2017年05月26日
フェアプレイ精神
子どもの「情緒的発達」とは、行動し、互いに影響を及ぼしあい、自分や他の子とうまく反応する能力を高めよう学習することだと言う。「社会-感情」発達ともいい、子どもにとって、非常に大切なものだそうだ。
皆で運動、スポーツをすることによって、「情緒的発達」が期待される。団体スポーツにおいては、各自役割があり、協力しながら動いて、「目標」を達成する。小さい頃から、スポーツをする「環境」に入れておくと、協調性がでてくるのだろう。
この情緒的発達に影響を及ぼす「要因」として、次を用いていくことが大切なんだそうだ。
(1)ほめ言葉、賞賛
(成果ではばく、せいかを生み出した努力を)
(2)現実的な目標設定
(実現可能性のある目標)
(3)自己評価
(4)道徳的ジレンマ
(フェアプレイ:ルール基づくプレイ等)
今回は、「道徳的ジレンマ」について。
道徳的ジレンマとは?
道徳的意思決定を必要とする場、人為的に作り出された行動の場面を言う。
「道徳的行動」は、個人的基準についての意思決定、他者の「権利」に目を向ける意思決定を含むという。
子どもは、ジレンマを通して、考えたり、関心を持って活動するのを援助することは、「道徳的価値の感覚」を高めるのだと。
"ズルい"プレイ、反則行為に対して、「どう考えるのか?」最後まで、どうプレイすべきかを、子どもたち「話し合う」ことが、子どもたちの「道徳的推論」や「道徳的成長」に影響を与えるのだね。
「フェアプレイ」精神を植えつけることになるんだね。
スポーツは、子どもたちの"成長"に影響を与えるんだネ。
だから、
指導者の「コーチング哲学」が必要なんだネ。
(参考文献)
D L Gallahue: 幼少年期の体育、大修館書店、1999
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