映画 「の・ようなもの」 は見ておきたい
2014年11月09日 05:25
好きな映画は何かと言われると難しい。ジャンルなんて溢れている。
しかし、投資を含めて負けを味わうことに趣を感じる頃には、この「の・ようなもの」を薦めたい。
難しいことは考えずに最後の道中付けとバブル漂う超長廻しで前向きに生きよう。
実はアルゼンの予想で疲れた。
またみやこSはおもしろさ反面、まとめるには時間が掛かるので、少し飲みながら、古き良き競馬とバブルの余韻をもったこの映画を転回して批評してみた。
「の・ようなもの」
・1981年制作
・監督、脚本;森田芳光
・主演:伊藤克信
また他にも批評したい映画はB級からZ級のマイナーゾンビ映画なんかまであるが、画像の扱いに困りはて後回しにしていたせいか、映画カテが寂しいことになっている。(主に著作権のせい)
しかし、この「の・ようなもの」なんかは画像つきで感想したがったが、いかんせん時間がないが、負け続きの今、験担ぎも含めてテキストベースでも書く気になった。(ただし、と言ってはなんだが、あとで画像付きで批評したい)
さて、森田芳光のファンには申し訳ないが、この監督、自分にとってみると駄作の多い印象しかない。理由については好みもあるから。あえて書かない方が良いだろう。
しかし、このデビュー戦「の・ようなも」は誰でも男女問わず琴線に触れるシーンがある。冒頭から前衛的に未来を語るシントト。これは最後の超長廻しの飲み会シーンまでを覆う。この映画、一言で言うと未来への寂しさ、と言うとうべところか、飄々と、あるいは脳天気に構つつも時代に流れされながら、主人公が本音を出していくところが面白い。ここはコメディーと皮肉が描写されている団地のシーケンスがわかりやすい。
また、あらすじは相変わらずググってほしい。
おいといて。
とにかく、何が言いたいって、主人公シントトの道中付けである。
家路につくまでのタグつげは、踏み込めば、中原中也の詩にも似ている。
面倒で書籍からださないが、確か、蕎麦がどうのとのたまっていたところだったと思う。
また話しはそれたが、ここのテンポの良さは落語の「黄金餅」から来ているらしいが、ほんとにテンポがいい。視聴すると口癖になるが、たまに自分でもシントトシントトとつぶやいてしまう。また突然だが、あのロッキーが港をバックに走り出すシーンの反転したオマージュなのかと言うほどダウナーなテンポでもる。さらに飛ぶが、有馬記念なんかの外れ馬券の列はこの雰囲気によく似ている。
以上道中付けについて並べ立てたが、自分なら時間を遡って、過去から道中付けするのも面白いかなと思うが作品世界を壊すので、ここでは話しを膨らませない。
それにしても、シントトの表情がいい。
コメンタリーから監督に引き出された感のようだが、同性として情が移る。なんといっても発端は結婚話では身につまされる思いだ。
まだ書きたり無いが、兄弟子を祝う飲み会のシーンに移る。
この屋上で飲み会から最後テロップまでの長廻し。
バブルとはなにか?といえばこの10分以上にわたる飲み会からを撮り続け、テロップにまでつなげるシーンを見てほしいと答えたい。じぶんの表現としてはこれが限界だが、酔いも回ってきたところで切り上げるのが上々か。
次は作品繋がりで、テキストトベースの内に相米監督の「台風クラブ」を批評したい。
合わせて、「ションベン・ライダー」なんかもいい。
しかし、投資を含めて負けを味わうことに趣を感じる頃には、この「の・ようなもの」を薦めたい。
難しいことは考えずに最後の道中付けとバブル漂う超長廻しで前向きに生きよう。
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またみやこSはおもしろさ反面、まとめるには時間が掛かるので、少し飲みながら、古き良き競馬とバブルの余韻をもったこの映画を転回して批評してみた。
「の・ようなもの」
・1981年制作
・監督、脚本;森田芳光
・主演:伊藤克信
また他にも批評したい映画はB級からZ級のマイナーゾンビ映画なんかまであるが、画像の扱いに困りはて後回しにしていたせいか、映画カテが寂しいことになっている。(主に著作権のせい)
しかし、この「の・ようなもの」なんかは画像つきで感想したがったが、いかんせん時間がないが、負け続きの今、験担ぎも含めてテキストベースでも書く気になった。(ただし、と言ってはなんだが、あとで画像付きで批評したい)
さて、森田芳光のファンには申し訳ないが、この監督、自分にとってみると駄作の多い印象しかない。理由については好みもあるから。あえて書かない方が良いだろう。
しかし、このデビュー戦「の・ようなも」は誰でも男女問わず琴線に触れるシーンがある。冒頭から前衛的に未来を語るシントト。これは最後の超長廻しの飲み会シーンまでを覆う。この映画、一言で言うと未来への寂しさ、と言うとうべところか、飄々と、あるいは脳天気に構つつも時代に流れされながら、主人公が本音を出していくところが面白い。ここはコメディーと皮肉が描写されている団地のシーケンスがわかりやすい。
また、あらすじは相変わらずググってほしい。
おいといて。
とにかく、何が言いたいって、主人公シントトの道中付けである。
家路につくまでのタグつげは、踏み込めば、中原中也の詩にも似ている。
面倒で書籍からださないが、確か、蕎麦がどうのとのたまっていたところだったと思う。
また話しはそれたが、ここのテンポの良さは落語の「黄金餅」から来ているらしいが、ほんとにテンポがいい。視聴すると口癖になるが、たまに自分でもシントトシントトとつぶやいてしまう。また突然だが、あのロッキーが港をバックに走り出すシーンの反転したオマージュなのかと言うほどダウナーなテンポでもる。さらに飛ぶが、有馬記念なんかの外れ馬券の列はこの雰囲気によく似ている。
以上道中付けについて並べ立てたが、自分なら時間を遡って、過去から道中付けするのも面白いかなと思うが作品世界を壊すので、ここでは話しを膨らませない。
それにしても、シントトの表情がいい。
コメンタリーから監督に引き出された感のようだが、同性として情が移る。なんといっても発端は結婚話では身につまされる思いだ。
まだ書きたり無いが、兄弟子を祝う飲み会のシーンに移る。
この屋上で飲み会から最後テロップまでの長廻し。
バブルとはなにか?といえばこの10分以上にわたる飲み会からを撮り続け、テロップにまでつなげるシーンを見てほしいと答えたい。じぶんの表現としてはこれが限界だが、酔いも回ってきたところで切り上げるのが上々か。
次は作品繋がりで、テキストトベースの内に相米監督の「台風クラブ」を批評したい。
合わせて、「ションベン・ライダー」なんかもいい。
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