2016年08月31日
新たな病気
お盆に旦那と2人で義父に会いに行った。私は義父の家に到着すると、すぐに巨峰とおはぎのお供え物を義母の位牌に置いた。義父は既に自分で買ってきたおはぎを備えていた。家族はみんな同じような物を供えるものだな、と笑い合った。
昨年から義父は耳が遠くなり、電話での意思の疎通はかなり難しくなっている。なので最近は義父の家に行く少し前に手紙を書き、訪問する日など重要な事を書いて知らせる。訪問日の前日に電話で明日行くと念を押し、当日訪問することにしている。義父は頭はしっかりしているが、このところ一日中寝ていることも多く、訪問日を忘れていてはいけないからだ。
義父のお腹は昨年まではぽっこり出ていたが、すっきりとした体形になっていた。たまたま体調が良く、見た目には元気そうだったが、今年になり新しい病気が加わった。パーキンソン病だ。パーキンソン病は日本ではおよそ1000人に1人の発症率で、65歳以上でおよそ100人に1人になるという。50〜60代から発症することが多いらしい。脳内のドーパミンという神経伝達物質が減少が原因らしい。若年性なら別だが老いてから発症した場合、病気の進行はゆっくりなようだ。なので今すぐに動けなくなるというものではない。だが、今年に入り義父がよく躓いて転んだり、動きが前よりもギクシャクしているのはこの病気のせいだと感じる。義父の話によると、今年に入りトイレが間に合わない場合があるという。大、小便にかかわらず、もよおした時にトイレにすぐ行っても間に合わない時があるらしい。とうとう大人用の紙おむつを付けるようになったという。病気はゆっくりではあるが、少しずつ進行していくであろう。一人暮らしの義父は心細いに違いない。一週間に一度ほど私が訪問し、身の回りの世話をしようかと提案してみた。義父は感謝しつつも私の提案に「ギリギリまで一人で頑張って生活したい」と言った。義父はそういう人なのだ。いつも息子夫婦に迷惑をかけず生活したいと思っている。帰宅後に旦那と相談したが、今後も義父の意見を尊重しつつも今後は注意深く見守っていくことにした。
老いてからの病気は、大病でもゆっくり進行する場合が多い。老いると病気でさえ、うまくつきあっていけるようになるのだろうか。
タグ:パーキンソン病
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