2015年03月03日
観劇Treasure Island/宝島 作 Robert louis Stevenson
写真はWEBより拝借いたしました
観劇Treasure Island/宝島 作 Robert louis Stevenson
翻案Bryony Lavery
National Theatre
宝の地図を偶然にも手に入れた 港町の小さな町で宿屋を営む おばあさんを助け暮らす少年が
海賊たちと共に宝探しの旅に出 様々な体験をし少年から青年へと成長を遂げる物語
は 余りにも有名であります
2012年夏 英国アントロポゾフィ劇団Gloucester Theatre Company(政府芸術支援の枠から漏れ
現在活動しておりません) 演出Alexander Gifford, 製作Adrian Locher 公演に参加しましたので
このNT版を観てまいりました
今もって 宝島は 英国の子供たちにより繰る返し読まれる本でありましょうか?
その辺りのところは存じ上げませんが 大層な人気な舞台であります 昨年暮れの家族ショーに始まり
現在も週末は略満席でありました
翻案はわたくしどもの使ったものとは違い 原作により近く書かれておりました
が若いお子さんには多少難しかったのではないでしょうか
子供特有の明るい盛り上がりを余りみられませんでした
連れの親御さんたちは大層楽しんでおいでのご様子でしたが。。。
家族ショーとなりますと 英国特有パントの手法 お決まりのお笑い頂戴ネタばかりなのです も
殆ど使われず まず安心いたしました
この英国パントは劣悪な芝居でありまして もうお仕舞いにするべきだと演劇関係者は声を高く上げております
にもかかわらず 未だに学校が休みに入りますと 英国中で盛んになります そのお陰で
普段仕事の取れない俳優にとりましては ありがたい仕事の機会であり 地方劇場も子供で満たされますから
やはり止めるわけにはゆかないのでしょう しかし悲しい程お粗末な芝居なのです
子供は物の本質を見極める力を持っておりますから また上質な舞台を子供の頃より鑑賞し
眼の肥えた観客を育てるのが教育の担うところでありますから 子供騙しは今直ぐ廃止にして頂きたいと
願ってやみません
さて 俳優方は皆さん無難な演技をなさっておられました パンフレットの俳優案内によりますと
やはり どの役者も英国内で有名演劇学校をお出になっておられます
NTで仕事を得るわけですから当然でありましょう
上の写真(NT WEBより)でも紹介しております NTの舞台美術はいつもながらすばらしい
3段重ねになる回転舞台を海賊船に見立て また客席上部に電球をぶら下げ
航海に必須な天空に浮かぶ星星を表しており 船はいつも客席へ向かい航海が続くように設定されておりました
同じNTプロダクションの War Hourse には見劣りしますが まだまだ上演は続けられることでしょう
と たのしい演劇
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