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2024年01月16日
ちょっとだけMリーグ#272
今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は滝沢 和典プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/80QQ4WG8M50?si=g6spoms_SWiu8jOv
2023年10月16日 第1試合
東3局 3本場 供託リーチ棒1
東家 鈴木 大介 44600
南家 小林 剛 13400
西家 醍醐 大 11100
北家 滝沢 和典 29900
(敬称略)
トップ目・大介さんが少しリードしている状態。
二着目・滝沢さんは大介さんへ満貫直撃や跳満ツモで逆転できる点差。
三着目・小林さんとラス目・醍醐さんは2300点差で供託があるので+1900点されて醍醐さんの1000点でも逆転されてしまいます。
まだ東場なので点差はあまり意識しなくて構いません。
最初に親・大介さんの手は
ドラ大介手牌
赤なしドラなし役なしメンツ手2シャンテン。
ただ形が良いのでここが待ちになったら勝負したい。
ツモ打
次に南家・小林さんの手は
ドラ小林手牌
の内2枚以上引けばピンズ一気通貫、タンヤオでもピンズが残るので苦戦しそう。
手役を見るなら遠めの234三色や一気通貫辺りはありそうですが愚形受け入れが多いので他家よりテンパイスピードで遅れてしまいそう。
ツモ打
続いて西家・醍醐さんの手は
ドラ醍醐手牌
赤もドラもないメンツ手3シャンテン。
トイツでポンできますがこれが唯一の雀頭なので他にトイツができるまでは鳴かないのをおすすめします。
手役を見るならチャンタ、123三色、マンズが増えれば一気通貫などもありそうです。
チャンタは赤やドラが使えないのでそこは注意が必要。(自分の不要牌が相手の必要牌になりやすい=放銃率が高くなる)
ツモ打
最後に北家・滝沢さんの手は
ドラ滝沢手牌
中張牌(2〜8)しかないメンツ手3シャンテン。
リャンメンターツだらけでピンフにはなりそう、123三色や234三色も狙えそう。
ツモ打
次巡、大介さんは
打ドラ大介手牌
を引き678三色目が出てシャンポン待ちを避けて打。
同巡、小林さんは
ドラ小林手牌
こちらは234三色目が少し。
また同巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
ピンフ2シャンテン。
次巡、大介さんは
ドラ大介手牌
トイツ落としして678三色も見ています。
同巡、小林さんは
ドラ小林手牌
234三色の必要牌6枚になったのであと1枚引けば234三色へ行きたい。
また同巡、醍醐さんは
ドラ醍醐手牌
チャンタ2シャンテン。
次巡、大介さんは
ドラ大介手牌
役なし2シャンテン。
同巡、醍醐さんは
ドラ醍醐手牌
受け入れの1シャンテン。
また同巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
受け入れのピンフ1シャンテン。
次巡、大介さんは
ドラ大介手牌
落としでタンヤオへ。
同巡、滝沢さんはツモツモ切りの先切り。
これは将来待ちになった時の為の布石です。
次巡、大介さんは
ドラ大介手牌
タンヤオ2シャンテン。
同巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
ツモ打して123三色含みの受け入れ1シャンテン。
次巡、小林さんは
ドラ小林手牌
一気通貫を諦めた4シャンテン。
同巡、醍醐さんは
ドラ醍醐手牌
123三色目も出てきました。
次巡、醍醐さんは
打ドラ醍醐手牌
打してチャンタ→純チャン・123三色へ。
同巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
スリムにして を抱えた1シャンテン。
次巡、大介さんは
ドラ大介手牌
ダブドラを引き二翻アップした受け入れの1シャンテン。
同巡、小林さんは
ドラ小林手牌
ドラ引きでやっと1メンツ完成の3シャンテン。
ですが小林さんの欲しいは場に3枚切れ、ペンは2枚切れと苦しい形になっています。
次巡、滝沢さんはツモツモ切りしたのでを使える、、メンツは持ってなさそう、更にスライドできる(→など)、メンツも持ってなさそうです。
上家の切ったを見て鳴きたそうに考える大介さん。
もしをカンでチーすると456三色・赤2・ドラやタンヤオ・赤2・ドラの12000があります。
ロンチーチードラ例1
ロンチードラ例2
次巡、小林さんは
ドラ小林手牌
カンチーも意識しているようなタンヤオ3シャンテン。
同巡、滝沢さんは
ドラ滝沢手牌
123三色完成のテンパイ即リーチ、待ち。
は山に2枚ずつ計4枚。
滝沢捨牌
「中張牌(2〜8)が多い捨牌はトイツ手」(#265)と言ってから時間はあまり経ってません。
当然ながら例外が存在します。
次巡、大介さんは
ドラ大介手牌
待ちテンパイ即リーチ!
待ちは山に1枚ずつ計3枚。
同巡、醍醐さんは
打ドラ小林手牌
大介さんの現物のスジ打。
次巡、小林さんはツモ打で滝沢さんの当たり牌は山に3枚。
同巡、醍醐さんは打。
次巡、小林さんはツモ打。
現物のスジ打の1シャンテン。
ペンはツーチャンス、カンはワンチャンス、リャンメン待ちを否定。
同巡、醍醐さんはツモ打の1シャンテン。
また同巡、滝沢さんは
リーチツモドラ裏ドラ滝沢手牌
リーチ・ツモ・ピンフ・三色同順・裏の跳満三本場、3300−6300。(リーチ棒+2000)
このアガリで
大介 37300
小林 10100
醍醐 7800
滝沢 44800
滝沢さんは確定三色をツモアガって一気にトップ目に立った一局でした。
この動画投稿主さんは「マジでメンツ手に見えん。」とメッセージを残してらっしゃいますが、思考放棄する前にちゃんと捨牌に向き合ってみるのをおすすめします。
今回のまとめ
・「中張牌(2〜8)の多い捨牌はトイツ手」だが例外パターンもある
滝沢捨牌
滝沢さんの捨牌はパッと見、トイツ手に見えてしまうが、まずメンツ手として通ってないスジを確認。
マンズ現物から、、、待ちを否定。
ピンズ現物から、、待ちを否定。
ソウズ現物から、、待ちを否定。
残るスジは、、、、、、、のスジ8本。
この後、大介さんのリーチ宣言牌、と現物が増えて、、、、、のスジ6本の中に当たり牌がありそう。
後は解説・朝倉さんの指摘通り手出しがなぜ引っ張られたか?に注目。
ツモ打ドラ6巡目滝沢手牌
滝沢さんは123三色に変化。
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