2014年10月28日
鑑賞バレエ「MANON」The Royal Ballet
写真はWEB(Manon ではありません) より拝借いたしました
鑑賞バレエ「MANON」The Royal Ballet
Natalia Osipova バレエを学ぶ知人に 第2のSylvie Guillem だと薦められ
Kenneth Macmillan 振り付けによる「MANON」をRoyal Opera House で観てまいりました
今回も一月以上も前にチケット予約を試みまして 複数のソリストがManonを踊りますなか
Nataliaの回は最後の一枚残るのみ その人気の高さに 大慌てし その最後のチケットを手に入れ
一月以上も先のこと 2度もの備忘メールも受け取り 心待ちした鑑賞会でした
Royal Opera Houseへ行きますと 歌舞伎座を思い出します
ご贔屓筋の方々は 豪華に着飾り 公演 前 休憩中 劇場ホールレストランで食事を頂ながら
会話を弾ませる そのレストランは被いがありませんから 余所者には その英国貴族文化の匂いを残す全てが
鑑賞の対象となり こちらも大いに面白く拝見いたしました
さてNatalia Osipova の MANON 推薦の知人によりますと 演劇的表現に重きがおかれた演目で
彼女の稀に見る高度なバレエを十分見せる作品ではないとの事でしたが
まるで重力を逆手に取ったかの 軽やかにどこまでも高く舞い上がるジャンプ スピン そして
しなやかな細い四肢から溢れ出る情感に 観客は我をも忘れ 大劇場は喝采と歓喜で満たされました
ところで シュタイナーは彼の生んだオイリュトミーをダンスやバレエと分類されるのを好まないようですが
オイリュトミーが 身体を表現手段としますから ダンスに分類されるのでしょう
バレエは 表現手段である身体を 歴史的研究により練り上げられた基本訓練を基に幼少の頃より磨きを掛け
踊る身体を作り上げるわけです しかも誰でもが高いレベルまで鍛え得るものではなく
もって生まれた健康で柔軟な四肢 踊ることを天性とする基本の資質の上に
質の良い訓練を長年重ねることで 完成されます
美への飽くなき憧れ ルシファーの光と人間の絶えざる努力が バレエ芸術という結晶を創り出した
長らく愛される所以でしょうか
と たのしい演劇の日々
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