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posted by fanblog

2019年04月15日

2つの幸せにありがとう

わたしは、2つのありがとうを伝えたい。

たった4年間と半年。


ここはわたしたちの生きた証。
わたしたちが暮らした空間。
わたしとあなたが暮らした暖かく思い出がつまった場所。
ほんとうの「幸せ」という言葉を教えてくれた場所。



わたしはこの場所がなければ、
こんなに濃い幸せを感じることはできなかっただろう。




そう。
この「家」はわたしたちの「幸せ」そのもの。




彼女とおうち。

2つにありがとう。





あなたはいつも「家に帰りたい」と言っていましたね。





彼女が最後に家に帰ってきた日。




久しぶりの一時帰宅。
歩くこともままならず、一時帰宅をもらうのも厳しかったあの日。

あなたは、どうしても。どうしても。
もう一度あの家に帰りたい。
そう言って、むりやり家に帰ってきたね。



わたしもあなたも
これが最期になるかもしれないってわかっていたけど。





彼女は末期の癌だった。




大好きなおうちで一緒に住めたのは4年半。
そのうち2年ほど、ほとんどが闘病生活だったけれど
どんなに苦しいことがあっても常に前向きだったあなた。


それは、「この家があったからこそ」だった。





あなたは建物が昔から好きで、いろんな建築物が載った本や、実際に見に行ったりすることもかなりあったね。
ここの曲線が好き。ここの隙間が好き。ここのガラスの切れっぱなしが好き。

わたしにはよくわからないところもあったけど
夢だった自分の家を作れることになった時
本当に楽しそうにデザインしていたっけ。

そのせいか、掃き出し窓がなかったり、生活感がない
ちょっと変わった家になったけど。
よく歯医者とか、事務所とか間違えられて。
でも、あなたはそう言われるのがすごく嬉しかったんだよね。



だって、本当に世界で
「たったひとつの自慢の家」なんだから。




彼女は、綺麗好きだった。
ただでさえ綺麗好きなのに、建物好きがさらに輪をかける。


1日何度も床をコロコロしてゴミを取る。
常に掃除してて、部屋はいつも綺麗だった。


点検の年が来ると、いつも褒められる。
だから、点検のおばちゃんが来るのが楽しみだった。



この家に住んでから、料理がすごく好きになったみたい。
楽しそうに料理をしていたっけ。
お皿も好きで、楽しみが増えたみたい。



イベントごとが好きだったけど、この家になってから
さらにパワーアップしたね。
そのままでも十分素敵な家だけど、白いこの部屋にはどんな飾りでも素敵になる。



本が好きだった彼女は、大好きな家で、好きなコーヒーやお茶を飲みながら、まったりと本を読む。
そんな時間が心地よくて好きだったね。



決まった時刻に窓から入ってくる日の光。
ブラインドと壁の隙間から入ってくる、細い光を見るのが好きだったっけ。


わたしが仕事に行く前に入ってくる光の線は、とてもすばらしい朝となり、夕方入ってくるその光は、彼女に素敵な午後のひと時をくれた。



彼女は部屋の角にちょっとした隙間を作るのが建物を綺麗に見せるといって、庭の壁にその場所を作った。
朝、わたしを笑顔で送り出して、庭の草を少し抜いてから家に入る。



闘病生活が始まってから余計、その
「小さなひとつひとつ」が「幸せ」だと言っていた。

それはこの家がくれた「幸せ」



彼女が最後にこの家に帰ってきた日。

歩くこともままならないのに、どうしても自分で立って、家の壁たちを触りたい。そう言って、ゆっくりゆっくり。
大事に大事にさすりながら、話しかける。
いつもありがとう。ありがとね。





もうすこしで5年目の点検が来るってのに、
彼女は空へと飛び立った。



ある時、彼女はわたしに言いました。
あなたは毎日当たり前だと思っているかもしれないけど
この家。本当にかっこいいよ。
本当に素敵な家だよ。



わたしは毎日を当たり前に過ごしていたことに気付かされた。
というより、痛感したんだ。
明日は当たり前ではないんだ。




彼女がこだわったスリット窓。
彼女がこだわったキッチン。
彼女がこだわったパントリー。。。

この家のいたるところに彼女がいる。
そう。彼女はここにいたんだよね。




なんだか暗くなってしまう話だったかもしれないけど
そうじゃなく素敵な思い出。



わたしはこの家が好き。



いつもわたしたちを守ってくれた家。

心重ねたこの家。

小さな幸せが幸せだと教えてくれたこの家。

あなたがここにいた。

この家。




ありがとう。

ありがとう。

幸せをありがとう。



この「家」は
わたしたちの「幸せ」そのもの。



彼女とおうち。
2つの幸せに「ありがとう」











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2018年10月27日

癌チャリティーイベント

リレーフォーライフさんの
癌チャリティーイベントに参加してきました。
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妻がなくなってから、誰かの役に立ちたい。
そう言っていた妻のかわりに。
支える側のきもちがわかるから、自分も何か役に立ちたい。

そんな思いでいました


だから、このイベントはわたしたちにとって
とても大きな夢でした。

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まさか、パフォーマンタロウとして
パフォーマンスをするとは全く思っても見てませんでしたが、、笑







また、
当日朝刊で、朝日新聞に載せていただきました。

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朝日新聞の記者さんに、一年前くらいから取材をしていただいてました。


たくさん、やすこのことをはなしました。
だからなんか

突然前日の夜。朝刊に載ることに決まり、バタバタっと記者さんと別れのあいさつを交わして

当日も来てくださってお話ししたけど、
突然の寂しさでなんともぽっかりです。


もうやすこのはなしできないのかなって
さびしくなりました。




急な朝刊になったのに、とても素敵にまとめていただきました。
*
内容に感動しました。
あー。自分のことをわかってくれていたんだなーと、
感謝しかありません。

ありがとうございました




すべては、このブログから繋がっています
このブログを書いていなければ
ここまで繋がっていかなかったと思います



それは、見てくださった方々の応援

ここからフェイスブックやアメブロで繋がって応援してくださったり

このブログにコメントくださったり。


皆さんがいなければ、まず
ずっと暗闇から出てこれなかったと思います


今でも落ちますが、出てくることができなかったと小間います。

ありがとうございます。






ようやく夢がかなったけれど
仕事としてももちろんだけど
このような癌関係など
これからももっと活動していきたいとおもいます。



やすこ。いつもありがとう


パフォーマンタロウ
http://performantarou.wixsite.com/performantarou






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妻が子宮頸がんで亡くなり 毎日は当たり前でないことを痛感 どう生きていくか模索中 HP パフォーマンタロウ アメブロ http://ameblo.jp/taro-sippo
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