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コロナ緊急事態宣言が延長になったことにより多くのタクシードライバーが苦戦していることであろう。そしてリモートワークの普及につれ、都心の働き方がドーナツ化減少していくのだろうか。
これに伴いタクシードライバーも都心中心型から郊外分散型の流しと変化するのではなかろうか。
この記事では2月7日から3月7日までの延長期間で営収がどう変化したかタクシーの状況を記載する。特にタクシードライバーへ転職を考えてる方には参考にしてほしい。
令和3年2月10日(水)6:30〜翌日3:30のタクシー勤務
お客様の様子が変化しているようなので流しルートを少しずつ変更。本日の出番は無線を頼らないタクシーの流し方をしてみた。
最終結果はタクシーの乗車回数は無線配車4回(12%)、流し30回(88%)の合計34回。タクシーの営収は¥57000。2月11日は祝日なのにほとんど営収に影響なし。
令和3年2月12日(金)6:30〜翌日3:30のタクシー勤務
2月12日の乗務も無線を意識せず流しを意識して営業。コロナ前の営業にほぼ近い流しのルートを選んでみた20:00に銀座にお送りし、銀座を流したところ男女2名のお客様がご乗車。
下高井戸経由の町田市にて2万収。都心に戻って1回ご乗車し、次に新橋から西東京市にお送りして1万収。
バレンタインの影響もあったせいか飲み屋街は少し賑わっていた状況。
最終結果はタクシーの乗車回数は無線配車6回(18%)、流し27回(82%)の合計33回。タクシーの営収は¥67000。
令和3年2月14日(日)5:30〜18:00のタクシー日勤勤務
2月14日のバレンタインデーは日勤勤務で営業してみた。出庫後、江東区の飲み屋街にて営業したら運よく3連チャン。2時間で小計営収¥11000程度稼ぎ出だし好調。
12時まで三桁無しで16時で¥32000以上の営収。
最終結果はタクシーの乗車回数は無線配車10回(48%)、流し11回(52%)の合計21回。タクシーの営収は¥34000。
令和3年2月15日(月)6:30〜翌日3:30のタクシー勤務
朝から雨で無線配車が多い。しかし単価が低く営収が伸びなかった。
最終結果はタクシーの乗車回数は無線配車13回(38%)、流し21回(62%)の合計34回。タクシーの営収は¥54000。
令和3年2月17日(水)6:30〜翌日3:30のタクシー勤務
出庫してから6時間でタクシー営収1.9万円なので個人目標にしては若干悪い。出庫後12時間で3万円。さらに営収目標に対して悪い。その後高単価に恵まれず。
最終結果はタクシーの乗車回数は無線配車11回(31%)、流し25回(69%)の合計36回。タクシーの営収は¥53000。
令和3年2月20日(土)6:30〜翌日3:30のタクシー勤務
出庫してから6時間(12:30)でタクシー営収がたったの8000円。その後追い上げをする。
途中腹痛を感じトイレ。その後すぐに御乗車したがまた腹痛。降車した目の前にお客様がいるにも関わらず腹痛の理由を伝え離脱。
最終結果はタクシーの乗車回数は無線配車9回(26%)、流し25回(74%)の合計34回。タクシーの営収は¥55000。
令和3年2月22日(月)7:00〜翌日3:30のタクシー勤務
出庫してから一組目が約5000円のお客様。その後城西エリアを意識してタクシーを流す。
青タン前寸前に銀座に入り、運よく2万収のお客様がご乗車。翌日が祝日のためか会社の平均営収も向上していた。
最終結果はタクシーの乗車回数は無線配車11回(33%)、流し22回(67%)の合計33回。タクシーの営収は¥60000。
令和3年2月25日(木)6:30〜翌日3:30のタクシー勤務
今回は午後から夕方にかけては都心にで営業を行うことを意識する。21:51の無線配車が3人のお客様。
豊島区南長崎から2回経由にて最終目的地の埼玉県入間市下藤沢にお送りする。営収は¥16000-。
その後2回の営業を行って終了。繁華街の状況は人が出てるところは出てると感じる。閑散としてる繁華街と両極端になっている様子。
最終結果はタクシーの乗車回数は無線配車13回(43%)、流し17回(57%)の合計30回。タクシーの営収は¥70000。
令和3年2月27日(土)6:30〜翌日3:30のタクシー勤務
今回は土曜日なので午前の早いうちは錦糸町狙いを試みた。空車時間はさほど長くなく2回ご乗車したがショートのお客様。
