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2018年04月21日
鳥肌ってなんでたつの?
寒い時、恐怖を感じた時、驚いた時に鳥肌がたったことはないでしょうか。
どうして鳥肌がたつのかですがこれには「毛」が深く関わっています。
毛の皮膚に埋もれている部分は毛根や毛球と呼びますが、この部分に立毛筋という筋肉がくっついています。
寒さなどのストレスを受けると、このストレスに打ち勝とうと交感神経が興奮し立毛筋が収縮します。
その結果普段は斜めに生えている毛が直立して毛穴が閉じます。
無数の毛穴が閉じて少し皮膚が盛り上がることで鳥肌が出るのです。
全身を毛で覆われている動物などでは体温の低下を防ぐ効果が期待できます。
猫が怒って全身の毛を逆立てるのも立毛筋の収縮によるものですから、もし毛が無ければ鳥肌でスゴイ状態になってるのかもしれません。
人間の鳥肌はこういった生体防御機構の名残りと言えるかもしれませんね。
また人間の場合は感動した時にも鳥肌が出ることが知られています。
皆さんも心の琴線に触れるような音楽や映画で鳥肌が出たという経験があると思います。
音楽を聴いて鳥肌が出る人は脳の聴覚を司る部分と感情を司る部分の神経密度が高いといった研究もあります。
ストレスから体を守る反応であったはずの鳥肌が脳の変化で感動によっても引き起こされるというのはとても不思議な気がします。