2014年12月22日
観劇「フィリップ プルマンのグリム童話」 BARGEHOUSEに於いて
写真はどれもWebより拝借いたしました
観劇「フィリップ プルマンのグリム童話」 BARGEHOUSEに於いて
BARGEHOUSEはテムズ河南河川開発により かつて ヘンリー7、8世時 名のとおり
王室はしけ行列の為に使われた赤レンガの館を劇場として使っています 何の飾りもない只だだっ広い部屋が
残るのみの建物でありますが 木製手すりに鉄枠飾りに木製手すりの付いた階段は 古を想像させます
このお芝居では 建物全体をドールハウスに見立て お話毎 テーマ別に装飾された部屋へと通されます
その部屋は 薄暗いオレンジ色電球が何千と天上より下がり アンティックな写真 鏡 ドレス そして
現金代のガラクタ が混じった 幽霊も住んでいそうな怪しく不思議な空間に設えてあります
舞台空間は長方形の部屋の中央で 客席は板製長いすが部屋の両端に並べて置いてあります
ディズニーが子供向けに美しい童話に翻訳しました しかし グリム童話は幼児を虐待する親を描いた恐ろしい話
が昨今通説でありまして Philip Pullman もなのでに可能な限り原話忠実に翻訳したとあり
劇場案内には大人向けですが 勇気のあるお子供さんも受け入れます とありました
霊界叡智の語り部として特別重要な存在とし扱っております 4つの神秘劇中にも 一つづつ計4つの物語が
バルデ婦人により語られ 婦人は神秘劇3で自身のこの物語る力について 物語が
霊界より自身に流れてくるのを只 口が勝手に喋るだけなのだ と表現してりますように
物語の語り手は霊界よりのメッセンジャーなのでありましょう
そのメッセンジャーを俳優たちがどう演じるものかと 興味をもって出かけました
物語りといえば 大概 一人の語り部が 登場人物を演じ分けながら ナレーターとして
流れを追って行くものですから しかし 今回の物語は 俳優一人一人が 物語に登場する人物の
一人の役を演じ しかし 台詞は全て 直接話法で語られ なので 台詞を喋る際 最後に必ず
「。。。」と言った と付け加えるのです そうすることで ナレーターの役をも表現し 面白く拝見しました
それから もう一つ
お話「忠誠なヨハン」に登場します 禁断の部屋に飾られた 黄金の戴の王女
このお話を読んだ人なら おそらく誰も 純白無垢な美の象徴ともいえる 目も覚める程光輝く長い金色の髪と
全身に黄金を纏った美しい王女を想像したのではないでしょうか がそこには
黒光りする程 はつらつとした美しい肌を持った スラリと背も高く 長い手足の 金色がとても良く映える
黒人の王女 がいたのです 王子とハンスは白人男優が演じます この日の観客は皆さん白人でしたから
おそらくわたくし同様驚いたことでしょう 演出 Philip wilson によるものです
語り部は 時間 人種を超えて 重要なメッセージを語り継いでいくのですね
と たのしい演劇の日々
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