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今週の見通し

おはようございます。
青山です。

先週は対ドルをはじめ、各国通貨に対して円高が進行しました。

円が最強通貨になるという先週の見通しは、的中と言っていいと思います。
ちなみに、JPY>EUR=USD>GBP>AUDという順番でした。
オージーが最弱ということで、そこだけ外しましたが、まぁコアラなのでしょうがないでしょう（言い訳）

では、今週の見通しはどうか。

とりあえず結論の予想から。
強
　　JPY 　ブル
　　EUR　ブル
　　USD　
　　GBP　ベア
　　AUD　ベア
弱

まずドル円は、過熱感なく110円を割れて、水準が切り下がったと見るべきだと思います。
27,28日の日銀金融政策決定会合に向けて105円をゆるやかに狙っていく動きになるはず。
木曜日にも書きましたが、109円台は素直に売り、108円台も売り目線。
ちょっと目線を下げて108.50上は素直に売り、107.5以上も売り目線でも良いかも知れません。

あ、ちなみに「素直に売り」ってのは、もしそのレートがあれば売り。
「売り目線」というのは、売りから入る目線で、前後の動きとか戻りをみて参入。ということです。

なお、日本政府筋からは、口先介入がバシバシ出ていますが、実弾が無いからこその口先介入です。
実弾介入の準備と用意はあれど（いつでも出来てますが）、恣意的な円安誘導と見做されるような理由ではできません。
実弾介入が正当化されうる条件は以下のとおりだと考えています。
①　円高が行き過ぎて、あまりに過度な水準
②　円高進行のスピードがあまりに速い

現在の水準は、購買力平価等でみて、まったく円高水準ではありません。よって①での介入は不可能。
残るは②しかありません。そしてあまりに速いというのは、一日で5円以上の変動、が目安かと思います。
まぁ1日で5円も吹っ飛べば利食いできてるでしょうし、落ちてからの介入では元の水準まで戻せません。
さらにそんな円高に進むような要因があれば、実弾介入しても支えきれない可能性が高いです。
ドル円が70円台に突っ込んだ時もそうでした。戻りを叩かれて売り場提供に終わってしまうという。

というわけで、実弾介入を恐れる必要はほぼありません。
海外勢にはアホなやつもいるので知りませんが、東京でマーケット関連の業務をしている人で、介入があると思っている人はいないんじゃないでしょうか。裏はとれませんけど笑

EUR
ユーロはなんだかんだ底堅いので、ユーロドルは上に行きそうな気配があります。
ただあんまり見えてないので、そこまで自信はなし。

GBP
ポンドは相変わらず弱気に見てます。
ただし、ケーブルのチャートを見ると、ここで反発すると日足でヘッド＆ショルダーボトムを形成する形。
雲も厚いし、売りサインに転換してるし、ＥＵ離脱懸念もあるし、弱い動きとなると思うのですが、警戒が必要かなと。

AUD
オージーは買いたくなってきますね。でも弱そう。弱そうだけど、買ってみたい。そんなコアラ通貨。
日本の個人が一番殺されたのは、ポンドかオージーだと思うんですが、何故かみんな買いたくなっちゃう。
スワップポイントってそんなに魅力的ですかねえ？
リスクオンで円安ビューの時には、お世話になるコアラちゃん。

最後にドル円のチャートを載せます。
テクニカル分析的なのも、書いておかないとね！

こちらが日足