2017年05月24日
励まし
子どもの「情緒的発達」とは、行動し、互いに影響を及ぼしあい、自分や他の子とうまく反応する能力を高めよう学習することだと言う。「社会-感情」発達ともいい、子どもにとって、非常に大切なものだそうだ。
皆で運動、スポーツをすることによって、「情緒的発達」が期待される。団体スポーツにおいては、各自役割があり、協力しながら動いて、「目標」を達成する。小さい頃から、スポーツをする「環境」に入れておくと、協調性がでてくるのだろう。
この情緒的発達に影響を及ぼす「要因」として、次を用いていくことが大切なんだそうだ。
(1)ほめ言葉、賞賛
(成果ではばく、せいかを生み出した努力を)
(2)現実的な目標設定
(実現可能性のある目標)
(3)自己評価
(4)道徳的ジレンマ
(フェアプレイ:ルール基づくプレイ等)
「励まし」について。
励ましの範囲は、「自分を励ます」から、「他者をはげます」まである。
「自分への励まし」は、自分自身を素晴らしいと感じてよいことを教えることが目的なのだそうです。
先ずは、チーム等の"集団"を「励ます」ところから、実行してみよう。
質問「自分が上手にできたと思わない?」し、子どもに、自分自身の良いところは、言って良いことを学ばせるのだそうだ。
これが、「楽しい」、「面白い」につながると思う。努力し、「上手になる」、「気持ち良く」なるから、「楽しい、面白い」なのかもしれない。
・自分を励ますことと、他者を励ますこと
「正の相関」があるとのこと。
「励まし」とは、他者に対しても用いるスキルなのだ。
他者を"どのように励ますか"を「学ぶ」ことで、他者を「強化」できる"人"になれるのだと。
凡打した子やエラ−した子に、
「次、がんばろうよ」
「まだ、諦めないよ」
と、声かけできる「選手」を育成したい。
声かけられた子は、失敗を未来への期待に変えていけるのだと。
いい、サイクルだと思う。
(参考文献)
D L Gallahue: 幼少年期の体育、大修館書店、1999
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