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2012年09月06日
オープンコンペで出会った人2
オープンコンペで、1人組み合わせで参加すると、いろいろな人に出会う。
近寄りがたい雰囲気の人。
すぐに打ち解ける人。
尊敬すべきゴルファー。
2度と顔を合わせたくない人。
特徴のある人を紹介しようと思うが、悪口になることが多いので、陰口の嫌いな人は、読み飛ばして下さい。



その男は、細かいことにも気の回るいいやつだった。
同組者のナイスショットには、忘れることなく賞賛の声を上げる。
カートをグリーン奥に回すのを誰も気がつかなければ、アプローチの一番遠いそいつがカートに乗って、それをした。
「あ、すみません。気がつかなくて。」
そんな声をかければ、
「いや、ぜんぜん大丈夫です。」
まったく曇りのない声と笑顔で、そう答えてくれた。
本当にナイスガイ。

その日、私のドライバーは絶好調だった。
その男は、私がドライバーを打つたびにほめてくれた。
「いや、すばらしい飛距離だ。」
「力みがないですよね。軽く振っている。それであれだけ飛ぶのがすごい。」
「またまたフェアウェーど真ん中。いやあ、すごい。すごい。」
「ナイスキック。振りぬいているから、斜面も味方に出来る。」
その男の賞賛が、ますます私のドライバーを絶好調にした。

午後の数ホール目にチョロを打った。
なんだか、その男に申し訳なかった。
「あれぇ、珍しい。」
「いやあ、実力が出ました。」
「なんのなんの。今のはどうしたの。打ち急ぎ?左が気になった?リズムが狂った?」
私のドライバーは230Y先のフェアウェーをとらえて当然、疑うことなく、そう思っているらしい。
「いやあ、ほんとに珍しい。ああいうこともあるんだ。もったいない。もったいない。」
本気でそう嘆いてくれる。

昔、「褒め殺し」という言葉があった。
このナイスガイは、その道の達人かと疑った。
ミスショットをして、他人に申し訳ないと思うなんて、なんだか変だ。
そう思わせるその男は、純真なゴルファーだったのか、褒め殺しの達人だったのか、いまだに悩む。

あれだけ褒められると、どうしたって舞い上がる。
期待にこたえようと、無理もする。
無理はスコアーに現われた。

Posted by TM at 18:40 | その他 | この記事のURL
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