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2018年10月21日

あとカンカン1〜折れたホダ木と新たなヒラタケとの遭遇

必ずお読みください!

幼3日目.JPG
↑ヒラタケ幼菌発生発見3日目
↓別個体ヒラタケ幼菌発生発見3日目
胎児3日目.JPG

DSC_0041.JPG
↑ヌメリスギタケ
↓台風でへし折られたホダ木。今年はやはり発生しないのか・・・
折れて不発.JPG

例年キクラゲが大発生し、夏の甲子園決勝くらいにはキクラゲが姿を消し、ほどなくしてヒラタケが発生していた。台風に折られたことが原因なのか、木の寿命なのか、今年夏以降このホダ木にはキクラゲも確認できない。

折れ1.JPG
↑折れたホダ木。こいつには例年どおり発生してくれている!
↓同じホダ木。この木は一番奥のホダ木に次いで大量のヒラタケが発生してくれる。今年も期待大。
折れ2.JPG

これも台風に折られたホダ木なのだが、ご覧の通りいちおう「木」の体はかろうじて保っている。しかし真ん中あたりが完全に折れており、別の木によりかかっている状態なのだ。かなり太い木なので、台風で折れたこと自体がけっこうショックだった。でも、ヒラタケは今年も無事発生しそうである。

1本はどうやらアウトくさいので、新たなホダ木があれば・・・という望みで、この山に隣接する別の場所に足を延ばしてみた。春は山ミツバやセリをたくさん収穫した場所なので知らない場所ではないのだが、正直ここらへんは薄気味悪い。あまり積極的に足を運びたくなるエリアではない。

↓薄気味わりい道の入り口にフユイチゴ初モノ。いきなりかなり味が濃いフユイチゴ。うまい。
冬1.JPG

ここからしばらく岩壁に沿ってフユイチゴがなっていた。100個くらい食った。薄気味わりい道だけどけっこううまいぞ今年のフユイチゴ。

いつも私がヒラタケを収穫する道沿いも、かなり山深く、また「廃道」というシチュエーションも手伝って、地元でもあまり立ち入る人はいない。そもそもこのあたりはネットなどでもかなり有名な「いわくつき廃墟」がある一帯であり、妙なウワサもちらほら耳にする場所でもある。

そういう場所だからこそ、私はヒラタケやほかのきのこ、山菜を手に、口にすることができるのだ。ありがたいことだ。ちなみにその廃墟は私もよく雨宿りで使わせてもらうが、その廃墟自体は別になにもない。ただの廃墟である。こんなもんを遠くから見に来るなんて、まったくご苦労なこった・・・

まあそんな具合に、私が毎日のように踏み入れる「ただの廃道」でさえ他者から見れば気持ち悪いだのオバケがどうだのハチの頭だのというくらいだから、私が「薄気味悪い」と感じる道を彼ら彼女らが歩いたらどうなるんだろうか?恐怖のあまりバタバタと気絶するのかもしれない。

いや、彼ら彼女らが感じる恐怖と私が感じる薄気味悪さの間には明らかな乖離がある。要は、「どう見ても人間のものではない足跡がたくさんある」ということが、私には気味悪く感じられるのだ。死んじまってる人間なんかより、生きている「人でない動物」のほうが1000倍怖い。

春は毎年数回踏み入れるが、秋はどうにも気味が悪く、これまでは敬遠していた。今年は思い切って、試しに、一度だけ行ってみようということで、今日行ってみた。しかし今秋はこれから何度か足を運ぶことになりそうだ。というのも・・・

新規老菌.JPG
↑新規でみつけた小型のヒラタケ老菌。採取できる範囲で採取できるレベルのものだけ頂戴した。
↓これはなかなかの菌床!こっからずらぁーっとチビヒラタケが発生している。5kgはイケるか!?
新規.JPG

今年からは秋もこの場所でお世話になることになりそうだ・・・
もちろんこれはこれでうれしくありがたいことなのだが、一抹の不安も正直あるなぁ・・・

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