救急病院でMRIの装置にかけられ、あのドームのような装置を通過する時
頭の中は工事現場のような音でガ、ガ、ガ、ガ!
ビ、ビビ、ビビ、とすごい音が響きます
やがて、主治医から画像と診断が告げられます
”脳梗塞です”
そうか、やっぱりな、
病院に向かう道中、私は自分の身体、脳内に異変が起きているだろうと運転する妻
に話していました
それは、夜中に起きた時に昔読んだ漫画のあるシーン
そう”課長島耕作”の1シーンが浮かんだからです
ドクターは私たち夫婦の変に落ち着いている姿が気にいらないのか?
”入院しますか?”
と聞いてきました
”えっ、手術とかしないのでしょうか?”
”開頭手術とかはしません、点滴のルートを2本入れて、ここにある梗塞部分を溶かします”
”通院とかで治るのでしょうか?”
”いえ、48時間は安静と経過に注意が必要です、その後様子を見ながら機能回復訓練が必要になります”
ドクターが患者のくせに冷静だな、という感情が読み取れたので
”入院させてください”
とお願いをしました
入院当日が日曜日の朝なので集中治療室の一番手前の個室で私はさまざまな装置に繋がれていました
酸素マスク、心電図、呼吸、血圧、血流etc,がわかる装置です
ストレッチャーで運ばれベットに固定されているので周囲のことはあまりよくわからないのですが
奥の部屋に何人が収容されているようです
うめき声や機械装置が発する、ピコン、ピコンという音、看護婦やドクターが走り回る足音だけが聞こえます
何時間くらい眠りに落ちたのでしょうか?
ふと目が覚めると私がベットに横たわる姿が足元に見えました
すると、突然奥の部屋の方から何か?警告音のようなものが鳴り始めました
リリリー、リリリー
素人の私にも誰か?が危険な状態になっているとわかります
大変!誰かを呼ばなくっちゃ!
私は心配していました
すると、廊下のほうから誰かの足音が聞こえ
入口のカーテンをシャー!とはねのけ一人の看護婦が飛び込んできました
そして、私の身体に触れ呼びかけます
”大丈夫ですか?聞こえますか?”
その瞬間、私は自分のボディに戻り近くに見える看護婦に答えました
”大丈夫、ありがとう”
その後、ドクター他何人かがやって来て
注射なのか?点滴に入れたのか?いろいろな処置をしていただけました
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