2017年05月10日
運動スキルの習得に影響するもの
運動スキル習得に、環境要因が深く関わっているらしい。
1)練習の機会
クラブで定期的(週末、祝日)に練習はできるが、平日はどうだろうか?
最近は、公園でもボール遊びが禁止され、「遊び」が制限されているようだ。
必然的に、練習量(時間)は少なくなる傾向にあるようだ。そうなると、練習の「質」が問われてくる。計画的に、子どもたちのレベルに見あったメニューで、練習させることが大切だ。練習用具の工夫も良いね。
2)励まし
ほとんどの子どもは、運動能力の発達のために十分「励まし」を受けているだろうか?試合では、応援されているが・・・。凡打したあとのガッカリ感が・・・・・・、悪影響を与えるかもしれない。子どもの努力のプロセスを評価し、褒め、励まして頂きたい。
3)指導
指導においても「質」が問われる。指導者なくして、子どもの運動スキルの発達はないから。日本では、誰でも「指導者になれる」のだから、指導者自身も学習する必要があると思う。
4)生態学的条件
施設、用具、選手/指導者の数などの環境状況を言うみたいだ。妥当であるか、現場で検証してみることが必要かも。指導者の数は、選手数に見合っているか等。
どこのチームも練習し、「上達」して試合に「勝つ」を合言葉にしている。だから、すべての練習、指導、用具等において、「質」の高さが"要求"されてくるのではないだろうか?
(参考文献)
D.L. Gallahue:幼少年期の体育、大修館書店、1999
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