2014年10月05日
観劇「KING CHARLES V」 by Mike Bartlett
観劇「KING CHARLES V」 by Mike Bartlett
この春 Almeida Theatre(off west end)にて大成功を収めた新作です
春のチケット入手に失敗いたしましたので 秋Wyndham's Theatre(west end)での再演は
早めに前売り予約をいれ 観てまいりました
Mike Bartlettはシェークスピア歴史劇風にこの戯曲を仕上げかったとかで
現代版王族物語 シェークスピアも使った 弱強五歩格/iambic pentameters の
無韻詩/BlankVerse で書き上げられております
iambic pentameters シュタイナーの言語造形学校Artemisではじめて体験しました折
大変な感動でありましたのを思い出します
しかし 観劇で 内容を理解する英語力には至っておりませんので 必ず観劇の際 もし手に入れば
戯曲を買い求めます
iambic pentameters で書かれた戯曲は ページのレイアウトでそれかと辛うじて知れますが
現代英語の台詞を聞いている限りでは それと判りませんでした
さて大好評の現代劇です
現在映画化されましたLaura Wade原作 2010年「 Posh 」の「The Riot Club」同様
貴族の暮らしぶりや 皇室の内側を覗くのを大衆は好むのです
英王室皆さんによく似た俳優を また似せて作ってあり もうそれだけで観客は大喜びします
エリザベスU死後の王位継承 政治と君主の関係 若い王子の放蕩 そして
現王位継承一位のチャールズが息子ウィリアムに 王位を奪われる件は
シェークスピア歴史悲劇の香りがし 心打たれました
英国は立憲君主国家です 日本の天皇同様 英国王も政治に干渉を認められておりませんが
精神面での影響は絶大です
君主制を反する国民も多くありますが ロイヤルファミリーは茶の間の話題をさらいます しかし
日本神話/精神文化の基幹にある天皇存在とは大きな違いを覚えます
海外に暮らしますと 母国の素晴らしさをつくづく思い知るのですが シュタイナー「神秘劇」理解には
ギリシャ ローマのみならす メソポタミア インド 中国 神話の係わりなくして語れませんので
神話/皇室 も人智学的視点から見るのもよいでしょう
と たのしい演劇の日々
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image