノーマの患者は私が初めてだという。糖尿病・内分泌内科の医師は私の病気にとても興味がある様子だった。医師に微熱や他の症状もあるのだが、それもインスリノーマの影響かと尋ねたが、インスリノーマによる詳しい合併症は患者数が少なく、まだよくわかっていないと言われた。

まだインスリノーマの疑いの段階で、今後さらに検査が必要であるという。発作がきつく自宅で過ごすのは危険であるから、このまま入院しなさいと言われた。私は3日だけの入院のつもりだったので、最低限の持ち物だけだった。
まず上司に電話し、手術まで入院になったと電話で伝え、当分の間休む許可をもらった。また、入院の支度や両親への入院説明の為に昼間に外出許可をもらった。とにかく糖分を摂ること。注意事項はその一点だった。

自宅に着替え等を取りに帰り、その足で実家に行った。両親に私がインスリノーマであり手術の為に入院中であることを、全て旦那が説明してくれた。私はもうしっかり説明できない状態だったのだ。
旦那がうまく説明してくれたので、両親は私の状況を理解し最低限のショックで済んだ。

両親に説明を終えて安心した後、旦那とよく行くカレーの店で昼食を摂った。
好きなメニューを沢山食べて束の間の嬉しい外出でハイテンションになった。
病院に戻り血糖値を測定したら200ml/dl以上の高血糖になって驚いたが、夜の食事前にはいつもより低い血糖値に一気に落ちた。
手術に向けて検査漬けの日々が始まった。
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