その後タワーマンション狙いでコンスタントにご乗車。午後に入り都心へと意識する。22:00頃まで付け待ちや乗り場でお客様をご乗車し、22:00以降は江東区の繁華街へ。
空車時間をもてあそぶことなくご乗車して頂きました。
最終結果はタクシーの乗車回数は無線配車7回(19%)、流し30回(81%)の合計37回。タクシーの営収は¥70000。
現状、土曜日のタクシーは少なく感じる。同じ時期に転職したタクシードライバーたちと話したが、筆者の営業収入は悪くはない。
令和3年3月2日(火)6:30〜翌日3:30のタクシー勤務
雨が降っていたため業務開始より比較的コンスタントにお客様が御乗車。18:54の時点で¥47000を超えていた。今回は8万は狙える数字だったがその後ペースダウン。
最終結果はタクシーの乗車回数は無線配車17回(55%)、流し14回(45%)の合計31回。タクシーの営収は¥60000。
雨のせいか無線率が半数以上を占めた。反省点は調子が良いときこそ初心の流し方をすることだ。
久しぶりに北区の繁華街を夜に流してみたがゴースト化してた。空車タクシーも少ない。
緊急事態宣言が3月7日(日)に解除予定?だがどうなるのだろう。現在は日勤のみ勤務の会社やタクシーの稼働台数を制限してる会社があるが解除後に通常業務に戻った場合どうなるのか・・・
令和3年3月4日(木)6:30〜翌日3:30のタクシー勤務
菅義偉首相が東京都はコロナ緊急事態宣言を2週間延長予定を示した。各タクシー会社が勤務体制をどのようにするか。いずれにせよタクシードライバーは乗務をこなすだけである。
会社を出てから良い感じでお客様がご乗車。夜に上手くお客様をご乗車できれば7万は見えた。
20:30過ぎから銀座を流し、高級レストランの社員?から手招きで呼ばれる。期待高でお待ちしたが送り先は代官町。再度銀座に入り次のお客様の送り先は東京駅。前出番の反省点を念頭に置きその後は城東サイドで営業を行う。
最終結果はタクシーの乗車回数は無線配車8回(24%)、流し25回(76%)の合計33回。タクシーの営収は¥64000。
令和3年3月6日(土)5:30〜4:30のタクシー勤務(日勤)
今日は公休日だが日勤勤務で乗務してみた。今日はそんなに仕事に集中しないで軽く流す程度で行った。営業エリアは江東区と墨田区がほとんど。
昼過ぎから街を歩いている人が多い。2週間緊急事態宣言が延長になったのに人出が非常に多い。
最終結果はタクシーの乗車回数は無線配車7回(41%)、流し10回(59%)の合計17回。タクシーの営収は¥24000。
令和3年3月7日(日)6:30〜3:30のタクシー勤務
今日でコロナ緊急事態宣言延長間での報告は終わりにする。2週間の再延長が決まったがタクシーの状況変化が極端にないかぎり状況報告はしない。
10:00ころまではいまいちパッとしなかったが、東小岩から室町の¥6200と室町から碑文谷の¥5900。そして碑文谷から六本木の¥4000と立て続けに御乗車。
夜20:00以降営収が伸びるかと思ったがそれほどでもなかった。20:00以降は新宿に入りびたり。というのは3桁ラッシュ(移動距離が短い)が続いたのが要因。
また日曜日のこの時間帯は六本木や池袋も人出が少ないと思ったので空車時間を極力短くすることにしたためなのだ。本当は城西エリアに向かいたかったが新宿から30分はかかるために今回は新宿で営業すると決めたのだ。
最終結果はタクシーの乗車回数は無線配車8回(20%)、流し33回(80%)の合計41回。タクシーの営収は¥63000。
しかし日中の人出は増加している。
まとめ
2月8日から3月7日までの1か月間の状況を記載したがこの状況が頭打ちであることを望む。
しかし在宅ワークにより企業のオフィス縮小が進むにつれ、都心で働くサラリーマンはしばらく減少傾向にあるだろう。
ある程度ワクチン接種者が増加すれば免疫を持つ人が増え、新型コロナはインフルエンザと同様になるだろうと言われている。全てのタクシードライバーは心から願っていることだろう。
そうなるといつも通りの生活が戻りタクシードライバーも稼ぎやすい状況になると思う。
筆者はバブル崩壊やリーマンショックと経験したが状況が変化したときにタクシードライバーはどう動くかタクシーをどう流すかがキーになるような気がする。変化に追従した行動が出来ないドライバーは営収が減少している。
これからタクシードライバーに転職されるかたは変化したタクシー市場で乗務するため逆に稼ぎやすいのではないだろうか。